ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。


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このフランスという国、住んでみると、複雑な背景といろいろな矛盾や表と裏の顔、真剣な顔、お気楽なところ、いい加減なところがあるのだなと気づいてきました。
まだフランス在住が1年を過ぎた程度なのですが、気づいた事をいろいろ箇条書きで書いてみたいと思います。




1、フランスという国は実は、本国以外に、植民地ならぬ海外県などをたくさん持っていて、その面積は本国の5分の1(日本に例えると本州の半分強)、人口は260万人ほどということ。
その海外県はもちろん手放しはしない。




2、原子力推進で、核保有国。国内にたくさんの被爆者(原発周辺地域)を抱え、
過去に元植民地での核実験、アルジェリアミクロネシアの国々にもたくさんの被爆者を抱えているということ。
国外や海に核のゴミを当たり前のように捨てていて、国がその被害を認める事は無い。



3、ヨーロッパの中では核保有も含め、一番の軍事大国。元植民地のアフリカ各地に現在もたくさんの軍が駐留しているということ。外国人部隊では、国籍、犯罪歴の有無など関係なく、テストさえパスすれば、あらゆる人を受け入れ、5年勤め上げるとフランス国籍をもらえるという。




4、紛争地域からの難民の受け入れは柔軟で、民間団体の国境なき医師団など、国際貢献もしている。






5、フランス国民の国際結婚が25%程度で人種の多様化はさらに進んでいるということ。
元植民地からの移民、難民受け入れや、海外県からの移住。外国人が多く、問題となっているが、解決策はない。







6、役所の事務処理がちゃんと機能しない事も多く、一人一人自分でちゃんと調べて、書類をちゃんと管理し、申請しないといけないということ。





7、観光客が年間8000万人以上で、国の人口(6500万人)より多い事。パリにある高級ブランドショップはもっぱら、外国人客の為ということ。






8、フランスはEU最大の農業生産国であるが、第一次産業GDPの占める割合はたったの2%、(日本1.5%)EUユニオンからの約110億ユーロにのぼる補助金に過度に依存している。観光を含むサービス業などの第三次産業は77%以上。(日本は60%)
Wikipediaより)





9、パリのアパートはフランス人、外国人も含め投機の対象であり、高くなる。パリをちょっとでも離れると、アパートや家の値段は格段に安くなる。






10、パリの物価は東京と同程度だが、フランスの平均年収は2万ユーロ以下。結構収入が低い。
ヨーロッパ人は基本的にあまり貯金をしない傾向にある。⇒できないだけ。。。






11、女性の社会進出と、収入が少ないせいか、共稼ぎがメイン。そして子供が生まれて6ヶ月で職場復帰という人が結構多い。なので保育園には1歳未満の赤ちゃんも多い。
パリには冷凍食品だけを扱うスーパーマッケットも多くある。






12、医療費は無料と言われているが、適応されない医療も多く、その為に、通常プラスのプライベート医療保険に入っている。
初めに全額払ってからその後、国から返金される。事務作業にミスがあると、時によっては時間がかかり数ヶ月またされることもある。
私の彼氏は3ヶ月前に歯医者に行き、200ユーロの返金を現在もまだ待っている。彼の母親も事務ミスがありその為の書類作成が大変だったとの事。





13、フランスには手厚い年金制度があるが、固定資産税などもあり、もろもろの税金の出費が月500ユーロ程度あると言う事。年金から毎月500ユーロの出費は痛い。(彼の母親談)





国ごとに問題はいろいろ違うってことだね。

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