ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

祝こどもの日、ドルフィンキャンプの紹介

お久しぶりです。前回のブログからだいぶ日にちが経ってしまいましたね。

数少ない定期読者の方々、お待ちどうさまでした。まだ止めていないですよ。大丈夫、のんびり続けていきます。



パリでの生活は相変わらず、語学学校、ボランティア活動、日本語の個人レッスン
の3本柱のルーティーンで毎日過ごしています。

そうそう最近新しい学校に行き始めました。なんと私が生徒第1号の新設校。新しくて綺麗で清潔。
(これパリではとっても重要なポイント、前の学校のトイレの汚さにヘキヘキ、生徒150人ぐらいいるのに女子トイレ一室で、休み中は行列など有りえない展開だった)


この学校安くて生徒も少ないし事務の人も至れり尽くせり、大満足です。なので日本人のお客さんが尋ねに来ると、日本語しかできない人には通訳したりとちょっとだけお手伝いもしています。




それからとっても大切なお知らせ
3月11日から 6月の上旬まで

Fukushima Kids Dolphin Campの応援で、パリで募金活動をしています。

これは夏休み中の5日間、ふくしまの子供達と保護者の方々をイルカが定住する特別な島、御蔵島というところへ連れて行き、
イルカと一緒に泳いだり、島の大自然を体験する夏休みのキャンププログラムです。



http://www.oak-to-all-relations.org/fukushima-kids-dolphin-camp2015/



パリでこの募金活動は私一人で始めたのですが、初めて間もない頃、フランス国立東洋言語文化研究所の大学生がすぐに協力してくれてたり、
次の日本人会のイベント希望祭ではアメリカ人の友人と中国人の友人が手伝ってくれる予定だったりと協力者がほんの少しづつですが現れています。


このキャンプの主催の藤田とおるさんは、ベルリン在時代からの友人で、3.11後の彼の活躍は
本当に目を見張るものがありました。

2011年7月から10月まで私が沖縄に約3ヶ月滞在していた当時、
彼は沖縄入りし、すでに福島の子供達の為の保養所建設ため動き始めていて、
とうとう久米島にDAYSJAPANと共同で、保養所を立ててしまったのです。

http://kuminosato.net

彼が那覇に着いた初日、本当に偶然にばったりと国際通りで出会い、一杯交わしながら、ぜひ私も手伝いたいな〜と話していた記憶がまだ鮮明に残っています。

その言葉からとうとう4年の歳月がたち、
今年はこのFukushima Kids Dolphin Campの募金集めにパリで協力することが出来て、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。そしてこの私の微々たる行動が子供達の冒険の一端を担えることにとても感謝します。






画 ナタリヤ・リボヴィッチ 彼女には東京で日本語を教えていました。
http://www.oak-to-all-relations.org/eartist/natalija-ribovic-visual-media-artist/


去年のドルフィンキャンプの様子


4月2日 日本語学生の文化祭 日本の日での様子。INALCO大学





http://www.oak-to-all-relations.org/fukushima-kids-dolphin-camp2015/
現在上記のサイトにて国内外からの送金を受け付けていますが、6月には新しいホームページに変わり
直接HPでクレジットカードなどを利用した募金も出来る様になります。

キャンプの趣旨です。皆さんもぜひ募金の協力をしてください。
参考:2014年のキャンプ募集の説明 以下抜粋
https://readyfor.jp/projects/fukushima_kids_dolphin

ありのまま生きる、自然と共に生きることを福島のこどもたちに体感してほしい。

みなさんもご存知の通り、東日本大震災以降、福島のこども達の状況は一変してしまいしました。三年前は自然のなかでのびのび遊んでいましたが、今外で遊ぶことが難しくなってしましました。

子どもの本分は遊ぶことです。遊ぶこと、自然とふれあうことで、仲間ができたり大切なことを学んでいくのだと思います。どんなときも笑顔で強くたくましく生き抜いて欲しい!という思いから、私達は、今年の夏より、FUKUSHIMA KIDS DOLPHIN CAMP御蔵島を実行しようと話し合いました。

御蔵島で、見る、聞く、臭う、味わう、感じる。イルカの声と音に五感を研ぎすます。

今回の御蔵島のドルフィンキャンプでは、イルカの世界に触れて、福島のこども達に限りない自由を感じて欲しいです。困難な状況下にある、こども達の今後の人生の指針になりえるような、そんな本物の自然体験を御蔵島を舞台に経験をさせてあげたいと思っています。

イルカは自然本来の生き方を教えてくれます。青く透明な海の中で、自由に泳ぎ回るイルカを肌で感じてほしいと思います。海の世界に入って、イルカを感じると、人間も自然の一部なんだ、人間は生かされているという謙虚な気持ちが、そして生きる勇気が自然と湧き上がってきます。

イルカセラピーと呼ばれるくらいイルカは心を癒してくれます。

イルカと泳ぐことはさまざまな治療効果として、古代からの力強いエネルギーとの触れ合いであり、自然と一体になるという純粋な恍惚感を味わうことができる体験だといわれています。また、こども達にとって困難な時代を強く生き抜いて行けるきっかけになるような力強く貴重な教育的体験であると考えます。

イルカセラピーは、イルカと一緒に泳いだり、遊んだり、触れたりする行為を通して、例えば、学習障害自閉症多動症失読症のこども達に聞かせると学習と行動に劇的な改善が見られる事が証明されています。これは、水中で聞こえる音が、母親の胎内での感覚を目覚めさせ、あらゆるストレスに対する耐性や、知力、活力を高めるためだと考えられているそうです。短い期間でも本物の自然体験をさせる事で、体力と気力を養わせたいと考えています。


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