ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

日本と欧米は家計の管理の仕方が全く違うんだよ。夫の稼ぎは夫のモノ


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今変なコラムを読んで、あっそうか〜〜、国際恋愛や国際結婚やに関してこういう事はあまり知られていんだな〜〜って。

hotmail をサインアウトすると出て来た目を引く記事の
タイトルは「資産ウン百億円あっても不幸な妻たち」の夫婦関係の共通項らしい(笑)
別に資産ウン億だろうが、ゼロだろうが、あまり関係ない気がする。


■サイフは絶対に夫が握る
 1:自分のキャリアで大成功し、巨額の富を築いた
 2:自分が一番優れていると考え、妻をパートナーと見ていない
 3:妻が幸せでないことを全く気づいていない
 4:家計はすべて夫が管理。妻は夫婦の財産の詳細を全く知らされていない

一つづつ、検証していきます(笑)




■財布は絶対に夫が握る。
というか、欧米ではお互いに仕事をしているケースが多いので、自分の稼いだ分は全て自分で管理するのが当たり前です。(注;私が知っている夫婦は20代30代、40代、50代のカップル)

たとえ奥さんが仕事をしていなくても、
ヨーロッパで妻が全家計を握っているってあり得ない。
日本では奥さんが働いていても、働いてなくても家計を握っているよ!って言うとめちゃくちゃ驚かれる。
「え〜〜〜!!!なんで自分で稼いだお金を渡すの〜〜???」って
日本式が信じられない。誰に言っても同じ答えが返ってきます。

実際日本に住んでいる夫婦でも、日本式にする欧米旦那は稀です。





1:自分のキャリアで大成功し、巨額の富を築いた
これは良い事ですな。(笑)




2:自分が一番優れていると考え、妻をパートナーと見ていない

っていうか、米国人は自分が一番な人基本多いと思うんですけど!
自分が一番ってそういう教育で育てられているからね。

それに、家族の形が国で違うし、インドの家族形式と日本の家族形式が違うのと同じ。

個人主義な国の人は、
お互い独立した大人どうしで、一人一人個人で完結していると思っているので、
日本人夫婦の【対をなす】って言う考え方とは違うと思う。
特に男女の恋愛感情が冷めてしまってら、もうね。





3:妻が幸せでないことを全く気づいていない
多分奥さんが私はこれこれこういう状況で不幸ですってちゃんと言わないと、察してはくれないって事なんでしょうな。ハッキリ言わないと本当に解らない国の人は解らないんだよ。こういうのが文化の違いなんだよね。ドイツ人も同じ、気づいて!って無言で目の前で苦しそうな顔しても何も解らない。





4:家計はすべて夫が管理。妻は夫婦の財産の詳細を全く知らされていない
これも当たり前、自分の財産と奥さんの財産は全く別ものだから
欧米系カップルは相手の貯金がいくらあるってイチイチ聞かないと解らないと思います。
家計っていっても、この場合は旦那の稼ぎの事だからね。




じゃあ、欧米の夫婦の家計の仕組みは??というと

お互いに銀行口座を持っていて、自分の稼ぎは自分で管理。

それから、共通の夫婦の銀行口座って言うのがあって

二人のお金をその口座に入金して家賃を払ったり、食費を払ったりする。


じゃあ奥さんが働いていない家族は?



旦那が、家族の口座を作ってくれるところとがほとんどだけど
家賃とか光熱費とか口座引き落としだからね。


家族の口座に生活費としてまとめて入れてくれる人。

家族の口座には必要最低限の家賃とか光熱費のみで

旦那が一々、少しづつ、食費などの生活費を奥さんに渡す人。(普通の人の感覚)

この少しづつというのも、凄〜〜く差があって、
1000円づつとか500円づつとかそういう細かいお金の場合もある。

私の友達で、10年付き合っていた夫婦みたいなカップルが、(彼女は働いていない)
彼が今日の夕食分といって5ユーロしかくれない!ってぼやいていた。


そして結婚して5年の夫婦。(子供なし)
旦那の稼ぎ月3000ユーロ(約30万円)
奥さんの稼ぎ月500ユーロ〜800ユーロ(5万円〜8万円)

全て、家賃、光熱費、食費折半。
たまに旦那が買い物の時余分に出してくれるみたいで、
旦那が奥さんにお金を渡した事なし。
日本人の奥さんの稼ぎはほとんど生活費に消えていた。。。。。

でもこの旦那は、この日本人の女の子にべた惚れだったんだよ。
でも容赦ないでしょ。

文化の違いって怖い

(((゜д゜;)))。。。。




だからこそ!欧米系の女性は自分で使える自由になるお金を求めて、1968年の学生運動とかいろいろな運動が起きたときに女性の地位改革運動をして
独立し、仕事をし、稼いでいるのでしょうね。


日本人の女性は、みんな気づいていないけど、
実は凄く最初から恵まれている状況にあるんだよね。

それに(追記)
女性は働かないと、年金はナシ!
ついでに新しい政策で現在50代の方から、遺族年金もなくなる予定。(2020)現在。
なので私の生徒さんのお母さんは、そのニュースを聞き55歳から重い腰を上げて自分の年金の為に働き始めました。
女性の仕事兼子育てに対する手厚い保護がある一方、家庭の仕事や子育てにはまるで、リスペクトは無し!
女性も社会の労働者の一部。

だから、親に育てられる時間が短く、精神的にグラグラのフランス人が多い可能性大です。

それに気がついている女性も多々いるのですが、フルタイムの仕事辞めたら、パートタイムの仕事自体がありません。



仕事をしない選択も無い。

フルタイムで働くしかない。
まあ、女性も小さい頃からそういう風に育てられているので、
男性もそれが当たり前だと思っている。

ということは、相当稼ぎの良い旦那さんでも、家計は折半になることが多い。ちゃんちゃん。


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