ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

結婚イコール=書類の仕事

結婚は日本人にとってはとても重要な位置にありますね〜。

芸能人が結婚するとしては記者会見したり、お金を何百万もかけて、披露宴をしたり。
特に女性にとっては人生の一大イベントになることがほとんどです。

私ももちろん結婚したいと思う日本女性ですが、はて何でそんなに結婚が重要なんでしょ〜か?
と思い始めました。

ベルリン在の日本人友人が、結婚は就職みたいなもんと、昔聞いたような事を言いました。

はて私にって結婚とはなんなんでしょ??


憧れ? 家庭内離婚が長かったうちの両親を見そんな憧れはありませ〜ん。
が、しかし私は幸せな家族像というものを持っている。


それはモンゴルの草原の民のようにあちこち家族全員で放浪する事。
放浪しすぎる辛さもよ〜く痛いほど知っているから
定住と放浪と家族一緒に出来たらよいけどな〜あくまで理想☆





話は元にもどり、題名どうり進めましょ☆

ヨーロッパ人にとって結婚とはなんでしょうか。
特に男性の側からの意見は日本のそれとは異なります。もちろん人それぞれですが、

今現在、ヨーロッパ(西中央から北部)では事実婚という形がかなり多く、結婚という形にこだわらない人が多くいます。

特に都市部ではそれが顕著で、20年同居、子供も2人いるのにまだ結婚しないというカップルも珍しくないし、40歳ぐらいなりようやく結婚を意識する男性が数多くいます。
(ラテン系や東ヨーロッパは除く)


女性の側からはどうでしょう。女性もあまり結婚にこだわらないように見えますが、男性に比べて
結婚願望はあるようです。


友人の友人に付き合い7年、妊娠しても、さらに結婚を濁す男性に
結婚しないともう別れると言い、結婚にこぎつけた女性もいます。



私にとってはそんなになぜ男性は結婚を怖がっているのでしょうかと思いますが、

昔の結婚の形に反対する若者が多くいる点が強いのではないか思います。

結婚イコール=書類の仕事と思っている若者が多いです。そして、

キリスト教の結婚の戒律が厳しく、そのイメージを重ねているといっても良いでしょう。

いまだにカトリックの根強いイタリアやアイルランドは特に、離婚もあまり社会的に認めてられていませんし、結婚もとっても重要なことです。
実際にイタリアはヨーロッパの中では随一に離婚率が低いです。
アイルランドは離婚が法律的に出来るようになったのも結構遅いです。

データ参照
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/9120.html

余談ですが、ベルリンに来るイタリア人はパンクスの人が多いです。
格好は普通でも中身がパンクスも多いですね〜。反カソリック、反洗練ファッションですよ。
イタリアは特に見た目や格好がとっても重要な国ですからね〜よい意味で洗練されているとも言いますが。。。





私が肌身で感じる一番の原因だなと思うのはやっぱり”自由”
歴史的に自由と戦ってきたヨーロッパ人。”自由”にはこだわりがありますね。

結婚=自由が無くなるという気持ちも多いですね

それが、30代半ばでも若者と同じような生活をしている人が多いですから、そんな自由奪われたく
無い〜といったほうがいいでしょうかな〜。





そして、ヨーロッパ全体ではキリスト教離れが進み、世の中の風潮で、事実婚でも認知されていることも後押しをしています。



そして男性が役割というものが
日本と違うといったほうが良いでしょうね。
女性が経済的自立を獲得しているので、これは特に、ヨーロッパ中央から北にかけて顕著です。


ラテン系の国々では女性の経済的自立がまだ遅いので、結婚についてもまだ重要視される傾向にありますね。日本とこの点は似ているでしょうか。

そして、男女平等の元、女性、男性の役割分担が 薄いので、男性が家族を養わなければという
意識が薄い気がします。男性も女性と同様に経済的に家族に平等に貢献してほしいと思っています。


ですからわざわざ結婚というスタイルを持たなくても、同棲でも充分という感覚なんでしょうね。