数ヶ月前に知り合ったイタリア人女性(21歳)の被害のお話を書きたいと思います。
このブログで、コルシカ島のチェルノブイリ被害を以前書きましたね。
甲状腺問題や、子宮周辺の病気が増えた事、最近、イタリアの研究者チームの発表もありました。
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/enerzine727-9ed.html
フランス政府は原発推進なので、その一切認めませんが。。そしてフランスの裁判所もコルシカの被害はチェルノブイリとは関係ないとの判決もだしています。
(広島平和メディアセンターのHPコルシカ島に付いての記事があります)
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20130228134042915_ja&query=%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25B7%25E3%2582%25AB%25E5%25B3%25B6
ちょっと前にフランス語学校で、21歳のイタリア人の女の子と中が良くなった話を書きましたね。
彼女は数少ないラディン語の母語話者で、
次にドイツ語、3番目にイタリア語が得意だと言っていました。
私が今パリで脱原発のアソシエイションに入っていると彼女に言うと、
彼女の地元イタリア南チロル地方(トレンティーノ=アルト・アディジェ州)も汚染が激しく、彼女のお母さん達は大変だった事を話してくれました。
牛乳も飲めないし、キノコも長い間食べなかった事。
そして、彼女はストレスが溜まると、皮膚にアレルギー症状が強く出てしまうこと。
今年の初め、そのアレルギーが体から首まで上がって来て、顔にも出てきそうだったので、17歳から4年間していたセラピストの仕事を辞め、ベビーシッター兼住み込みでフランス語の勉強にパリに居る事を話してくれました。
彼女の手は、象の様な皮膚に変わっていました。これでも大分良くなって、首や体のアレルギーは大分消えた。
少し残るだけと話していました。
足にはたくさんの毛細血管が浮き出ていました。これはなかなか消えないと話してくれました。
彼女の象の様な皮膚は、コルシカで彼の義理のお父さんの皮膚アレルギーの様子と全く同じでした。
それから毛細血管が浮き出た皮膚もその義理のお父さんと同じでした。
彼女曰く、地元の友人たちにもこのようなアレルギーが出ている女の子が何人か居ると話していました。
21歳の彼女はもちろんチェルノブイリの直接の被爆はありませんが、山での暮らしをしていて、
お父さんとお母さんは木工の職人だそうで、家には山羊やロバがいる農家の様な生活をしていたようです。
もちろんそうなると、自然の木の実やハーブなども長い間食べていたんだと思います。牛乳やキノコなども最初の数年は控えても、
半減期が長いモノはなかなか消えませんからね。
内部被爆が蓄積した結果なのですね。
山育ちの彼女はとても明るく前向きです。そんな事も私に一回話しただけで、後は毎日ポジティブに精力的に動いています。
それから、今考えると、アレも放射能被害なのかなというような症状の人たちにヨーロッパで何人か会った記憶があります。
考えてもその人の経緯も解らないし、はっきりしない事を書いても良く無いので、ここでは控えますが。。
ちょうど、チェルノブイリの爆発が起こった前後に生まれた人たち。自分の病気に付いて公言なんて出来ませんよね。
その人たちの事も思い返し、表にならない、声に出ない被害はまだたくさんあるのだなと思います。
皆さん、長い戦いになりますが、ちょっとの食べ物への気遣いをしてくださいね。
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