ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

低汚染地域で生きる


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本当に、何かが裏から操作して、世論を作っていく。そして、それが言いたい放題になっていく。


山本太郎の嘆願書「子供と労働者を被ばくから救って下さるよう、お手をお貸し下さい」それがバッシングの対象になっている。

今日、こんな記事を読んで、心が痛む。



何度でも書くが、私の彼の実家コルシカは、チェルノブイリから2000キロも離れているのに、汚染され、フランス政府が何の手だても取らずに、
今病気の人が多い。27年もたってね、それも病気は5年後、10年後、15年、20年、25年とゆっくり、ゆっくり時間をかけて

増えていく。今も裁判はされているが、政府は絶対に認めない。



もう、コルシカ島の人々は、多くの人が、日頃から病気を抱えているのに、なにも変わらないから、と前向きに日々生きている。

でも、その病気は本当に深刻なんだよ。皆、考えないようにしているけどね。

原発推進のフランス政府はテコでも動かない。




私の彼の妹さんは、今年子宮摘出手術の予定だったけど、2人目が生まれた後から、子宮の調子が良く、手術しないでもよさそうだ。
本当に良かった。

でも、以前何度か子宮周辺の手術をしたせいで、その後遺症は残る。日々の生活に支障がある。


そして、今年から新しい病気が始まった。まだ35歳と若いのに、視点が定まらなくなってきたらしい。これも、被爆の症状らしい。



私の彼も、筋肉組織の問題がいろいろある。夜寝るときに、心臓の辺りがキューと痛くなるらしい。私はこれを心配している。

強い耳鳴りもこの10年来止まった日は無い。


セシウムは子宮と筋肉組織に溜まる。




汚染されたからって、コルシカ島から出る事はもちろんない。全ての運命を受け止めて、日々普通に暮らしている。そして妹さんは、自分の子供は健康であって欲しいと、食事に毎日気をつける。

コルシカ島は、お昼を学校で食べても良いし、家で食べても良い。選んで良い習慣がある。

学校で食べると、どうしても粗末な給食になるので、車で毎日お昼の時間は子供を連れて帰り、家できちんとした手料理を食べさせる。



毎日は大変だよ。朝、学校へ車で送りにいって、昼も送り迎え、それから学校が終わってから迎えにいく。

毎日車で4度も行ったり来たり。生まれて10ヶ月が経った赤ちゃんも居る。

毎日じゃないけど、仕事だってしている。今年のクリスマスの夜は当番らしい。。。




自分だって、健康な体じゃないのに、そうやって頑張っているんだ。子供を思う母の思いは強い。



そういう、思いを男の人はちゃんと解って、支えて欲しい。原発問題、意見が違うからって、言い合いになったりせずにね。





一人、一人の思いを繋げて、お金儲けばかり考えている様な人たちの思うままじゃない、日本になっていってほしい。




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