ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

生涯子なしの理由、医療負担

今日、こんな記事を読みました。

toyokeizai.net

なるほど。。自分もその中にほぼ入ることが決定している今年。

思うことが。

ドイツもフランスも実は白人系の出生率

国全体の公表されてる出生率より低い。

中東系やアフリカ系の家族はいまだに子沢山だからね。


で、それを考慮しても日本がかなり高いというのは、まず

ヨーロッパで30代後半で出産する女性のほとんどが、不妊治療タダで通っているという事実。

やはり30代後半になると、医者に行った方がいい積極的に行くという風潮がある。

というか、全体的に女性に知識が豊富。

で、それはその不妊医療がタダ!っていうおかげなんだと思う。

で、男性にも原因があるというスタンスでヨーロッパでは治療される。


男性側のいろんな検査もタダ。



私の周りで、30後半、40代前半で初産だった人は

体外受精が多い。で、42歳までかな、体外受精もタダなんだよね。

(一人例外が中国人の30代後半の女性が、わざわざ上海へ有名な医者の不妊治療の漢方薬を処方されるために帰っていたとかね。)



一人、一人色んな理由があって、その歳になってしまって、それは一概には言えない。

それで、ようやく体のリミットが来てハッとした時に

救済策が日本には無かった。


で、去年4月から保険適用になったらしいけど、


3割負担でも、大分良くなったけど、日本の不妊治療ってウン百万って
かかったと友人から聞いてね。。。数年前。。。

多分3割負担でも100万くらいかもしれないよ。。




多分、そこまでの高額治療でもないものを必要以上に高額にしていると思うんだよ。

内情はね。

例えば、日本で海外渡航でコロナの陰性証明を取るのに2万いくらかかるって
そういう時期があった。空港だと3万とか。。。。
それから自分で検査するキットもマツキヨで1キット3800円とか。

ぼったくりなんだよね。

フランスでは完全自費でも薬剤師の証明書付きで24ユーロだし、
自分でやる抗原検査キットなんか一とセット3ユーロ。5セット入りで11ユーロ。



とにかく、外国に住まないとその辺の
日本の医療のボッタクリ加減っていうのがね。わからないよね。






それから、ヨーロッパの婚外嫡出子の多さ。


日本ではシングルマザーになったら最後、人生お先真っ暗という。


ヨーロッパはなぜか、シングルマザーは大変は大変だけど、


社会全体がそれも有りだと受け入れ態勢がある。

とりあえず、最低賃金だけど、ギリギリで生活できる保証がある。

子供がいるとね、早く社員を家に返さないといけない。

 

会社もそういうシフト組む。



多分、日本はこの辺が皆無。

会社は子供がいようがいなかろうが、早く帰らせてはくれないよね。

っていうか、そういうのは有り得ない。だから、労働環境をバッサリ変える
必要があることに、日本社会全体は気がついていない。

出来ないって頭ごなしに思っている。




それに離婚して、両親親権で別れても、両方に権利があるから

両方子供の面倒見ないといけない。


だからお金出すだけじゃなくて
男性も子供預かってちゃんと面倒見ている。

男性だって自分の子供に会いたいんだよ。

で、そういう出来る様に男性も会社が帰らせてくれるんだよ。そういうシフトが組まれる。





もちろん、中には女性に子供が出来てトンズラしてしまう酷い男性もいるんだけど。


そういう、やばい人の子供作っちゃっても、女性はしっかり産んで生きていってる。



それは、とりあえず、国のバックアップと

社会の受け入れ体制と、人の人生を、他人の人生として

まあ、必要以上にジャッジしないって事だね。

これはもう日本の極端な弱さだね。


人をすぐジャッジして、じゃあ自分はどうなんじゃいって。



あれやこれや

ヨーロッパ人も他人の話よくします。

でも、それは当たり前で、村八分になることはないんだよね。

言われている本人もそこまで気にすることじゃないというか。


人の話はするけど、そんなの人生いろいろあるよねって。

まあ、そんな感じ。