ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

最近の世界情勢を見て

前回、超日本史なる番組を紹介しましたね。

 

茂木さんのその他のビデオとても面白いですよ。

現在の日韓の問題の裏は、実はアレはアメリカの指導でイランへの牽制があり、

 

日本のある会社が世界80%シェアを持っているフッ化水素をイランへ渡さない為に

 

韓国への輸出規制をしているということ。

など、深い洞察力で時事問題も説明していて


本当にオススメです。

 

www.youtube.com

 

 

茂木さんのビデオを見て思うのは、


 

結局は人類は今もまだ支配者と被支配者という構造があって、支配するものの暴走を止められないという。。。。

 

 

で、何百年単位で、世界の各地の支配者というのは変わっているんだよな、と思った時

 

ある旅の中での一言を思い出した。

 

それはねスロベニアを旅行した時で、ある地元のツアーガイドのおじさんの言葉でね。

スロベニアはず〜〜っと大国に支配されて、いつでもお上が変わっていてね、

その中で自分たちの手仕事に集中して、製造業が歴史的に発展していて、その時代のお上に信頼されていた。でも、決して上を信じることをせず、自分たちの土地をいかに守るかをいつも考えていたというのね。


90年代に起こった旧ユーゴスラビアの戦いって知っているかな。

 

halloo.hatenablog.com




不穏な世の中の流れの中でスロベニアでは事前に周到に準備してきた内密にね。例えば中央ユーゴスラビア軍(セルビア軍)のスロベニア内にあった武器庫の中の武器を庶民が盗んで、

さあ戦闘になった時に武器庫が空でセルビア軍の動きが遅れたとか

 

 

中央ユーゴスラビア軍の大佐がスロベニア人だったり、

オーストリアの助けも求めたり、そういう経緯もあって、スロベニア内では十日間で戦争は終わり、泥沼化する事が無かったという。




そういう歴史には書かれない個人の努力っていうのが、実は物凄く大切っていう事なんだと思う。





支配者は自分の地位を上げたり固める為にいろんな方法をとるんだけど、
そういうのを信じないで、


自分が平和が大切だと思ったら、いろんな意見に惑わされないで、

何か自分ができる事一つ一つするだけ、だと思うんだよね。


ヨーロッパ内も何百年も戦争が絶えなかったのが、最終的にEUで繋がり(EUEUで問題はあるが)もうヨーロッパの国同士が戦争をすることは無くなった。


中国共産党だって、いつまで支配を続けられるかそれはわからないよ。中国こそ
次々に大国が現れては滅びを続けてきたわけだし。

日本と韓国だって、まあ海を隔ててはいるけど、EUの内のように島や大陸で離れてはいても、ある程度協力してやっていくことは出来る。




それぞれの大国や文明が栄枯盛衰を迎えたり、人が移住して行き交って繋がりを持ったり、離れたりそういう流れの中で私たちは生きているのだから、



日本は大国の狭間で、翻弄されても戦わない中立路線へ行って欲しい。スイスのように。(まあスイスは国内武装がしっかりしているんだけどね。やはりそれはしょうがないのかなあと最近は思う)


必要以上にメディアやゴシップに呑まれないようにして欲しいと思う。