ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

パリの日本食は美味しくない。よほどお金を出さないとね。。。

ちょっと珍しく、今日は辛口トークで行きます。

フランスの日本びいきは特別だ。  

私の彼の周りは、アニメ好きがたたって日本びいき、彼らは特別そんな感じに最初思っていたけど、

なんだか、違うみたい。




現在20代30代のフランス人たちは、子供の頃みるアニメと言ったら、ほとんどが日本のモノで
かなり意識の深い所まで刷り込まれていると、アニメファンとは全く関係のないフランス人が話していた。



それから、アールヌーボー絵画は日本の浮世絵がもとになっていて、あの線を引き、絵を書くスタイルは、
日本画がもとになっている、それは周知のことだと彼は言う。それは日本でも有名な話だよね。まあ日本では影響程度という認識だが、彼が言うには土台が日本画だという。

前も書いたけど、フランス人の異文化に対する興味は、すざまじい。



最近、地下鉄にたくさんポスターが張ってあるフランス人の画家 Paul Jacouletも、日本に住み、浮世絵をならったらしい。
昔から日本に絵を習いに行くフランス人がたくさんいると彼は言う。。。。ほんとうか。

調べてみると、かなりこのPaul Jacouletは異色の存在で4歳から日本に住んでいる。今度、美術館に行ってみよう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ポール・ジャクレー








日頃から日本文化は一目置かれているというのはものすごく感じる。



柔道、空手をちょっと習った事があるというひとも本当にたっくさん居る、ビックリするほど。

もちろん日本オタクの私の彼は、両方習ったという、しかもコルシカ島で。
ヨーロッパでは有名な空手の日本人の先生(hidetoshi nakahashi)の直接の弟子の日本人の先生に習ったと自慢げに話す。(ややこしい)
http://www.karate-nakahashi.com/shito-ryu/actualite.php 





そして、このアニメの影響で、さらに裾が広がったというかんじか。




一度ジャパンエキスポに足を運んだが、何万人も人が来る。ほとんどがアニメ、ゲーム関係だけどね。








駅の構内や社内でも日本語のアナウンスが流れる。
日本人はスリのターゲットになりやすいからお荷物は〜〜〜お気をつけ下さい。というアナウンスは納得なんだが、普通に車内放送のドアが開く際には足下にご注意くださいなんてのも
日本語で流れる。なんだか不思議。


それから、有名デパートのラファイエットでも、日本人用のサービスカウンターが有る。免税手続き
なんだけどどね。今、断然中国人旅行者の方が多いと思う。が、日本人専用なんである。






オペラ座ちかくは、日本人街と言われ、日本料理屋さんがたくさん有る。まあ韓国料理も多くあるのだが、

いろいろ日本のものが集まっている。本屋とか、食材屋さんとか、日本の土産物屋とかね。

ここのブックオフは最高。日本の古本が2ユーロとかで買える。ベルリンでは日本語の本は貴重品だったので
みんなで回し読みしたり、読まなくなったものは個人で売り買いしていた。


日本の土産物屋に興味本位でふと足を入れてみると、日本の5倍程度の値段で品を売っている。
クールジャパンという名の店。。。。。。

私が日本で380円でかった猫の小さいぬいぐるみが置いてあり、ここでは20ユーロだった。やばっ。







特にこの日本人街、特筆するべき点はラーメン、うどん屋さんに毎日のように行列ができることかな。
週末の行列は、なんでそんなものにというような大盛況っぷりで、道に20〜30人ぐらいは並んでいる店が数件ある。


オーナーは日本人も有り中国人も有り韓国人もありという感じか。

この日本人街のレストランは日本の雰囲気を出すことにに、かなりこだわっている感がある。



客は日本に居る雰囲気を味わいたい感じ。それに、10ユーロ程度で、外食が出来るっていうのは、外食が高いパリでは重宝だろうね〜。




この日本人街のラーメン屋は日本の味とはほど遠く、大した事は無い。ハッキリ言って不味くてたべられない所も多い。

初めてパリで食べたラーメン屋は大勝軒。このまずいことまずいこと、激やばって感じ。二度と行かない。
日本の大勝軒とは明らかに関係がない。


一番お客がおおいのが ひぐま 店内もかなり広く、80年代の日本のラーメン屋の貧乏な雰囲気が漂う。どうってことない普通より下の味。従業員全員中国系の人たちで、ここは量が多くて安い。
日本食レストランとしてこの界隈で堂々の集客力一位だろう。





日本にもチェーンが有る本物の日本のラーメン屋さんが一軒ある。 
なりたけ。
まだ開店から一年も経っていないのに、ランチタイムにも行列になるほどの大繁盛ぶりだ。

毎日人が並ぶ。

いままで食べたラーメンの中でもとびきりのこってりラーメンで、日本でだったらたぶん行かないが、ここでしか日本の味を味わえないため、
とりあえずラーメンというときは、しょうがないのでここに行く。

まあ最近はこのこってりになれてきて、薄めるスープを全部並々に入れて、まあこれなら美味しいかもな〜と思い始めて来た。本当の日本のラーメンにありがたく思わないと(?)と思っているが高い。
 

私がよく頼む 辛ネギ味玉ラーメンは 12ユーロだ。それについでに餃子も頼んじゃうと、17ユーロ
2000円を超える。


なりたけが、休みの時
きんたろうという店が評判がいいというので、足を運んでみた。
味はまあまあだが、値段がパリにしては安め。気軽に外食が出来る金額。
あの値段であの味ならまた行って見ようかな。カツ丼は、だしが甘すぎて薄かった。もうちょっと高かったら、絶対に行かないと思う。



最近、気になるレストランはTAKARA.
レビューを見てもかなりの評判、問題は金額なので、お金に余裕ができたら行ってみたい。


そういえば昔、ベルリン在の頃、母親と姉と一緒にパリに来た時、ベルリンではうなぎの蒲焼きなんて食べられないから、
と母に甘えて、野田岩というパリのうなぎ屋に入った。まさしく日本の味。でも確か一人50ユーロは出したと思う。お酒は一切飲んでいない。
もちろん、日本だったら同じ様な金額を払ったら相当高級なうなぎが食べれるけど、ここはパリ。日本の味というだけで大満足だった。
パリに来て、うなぎの蒲焼きが食べられた事に感動したが、3人で150ユーロって一体どうゆう値段なんだろうね。

ちなみにベルリンでもうなぎは食べられる。ドイツにはうなぎの薫製というのがあり、養殖も普通に行われている。
そういえば、ベルリン周辺でうなぎの養殖場を見に行った事が有るよ。

だから、うなぎを仕入れる事自体はそんなに高くはないと思うんだよね。










日本食だけじゃないパリの外食は高いし、狭いし、食べ終わったら、さっさと出て行けと言わんばかりな感じがサイテー。


特にこの日本人街のレストランに当てはまる事なんだな。





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