ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

ミャンマー

10月の遅いバカンスではタイとミャンマーへ。

彼のたっての希望のタイランド


私はもう2001年に2ヶ月も行ったから、他の国が絶対にいい~と言ってはみたが、
絶対タイに行きたい~と一歩も譲らない彼。

度重なる協議の末、

タイのどこへ行くかの選択権は半々。
それから未知の国にも行ってみたいからミャンマーへも足を運んでみるということで決着した(笑)

本当に協議するって感じなんだよ。ディスカッションしないといけないの。




ミャンマー民主化へ向けて動き出したばかり、昔ながらの生活が変わっていく前に足を踏み入れてみたいと思った。

まあそうはいってもで今でも軍事政権が政治を掌握しています。経済制裁などもあり、あまりに周辺国に経済的または技術的に遅れをとり、東南アジアの最貧国なってしまったミャンマー

それを打破するための軍事政権が決めた民主化。外国企業を誘致するためのね。

昨日行われた久しぶりの選挙でアウン=サン=スーチー女史(70)率いる民主化勢力NLDの勝利後どうなる事か。彼女の思いをどうか叶えてもらいたいところ。







今日のニュースを読むと
こう書いてある。以下抜粋『 スー・チー氏は憲法の規定で大統領になれない。。。。。。
一方、憲法は国軍総司令官に国防相や内相の任命などの権限を付与しているほか、憲法改正など重要案件には、議会の25%を握る国軍が実質的な拒否権を持つ。政権奪取が確実となりつつあるスー・チー氏の課題は、国軍との協力関係構築に移りつつある。』


なるほど、選挙をする前から軍の議席は確保してある上に、その軍人が最終判断を下すってことで、やはり
軍事政権というのは変わらず。

まあ日本も官僚などは選挙に左右されることもなく、国を動かしているし。

自衛隊は米軍と繋がりが超濃くて、まず最初に
米軍に指示されて自衛隊の動向が示され、それを国が守るようにできているからね。

政治の世界や国の動きなんて、民主な国ってどこにあるの?って思っちゃう。







民主化って、本当の『民主』ならいいんだけど、大抵がビジネス主化なんだよね。

企業が自由に商売して、そこに住む人々から何かを取り上げる。


失うものは、いろいろ、お金だけじゃなく、自然だったり、その地方の昔からの生き方だったり、心だったり、時間だったり。

それは時の流れとともに現れるものなので、人々の考え方を変えながら、生活習慣を変えながら現れていくものなので、

人々はその物欲を解消してくれるビジネスが、破壊していくとは考えにくい。




そして今は


インターネットの爆発的な普及で、どんな山奥でも世界の共通の情報を共有できる。

親の世代はまだ民族衣装で、水を汲みに行ったり洗濯機も無い生活でも、家にはサテライトのテレビがあり、男の子達はスマートフォンを持ちヒップホップに夢中だったり。

(スラムにもサテライトのテレビはついているし、スマートフォンはスーパーコピーという偽物が横行しているので質は劣るが比較的安く手に入る)


そんなビジネスや情報の大波にさらわれてしまう前のミャンマーを見てみたかった。

そして、この写真に心を奪われたんだ。

以下コピペnational geographicより


http://ngm.nationalgeographic.com/ngm/photo-contest/2011/entries/86106/view/

http://travel.nationalgeographic.com/wallpaper/travel/best-of-travel-365/may-2014/herders-bagan-myanmar/

522022