ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

よくある日本って〜〜だから嫌だ発言2

今日1と2一気に書きました良かったら読んでね。実際にいる人の状況を書いているので気がひける事はあるけど。。。。。

現実の世界で踏ん張って生きるとはどういう事なんだろうと。何かに支えられ、時には自分で奮闘し、順繰り順繰り生きている。





イジメにあったり複雑な事情を抱え内向的になってオタクになったり、

そういう人たちが私の周りに沢山いる。



私の姉もオタクだし、ここにもオタク君は沢山居るし、異なる国でも共通点はある。


やはり人間関係の構築の欠落。


フランスのオタク君も相当受け身な人が多い。私と彼がホームパーティーやピクニックやバーベキューなどをこの6年んで百回以上は開催しても、

オタク君達は自分達から何をしようかと、プロポーズすることもなく、受け身でいる。

私の彼がたまにはそっちから何か見つけて、何でも良いから誘ってよとハッキリ直球で言ってもテコでも動かない。



最近は彼さえもオタク君たちを見限って、誘う回数を少なくして、他の人と外出しているけど、たまに仲間なのでやっぱり私の彼が何か主催する。

私も、かなり前から何も求めていないので、そういう人たちでしょうがないよね。まあ他の友達もいるし。アクティブな人を呼べば良いじゃん。ってアクティブな人は忙しいからね〜。









私の姉もオタクだがまた色々理由がある。父が全日本にも選ばれるほどのラガーマンだったせいか、生まれた頃から体が大きかった。

身体能力も物凄く高く、スポーツ心臓まで持っていて、脈拍が40ちょっと毎分で、学校の健康診断の時
おかしいということで、一週間脈拍を図る装置を付けて生活していた結果、実はオリンピック選手並みのスポーツ心臓の持ち主ということがわかる。




が、子供の頃からそんな体格と沖縄顔のめっちゃ濃い顔で、人と違うからクラスの男子から小学生の時から強烈なイジメにあっていた。



それで姉がスポーツ選手になれば花開いたかもしれないけど、スポーツには興味がなく同人誌オタクになってしまった。。。。



姉のことを思うと、彼女こそ海外に出れば、彼氏は見つかって、今頃家庭を築いていたかもしれない???と思うが、海外にはまったく興味がない。

ドイツなんか体の大きい女性はいっぱいいるし、フランスだって黒人の女性のあのかっぷくの良さはものすごいし。




そんな彼女も今は介護士としてめちゃくちゃに働いている。長時間労働で実家ぐらしなので、お金は貯まる一方だけど、

あまりお金を使うことにも興味がないらしい。



フランスのオタク君、彼らも女性との接点が全くない。。。。1人背が高くてルックスも悪くない人もいるけど、その人は女性に興味がないらしい。何人かの日本女性が興味を示し、3人くらい紹介したけど、というかただピクニックやパーティに呼んだだけだけど、

3人がアプローチしても電話番号すら渡さない。









とにかく彼の友人のオタク君グループは6人が6人とも生まれてから彼女すらいない状態なんだ。

まあ私の姉がそうだから、色々あってこういう状態なんだろうと推測する。

1人はフランス人だけど、人生というものが分からずにイスラムに宗旨替えして光が差したらしい。




そして私の生徒で一人日本のゲームオタク君ででめちゃ激ヤセの子がいるのだけど、


Tシャツになって腕に包丁かなんかで深〜〜く掘った傷が何十箇所とあるのをみて。が〜〜〜〜〜〜〜っんときた。


大学生の頃、3つ後輩のギターリストの女の子が軽くカッターで腕を切って、それが止まらないという相談を受けたことがあり、カッターの切り傷というのを見ている。そんな可愛い薄べったい傷ってもんじゃない。


ほんまもんの深い切り傷。


幅4、5ミリ長さ5センチくらいの傷が深くというか盛り上がって。20っ箇所くらい。


それで今年の夏は病院で入院していたときの友人の田舎の別荘に遊びに行ったと最近話してくれた。


そっか〜〜〜〜〜入院していたのか〜〜精神科かな???何か深〜〜〜〜〜〜〜い事情があるのだなあと。でもその傷は見ると怖いものがある。


自分に落ち着け、落ち着け、この子はいい子なんだけど、何か家庭の事情とか何かあったかもしれない。入院までして苦しんだんだからと

自分に言い聞かせ。その腕を見ても何も表に出さないようにしている。




方やパリにはアフリカから海を渡って、命からがらフランスに渡り、働いている人もいるので、


この生きる生命力って何だろうと。


この家の子は裕福な家庭(元貴族かもしれないくらい)なんだけど、シングルマザー家庭でお母さんとおばさんと暮らしている。



日本のオタク文化は、こういう子たちを魅了している。。。。。。


そこで、ジャパンエキスポなど人間関係が苦手な人たちが交流できる場になっている。それは良いのだけど。


で、何が言いたいかというと、現実の世界で傷を負った人が日本の漫画の世界やゲームの世界で疑似体験していて、

実際の人間関係を回避しようとしているという点、回避は出来ないのだから何かしらまた問題が出来る。



その生徒は一日中ゲームをしているという。いつも何をしていたかと聞くと、ゲームをしていましたと正直に答えてくれるのだが。。。

日本語だけはやる気があるらしく、ちゃんと勉強している。








まあアニメやゲームがなかった頃はどうなんだろうと思うと


そういえば、私の生徒で50代の日本文化が大好きな生徒は海外旅行が好きで、本が好きで、映画が好きで、外務省勤務で
ものすごいエリート女性なんだけど

でも、現実の日常の世界をいつも嘆いて、ちっとも楽しんでいないという事。


もちろん独り身だっていうのが、あるんだけれど。。。




日本語を教えていて、言葉を教える以上にその人の人生においての何か支えになっていると感じる時が多々あり、


私は日本語教師兼セラピストだと認識してそれに答えられるように誠意的に授業をしている。













目をそらしても、実際に生きているのは現実のその場にいる社会。



世の中は辛い。


だから今いるところから目を背けずに、踏ん張って生きて欲しい。







どこの国も、現実の世界を生き抜くっていうのは、大変だって事だよ。日本でも外国でもね。





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