日本に居る時からハテ日本とは何ぞや。なんでこんな世の中なのか。
外国に居る時も、ハテ日本とは、日本人とは何ぞやといろいろ考えてきた。
原発並び再稼働問題、集団的自衛権を力任せに動かそうとする政府を見て、
なが〜い歴史の中でも、
日本は世界の影響を受けながらも、日本人は日本人から支配され、生きづらい状況に
状況にあるのだな〜と思うようになってきた。
それは、ごく身近なところから、地域、国と段階がある。
生きづらくする原因の一つに、理不尽な上下関係 もっと詳しく言うと
”金銭な利害関係に基づいた上下関係”があると思う。
それで、現在の日本はそんな利害関係で強いものが全体の空気を作っている。
それも、お金をバラまいてね。。。。
人間関係はどの国に行っても、その国独自の文化があって、体質がある。
それは、人間は教育される生き物であって、学校、家庭環境ならび、地域からも教育されていく。
ある国には他の問題があって、日本にはあまり無い問題もある。
ベルリンには空気を読むなんて何も無いし、他人の目もほとんど無い。
パリは空気を読むは無いけど、他人の目はあるな〜。それはマナーとしてね。
そう空気を読む事を必要としないということは、自分の気持や考えを常に言葉にして表現しないと
いけないということ。それがどんどんエスカレートすると議論になる、ヨーロッパでは議論をきちんと
感情的になりすぎずに出来ないとダメだ。それは日本で空気が読めない人は、あの人〜〜??
と言われる様に、きちんと議論が出来ない人は あの人〜???と思われる。
基本、日本の上下関係には下の人は、明らかに上の人の言う事を聞かなければならないという暗黙の了解がある。
そこで、自分の意見をもって上の人に話をするという事をすると、歯向かっているという
事になってしまう。それでも、健全な上下関係なら歯向かってでも言う事は言える。
(ヨーロッパはこの上下関係が薄いというか、日本とは違う形なので、下の人が意見を言っても、歯向かっている事にはならず、個人としての一意見という事になり、話し合いになる。)
が、特に金銭的な問題が関わってくると、その上下関係は、理不尽に強固になって行く。
下の者が私の意見はこうであるという権利はほとんど無い。
(上の人が許可したときだけ)
最近の若い子は、上下関係なんか関係ないよとかいう声が聞こえてくるよ。
先生と生徒となると、一人対多数の関係で、違う関係性が生まれるし、先生がサービスをする方、
生徒が受ける方となるとまた関係が変わる。
例えば会社では
最近は上下関係は昔に比べて少なくなったと思いながらも、暗黙のうちに上司にそんな事言っても無駄、というか言ってはいけない「空気」なので、又は、その部署の上の人が、そういう自由な議論を望まない雰囲気だったら、それに従い、そういう空気が出来る。
そして、自分の意見は言わずに、それとな〜くその問題から逃げていく。これも内に秘めた上下関係。
今日本の大多数がこういう状態に陥っているんじゃないかな。
昔ながらの師弟関係は、強固な上下関係だけど、
伝統文化の継承という上下関係なので、お金以上の貴重なものになり、
理不尽な関係ではない。
もちろん、その健全な上下関係でも苦しみはあると思うけど。
この上下関係が日本人の美徳と言われて、相手を尊敬する行動だ〜と、日本の内情をあまり知らない欧米人に誉め称えられている。
私は、この上下関係が社会をスムーズにして、なおかつ日本人を苦しめているんだなと
と思う様になってきた。
白と黒は表裏一体で、良い事もあれば、悪い事もある。
日本の上下関係良い所もいっぱいあるよ。日本の師弟関係文化は、「弟として」よりも「師として」の立場や行動を律する方が強い。なので、日本で物事を教えられる人というのは、比較的能力が高い人が多いと思う。
現代日本の政治的な茶番劇も 官と民で、いくら官がウソ八百を並べても、民はそれには歯向かうことは
出来ないように、作られていて、(裁判所も癒着があるから)
歯向かう人は潰され、内側では反対だけど、そういうのを出したらいけない(作られた空気に従って)その問題からそれる人々。
金銭的な利害関係に組み込まれた、日本のメディアなんか本当に骨抜きだし。
でもこの理不尽な上下関係を覆す方法が一つある。
それは 多数と少数だ。
多数派が一方を向けば
別に考えていない、その他の人もその一方を向く。
そうなれば、強力に押し進めている人たちの力も、少数派になり弱まっていく。
日本人、民衆全体が、今の政治にNOと叩き付ければ、風潮は変えられる。それをするか、しないかだね。
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