定期読者の皆さん、お久しぶりです。
タイの真夏からパリの極寒の冬に体が耐えられなく、1週間ほど風邪でダウンしてました。
まあ風邪も大変だったのですが、彼の仕事も計画自体が延期になり、はっきりいってパア。また新たな仕事を探しています。。。
本当に不安定も不安定、こういう事が起こるたびに。特別な芸術者支援の失業保険に感謝。
仕事に繋がりそうな話を見つけて来たものの一体どうなることやら。。。。この芸術者認定に外れないように早く話が進んでほしいな。
もう慣れましたがね。不安定だからこそ、間が空いて2ヶ月とか旅に行けるわけだし。
普通の日本人の奥さんだったら、胃が痛くなってしょうがないところでしょうなー。
私もこの16年刹那的に生きて、まあ自分自身もそうなので、こういう人と出会ったんでしょうね。
自分の生徒も積極的にさーがそっと。
はいそれでは、前置きはここまで今回のお題は「旅人から定住者へ」
今回は私の話じゃなくて、私の彼の友人の話。
タイの旅ではバンコクが各方面の中継地点になります。そこでバンコクでは彼の友人で、保険会社に勤めている日本人男性の家に泊めさせてもらっていたのです。
バンコクのコンドミニアム、屋外プールなんかもあって、バンコクのちょっとした上流生活の気分を味わいましたよー。
この日本人男性、かなりの強者でバックパックで3年かけて陸路で香港からロンドンまで行ったらしいです。そして現在の奥さんのトルコ女性とトルコで恋仲になり遠距離恋愛の末結婚。現在バンコクで暮らしています。ここまでの経緯が面白い。
現在30代後半、結構若いのに現在はその保険会社ではマネージャーの地位にいるそうで、
デキる人なんです。
今まで日本人男性の移住の話はベルリンに居る”半分アーティストな人たち”くらいしか知らないので、
どういう経緯で外国へ移住したのかなかなか興味深いものがありましたよ。
面白いのでここで紹介しますね。
この人は高校時代にはすでに1年間アメリカに留学、大学時代はバイトしては海外旅行に明け暮れ、90年代にすでにタイにはバックパッカーとして来ていたらしいです。大学を卒業した後はコンピュータープログラマーになり5年近く仕事をして、お金が200万貯まったところで会社を辞め日本を出国。
最初から陸路でロンドンまで行くって決めていたそうです。
香港ーロンドン間を陸路ですからねー、粘りですね。
中国のチベット側からヒマラヤ山脈を乗り合いジープで超えてネパールで沈没したり、
中国人の振りをして許可証無しでチベット自治区に入ったりしたことなど、ひとり旅上級者だね。
旅のほぼ終わりにかかる頃、トルコで運命の出会いがあり、トルコで沈没。ロンドン終点を目標としていたので、その後”友達”として連絡を絶やさないで
ロンドンに到着するやとんぼ返りでトルコに戻り、再び沈没。友達から恋人同士になったらしいです。
その後、お金がなくなり日本に帰国。何としても彼女の側にいたいと、なんとかトルコの近くで仕事を探し始める。それで見つけた仕事がなんとアムステルダムで
日本のポルノサイト作りの仕事。。。
日本だと無○正は作れないので、アムステルダムに会社があったそうです。
なるほどー、元プログラマーで彼はHPとか色々システムを作れたんでしょうね。世の中には色々な仕事がありますよね、探せば。。
1年でその会社は潰れてしまうのですが、その間、休みの度にトルコに通いつめ、旅の出会いはその後、彼の努力により実を結びます。
再び彼は日本に帰ることになるのですが、彼がトルコに通い詰めた結果、彼女が日本に来ても良いと言ってくれたそうです。
このトルコ人の奥さん、本当に可愛いんですよ。トルコ人といっても、日本人男性が好きそうな物腰の柔らかい感じの印象でねー。
頑張った気持ちがわかります。
彼女が来るからには、ちゃんと仕事をしないといけない。見つけたのが、東京で海外旅行保険会社の仕事。30歳のときです。
まだ転職できる年齢ですね。プログラマーとして5年弱、旅に3年、アムス1年、大学を卒業して9年後。
その時その時一生懸命人生を歩んでいるって感じがするね。
その後、東京で2年間25平米のアパートに二人で住んで、本当に辛かったらしいです。彼女の実家は結構裕福なので特にね。。。そんなところ、2011年の震災があり、この保険会社がバンコク支店の転勤者を募集していてタイ行きを決めたらしいです。
現在バンコクにすでに5年、5年でマネージャーになるって結構すごいんじゃないのかな。バンコク支店のトップでしょ?
旅行保険なのでお客様は全て日本人で、日本のサービスをタイでも求められるのでその調整をするのが、本当に大変らしいです。
盗難とか事故とか起こったりね、その処理や病院の手配とかそういうことをするんだって。
あまり想像つかないけど、旅行中に事故の処理な訳だから、客もストレスで、ピリピリするだろうし、そういう人たちと毎日話しているのも大変だよね。
そんなんで、
将来は二人でトルコでゲストハウスを経営するのを夢見ているらしいです。
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