ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

ネタはたくさんあるのですが、書く時間がありません。。。。

今日は、懐かしい私の好きな国の一つであったアイルランドでのお話。

私はアイルランドにトータル7ヶ月ほど滞在しておりました。

その中で3ヶ月間ほどあるホステルに滞在しておりました。

その3ヶ月間の滞在で男女模様が日本とヨーロッパ人微妙な違いを
勉強させていただきました。その後からなんとなくヨーロッパ人の男女の有り方が
解ったような気がします。もちろん一人一人違いますが。

まず、そのホステルは最大35人ほどが泊まれる小ぶりなホステル
とてもアットホームなリラックスできる雰囲気で大体半分の人たちが長期滞在者でした。
私の部屋は12人部屋、全員が長期滞在者です。


よくみんなでご飯を作りあったり、パブへ2日に1回は繰り出していたので
長期旅行者同士はとても仲良しでした。短期滞在者も入りたい人はすんなりその輪の中に入りとてもよい雰囲気のホステルです。

私は、その空間が大好きで、この輪が壊れるのって嫌だなと考えていたものですから
あんまり色恋沙汰に巻き込まれるような事の無いように、注意していました。
(それはとても日本人的な発想だったような気が)

でもみんなそんな私の気持ちとは裏腹にとてもアクティブ、アクティブ
12人が住むその20畳位のへやには
夜になるとどこからともなく、ベットのきしむ音や、かすかな声がもれます。

いやしかし、この12人の長期旅行者部屋にはカップルなどどこにもいないのです。

はじめ私は始めびっくりしていましたが、だんだん時とともに慣れてゆきます。

ああ、この2人だったんだなと、その次の日なんとなく仲が良い二人がいるのですが
別に皆気にしていない様子。その仲で私一人がなんとなく、あの二人はどうなっているのだろうとハラハラしていたのですが、ほんと何も皆気にしていない。ちょっとスペイン系の男どもが笑い話のネタにするぐらい。

まあその二人は別にその後カップルになることは無く、ほどほどに近くほどほどに距離を置きつつ。はっきり言って私にはその当時???

だって皆友達のはずだけどな〜??

またまたある夜、同じことが、今度はこの二人か〜。

今度は少し女のこの方が積極的。ふむふむ。でも、男は普通に友達っぽく接している。〜

いや〜何か起こるよこれは。

ある夜、なんかなかなか進まない仲に、フラストレーションが溜まった
女のほうが、感情を爆発。次の日二人は知らん顔、でも同じ部屋で寝ています。

周りはまるで、何もないかのように、まるっきり気にしていない。

いや〜。この周りのあまりに気にしない様子に疑問を持った私は、私は何人かに質問した。

こうみんな一緒に長く住んでいて、いろいろ色恋ざたのドラマが起こってるけど
なんか気にならないの?

帰ってきた答えは”全く気にならない”
え〜そんなもんなのか。。。。。大人の意見だな。。。。

私はみんななんか半分家族のような感じがするから気になるよと言うと
私の出る幕ではないような感じに言われました。
まあそれもそうだ。

でも私はなんとなく理解したつもりでも、心の中では不に落ちていないので
気をつけて、中性的な立場にいました。そのせいか結構、男女ともに同じように仲がよく、居心地が良かったです。そして、その色恋沙汰があった男女の人はというと、やっぱり居心地が悪そうでした。

そうだよな〜。それ普通だよ。でもやっぱり違うのは周囲の反応。気にしない気にしない。
いい意味で無関心、いい意味で他人の行動に寛容。


そうだ 他人の行動に寛容。これですな。恋なんて周りがどうこう言う問題では無い。当人たちの方が
大変なんだからさ〜。


まあこのホステルではいろんな事が起こるのですが、まあ後々書いてゆきます。