ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

出来る女を支える優しい男達

現在通っているフランス語の学校、安いのでクラスの人数が多い。常時20〜25人くらい居ます。
全員出席すると30人ぐらいで、テーブル無しで角に座っていたりします。いくら授業料が安いっていってもね、テーブルが足りないくらい、人を入れるってどうなんでしょ。
パンフレットには最大23人とか書いてありますが、そんなの守られていない。まあ全員揃うのが稀なので、詰め込んでいるんでしょうか。




まあ、クラスの人数が多いと、大体気の合う仲間が出来る。それが大きいクラスの魅力。
授業の後は近くのカフェに行き、1時間ちょっとみんなでおしゃべりの時間。

週末は大体どっかに一緒に飲みに行きます。


再び学生生活を味わえるのは感謝ですね。




もうこのクラスメートとは大体5ヶ月くらい一緒にいるので、大体の生活感がお互い解ってくる。




スペイン語圏(南米2人、スペイン一人)の男子が、フランス人の出来る彼女の為に、フランスに移り住んできたらしいんです。


男性の転勤や仕事の為に、奥さんや彼女が付いて行く感覚と同じですが、


フランスではその逆もありです。




なかなか興味深い、3組のカップルの解説

一人目ジャーナリストの仏女性。 南米全体を股にかけて、新聞社3社に記事を書く新聞記者だったらしい。
妊娠を機に、休職、本国のフランスに帰国。現在出産後1ヶ月半、すでに求職中。
普段は小説などを書いているプロの物書き。

彼氏はコロンビア人の男性30歳、前職はわかりませんが、仕事をしながらタンゴの先生もしていたらしいです。
ここまで面倒見の良い男性ってなかなか居ないっていうぐらい優しい男性です。1年間は語学習得に集中する為仕事はしないらしいですよ。いわゆるイクメンで主夫ですね。




二人目は心理学者で医者の才色兼備な仏女性。中毒症患者と小児科の子供達を様々なアクティビティーでケアをする専門医。
しかも、趣味でコメディ女優をやっていて、すごく本格的。毎週どこかで講演をやっています。一度見に行ってみたのですが、
趣味といっても、本格的な劇場で講演をしてるコメディ倶楽部。観客は200人以上。入場料はドネイション(寄付)形式でした。


彼氏は31歳スペイン人。スペインでは広告会社で働くコピーライター。仕事を辞め再び大学生に、2つ目の学士号を取る為に勉強中、
今は卒業論文製作中で、将来はスペイン語の先生になりたいらしいです。

ジョークが上手い、楽しくて優しい男性。
なんでも、この2つ目の大学はヨーロッパ全体をカバーするインターナショナルな大学で、
いろんな国でテストが受けれると言って、1ヶ月ほど前、学科テストを受けるため、ベルギーに行っていました。パリのまえは、ポルトガルに7ヶ月ほど滞在していたといいいます。そこでも、定期テストを受けるため他の国に行っていたらしいです。
どんな大学なんでしょうね。その間ポルトガルでバケーションによく来ていた彼女と恋に落ちて、遠距離恋愛を経て
フランス移住を決めます。ネットを使い以前の職場のコピーライターの仕事も同時にしているらしいですよ。



一人は自然エネルギーの開発会社で働くキャリアウーマン。
世界的な自然エネルギー開発会社らしく、転勤でオーストラリアへ。10年近く勤め上げ、現在はフランス本社に戻ってきたらしいです。

彼氏とはオーストラリアで出会う。ビデオ編集をしたり、コンサートホールの電気系統やサウンドシステムを組み立ての仕事をしていたコロンンビア人。
パーカッションやDJ、ロッククライミングや旅などが好きな多趣味な人。
この人もすごく周りに気を使えて、話題が豊富な楽しい人。彼はオーストラリアが大好きだったらしいですが、
10年も一緒の彼女。彼女の仕事の大切さを良く知っているので一緒に来ました。現在、コンサートの照明音響設置会社でアルバイトを始めたところです。
コンサートホールは高いところの設置の仕事がたくさんあるので、ロッククライミングの技術が生きると言っていました。
トビ職みたいな感じでしょうね。



この3人の彼氏を見ていると、何気なく気配りというか人助けが出来る人たち。

ここまで本格的に出来る女性って云うのには、やっぱりそれをサポート出来る男性が必要なんだな〜って思いますよ。

しかしながら、全く言語力ゼロの国に行って生活を一から築くって、なかなか大変です。それは女性も男性も同じだけど、
特に付いて行く方が男性だと彼女に金銭的には頼れないし、男としてもプライドの部分もあるので、また大変そうですね。



3人とも仕事人間じゃないからこそ、こうやって付いて来れたんですよね。




女性が仕事をして男性が仕事をしないとヒモという言葉もあるくらい、印象が悪いですが、




このカップルを見ていると、お互い独立したもの同士が、一緒になって、

男女の社会的な役割というよりも、それぞれのカップルのルールでお互いを支え合っているっているって感じがしますよ。








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