パリに冬が訪れてしまった。超寒い。雨も良く降るし。
まあベルリンはもっと酷かったけど、パリも似た様な感じ。
気まぐれに出てくるお天道様は、タイミングをのがすと、すぐどっかに行ってしまう。
今日も空はどんよりしていますよ。
皆さん、寒くて、暗いヨーロッパの冬、気を楽に持って乗り切りきって行きましょうね。
昔ベルリンの冬で、大変な思いをした記憶が走馬灯のように蘇るよ。
勝手なアドバイス。
ヨーロッパの暗い冬には、やる気が無いとき、自分を責めない。
こんな暗い冬、体が重い。やる気が出ない。それは当たり前。
日本には、反省するっていう教育が強い傾向がある気がします。それは日本の教育の良いところでもあるけど、この暗い気候で自分を責めちゃうと、本当に陰になる。
特にヨーロッパの慣れない暗い冬に、日本人が自己反省をしてしまうと、自己否定に繋がり、陰になってしまってかな〜り辛くなるので、
止めておきましょう。それをバネにえいっと行動出来るんだったら良いんだけどさ。
もちろん、そう教育されてきたものを止めましょうと言ったってね。。。。。出来るもんじゃないよね。
だけど、そうなのかと気づいたら、やる気が無いのは、自分の所為じゃないんだなって解るでしょ。
やる気が無い時は、それは暗い天気の所為にして、なんとか外に出てみる。
暗い曇りの日でも、外である程度の時間を過ごせば、目が光を取り込んだと脳が反応すると聞いた事があるよ。
北欧には、太陽光に近い光線の電灯もあって、それを顔にあてたりするらしい。鬱対策なんだって。
そして、意識的にビタミンDをたっぷり取る。
黒人の女の子が言っていたんだけど、やっぱり黒人の光を遮断する役目のある肌とヨーロッパの冬は合わないらしく、光が足りなくて、冬は本当に体が、重くて、だる〜〜くなるらしい。
それで、病院に行って、ビタミンDの強力なものをもらうって言っていたよ。まあ薬で摂取するよりも、食べ物の方が良いと思うけどね。
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/vitamin_d.html
北の部類に入るヨーロッパでは冬鬱という言葉もあるくらい、普通の事。冬に落ち着いて創作活動や勉強などに切り替えて上手に付き合っている人も居るけど、ひたすら自分の殻に閉じこもってしまう人も居る。（特にベルリンで。）
ヨーロッパ人はプレゼンテーション能力が高い。自分を良く見せる事が上手い。でも、それが出来ない時は、人に会いたく無いみたい。
私はこの辺を、昔、勘違いしてたところがあった。
私のドイツ人の元彼氏たち全員、４人ほど、落ち込んだときは、姿を見せずに、一人籠っていた。時間はそれぞれね。
そのときね、ああ、私の昔の日本人の彼氏たちは、彼女である私の前では弱音を吐いてくれていた。他の人には見せないけど、私だけには見せていた。それって私に信頼を置いていたってこと。でも、この人は違う。。。
私を信頼していないのかも。。。悲しい。。。って思ったことがある。
もちろん、日本人だって一人の方が良いひとだってたくさん居ると思うんだけど、私はそのとき、そう思っちゃったのね。
それに、一人籠って辛いのを見せないからどれくらい落ち込んでいるか解らないし〜。
ある親友は本当に部屋に籠もりっきりで、同じシェアアパートに住んでいる同居人にも一ヶ月近くほとんど、姿を見せなかったこともあった。。。。で、掃除洗濯もおろそかになって、アパート全体が臭くなっていく。。。これは本当にやばくてね。そのWGの同居人は２ヶ月後引っ越していっちゃった。
そんな籠る人が居ると気づいたのは、元カレとか友人とかそういう人が何人かいてね、なんかおかしいねって。
（私のベルリンでの経験なのでフランス人は未知数）
いろんなところから話を聞くと、ここ何十年かヨーロッパでは赤ちゃんの頃から個室を与えられるのが当たり前で、自分一人で部屋で、頑張って寝る。時には泣き出すけど、頑張って一人で寝させる。そういう家庭が多いらしい。それがヨーロッパ流自立への一歩らしい。私はそれを自立というのか多々疑問だけど、それが自立への一歩という事になっている。ここではね。
多分、そんな教育が原因なのかもって思うんだよ。まあ勝手な推測だけどね。
辛い事があると、一人部屋にこもりじっとそれが過ぎるのをじっと待つ。
だって、それが赤ちゃんの時から教育されたら、そういう傾向になるんじゃん。
こういう、習慣、文化の違いってどんなところに出てくるか解らないよ。
まあ、いろいろ分析しても一人一人、ケースバイケース。とにかく、厳しい冬は気楽にいきましょ。
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