ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

コルシカ島の経験から日本での対策を考える


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今回は真面目な話。
過去に何度かコルシカ島チェルノブイリ汚染の事に付いて、書いてきました。
コルシカ島チェルノブイリ事故後、2000キロも離れていながら、たくさんの人が病気にかかり、癌になる確率が高くなってしまったのです。


いままで、内部被曝について書かれているものを何度か
読みましたが、コルシカ島で病気の人々と会い、話を聞き、よりいっそう、その内部被曝をさける事の重要さを実感しています。




(ここでは、当時のコルシカ島の汚染と、爆発後の関東地方の汚染度が近いので、関東の人たちに書きたいと思います。)









今日はそう思うに至った経緯を書いていこうとおもいます。

まず、コルシカ島と日本と違うのは、チェルノブイリ事故当時、コルシカ島は政府やマスコミから、フランスの汚染は無いと、嘘をつかれていた事。そして本当に全く対策がなかったことが挙げられます。ちなみに、未だにフランス政府は認めません。(原発推進国家なので、認めないのです)
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/enerzine727-9ed.html




汚染されていた牛乳を飲み、山羊の乳を飲み、乳製品をつくったり、全く普段通りの
生活を続けていました。


ヨーロッパに来ると、本当に乳製品の摂取量が日本とは何倍も違う事に気づきます。
日本には無い乳製品が数限りなくあります。


そして、伝統的な食生活。

イノシシを狩る人も多く、
自分でハンティングをしなくても、知り合いからイノシシの肉をもらうという事もよくあります。
彼の実家も去年のクリスマス、一昨年のクリスマスと生のイノシシの肉を知り合いからもらっていました。



そして、野生のチェストナッツ(木の実)を自分で拾って瓶詰めにしたり、ベリー類を拾って食べたり
するのも普通です。野生のハーブが丘一面に生えている事もあります。



これらの、乳、キノコ、ベリー、ハーブ、木の実などは、イノシシ(野生のキノコをよく食べる為)
各種食品の中でも、凄く放射汚染の影響が強い食品なのです。




そして注目すべき点は、こういうコルシカ島の伝統的な文化も、
家庭によって、その程度がマチマチだということ、
だって、自分でジャムを作ったり、ナッツの瓶詰めを作ったりするのって、手間ひまがかかりますよね。



そいうことしないお母さん達ももちろんいます。
仕事で忙しかったり、コルシカ島も現代的な大型スーパーもたくさんあるし、島の外の食品もたくさん輸入される。





なので、家庭によってはあまり、コルシカの野生のものを食べていない人も居るのです。




私の彼氏の家庭は、お母さんが、愛情のこもった手間がかかった食事を作っています。
家庭菜園もするし、自分で野生の木の実も拾うし、野生の果物も採るし、
それでジャムをつくったり、瓶詰めを作ります。
現在でも続けていますよ。


本当に悲しい話だと思うのですが、そんな愛情のこもった食生活が、内部被曝を招いていたのです。そして家族4人全員に放射能由来と思われる症状が出ています。



イタリアやオーストリア、ドイツ、ポーランドなどはこういう食物は何年もの間食べないようにしていたと聞きました。






彼のコルシカ島の友人に会いましたが、病気が出てない人は、伝統的な食生活やコルシカの野生の食物からすこし離れている家庭出身の人たちのように感じました。
彼が家庭の内情を知っている人というと少ないので、断言はできませんが。



何が幸いするのか、本当にわかりません。




(みなさんは、こういった野生の動物を食べる習慣は、ほとんど無いと思うし、もしあっても、現在は自粛していると聞きます。)

ヨーロッパでチェルノブイリからまだ汚染が続いているのは、森で、
特に、その中でキノコ類の汚染が激しく、キノコ類を食べるイノシシや鹿類が未だに汚染されています。
ドイツでの調査を発見しました。
ドイツの黒い森では
27年後の現在でも600Bq/Kgを超えるイノシシが400頭も居た事、(2011年)
そしてその最高値が、 5389 Bq/kg(2011年)

600Bq以上が400頭というのは、ヨーロッパでの汚染の基準が、
600Bq/Kgなのですよ。高いですね。基準以上の数値が400頭で、それ以下のものはたくさん売られたということですね。



上記とは別の追加資料http://noimmediatedanger.net/contents/394







一方日本は、食物自給率が低い国です。たくさんの品や原料を輸入に頼っています。
野生のものを拾ったりして、食べることは少ないですよね。




普段の食生活ですでに、広範囲に食べものを取り寄せている状態です。
なので、もう少し、あるポイントを気を付けて食事をすれば、内部被曝もだいぶ抑えられるのではないかと
おもうのです。




まず、汚染水問題が未解決の現在の太平洋の魚は特に気をつけなければいけません。
川魚も危ないらしいですね。





それから、海草類。たくさんの海草類が、福島県近くの海でとられています。これも絶対に気をつける事。


中国産とか韓国産とか、日本海側産、沖縄産などなら大丈夫だと思います。


それから、もう今始まっている秋の味覚も数年間は気をつけてほしいところです。
栗、タケノコなど、ゼンマイとかもそうかな。



農薬の問題とか、食品添加物の問題もありますが、
内部被曝は、もうそれとは比べられないくらいに、体にダメージを与えます。


長い戦いになるので、自分を追いつめない程度に、正しい知識を身につけ、自分と周りの人々を守っていきましょうね。

http://matome.naver.jp/odai/2136262233964826301


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