ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

コルシカ島遅いバケーション2

もう9月も下旬、またあたたかくなったパリ。半袖でもオッケー、ラッキー。
私たちがコルシカに居る時は寒かったらしいんだけどね。
もうベルリンは秋真っ盛りかな〜?

ヨーロッパも北の方に住むといちいち天気で一喜一憂するんですよ。
パリはロンドンとかベルギーとかね天気があまりよくない部類の地域に入る。

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まあ、そんな話は置いといて、そうコルシカ島

今回、初めての夏のコルシカ島で、大自然っぷりを体で味わい本当に感動した。

マズ始めに、彼の友人に連れられ、川や滝壺で泳いでみる。






友人の愛娘。


この滝壺が最高に綺麗だった。エメラルドグリーンに光っているだよ〜。おもわず飛び込む。相当冷たい10度無いと思う。






というのも島の人々が開発をギリギリに抑えて、島の自然を守っている。以前も書きましたが、

夏は海岸も観光客に荒らされないようにパトロールしたり、(テントも張っちゃダメ)

海岸の近くには新しい建物は立てたらいけないって規則があるんだけど、役人に渡す袖の下次第で、建てられちゃったり、
買い取られちゃったりするんだけど、人の居ないときにひっそり爆破しちゃったり(笑)。
守り方も凄い。

http://d.hatena.ne.jp/halloo/20130213


何千年もの間フランスやらイギリスやらイタリアやらの大国の占領地になったり、
チェルノブイリで島も汚染されたし。(病人は事故後、急激に増えたのにフランス政府はその汚染や病気を否定している。)

その昔、70年代コルシカの海がイタリア人に荒らされたりしても、(イタリアは近いからね、珊瑚乱獲とか、船とかから流れ出る重油とか薬品類)
市民団体が動くも、全くフランス政府は全く手を打ってくれなかったらしい。

今、コルシカの人は、政府とか全然信用していなくて、誰かが何かしてくれるとは、まったく思っていない。

もう自分たちで守るしかないって感じで、島を守っている。




だからこそ、コルシカの海はあれだけ綺麗だし、大自然も残されている。


90年代まで、まだ貧しい島で、やっぱりフランス本国に出稼ぎに出たり、アメリカ大陸に出稼ぎに行く事が当たり前だったんだ。

こんな島を守る思いが積み重ねられ、現在もコルシカ魅力の大自然が守られ、人を引き寄せる事になる。
そして、ここ10年間で、フランス本国や外国から移住してくる人も多く、住人がなんと倍になった。(約30万人)



どんどん内需が拡大していくんだね、コルシカ島はそんなに大きな島じゃないし、(埼玉と千葉を合わせたくらい)今は工場とかもほとんどないんだけど、(昔は鉱物が取れたりしたらしい)


現在は経済的にフランスのなかでは、良い方なんだって。


自分たちの手で守って来た結果なんだね。




インターナショナル化の加速で、同じ様なものがどこででも手に入るようになってね、
どんどん本物の価値や魅力はその土地、土地の郷土にありって多くの人が気づき始めている。


日本文化は欧米の感覚と違うから、これだけフランスに人気なのと同じことでね。

それは付け焼き刃ではない魅力って事なんだよね。







つづく。。。


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