皆さんお久しぶりです。
ビザの事で最新ニュースを入手したので、早速お伝えします。
今日、ベルリンに住む友人が日本に一時帰国していて、久しぶりに会う。
楽しい時間を過ごせました。ありがとさん。
私が離れて8ヶ月、ベルリンの外国人を取り巻く状況はかなり変化しているようだ。
その変化は、去年から少しづつ感じていたけど、こんなに変っているとは思っても見なかった。
以前書いたビザの話、だいぶ様子が変ったとうわさには聞いていたので、削除しました。
う〜〜ん私はビザ関係はいつもラッキーだったな〜。大変な目にあわずにヨーロッパに6年居る事ができた。
まずね、語学学生ビザ(学生準備ビザ)で働けなくなってしまったこと。コレはすごく痛いと思う。みんな大体ワーキングホリデービザで入って、語学学生ビザへ移行していた。それでアルバイトする人が多かった。
でもそれがもう出来ないそうです。(大学生ビザ(正規学生ビザといってたっけ?)は働けると思うけど・・・・。)
それから、ビザ自体取りにくくなっているし、学生ビザを除く各種ビザを取得するとき、大体月30ユーロぐらいの安い保険を使って、ビザを取っていた。(以前は40歳以下なら学生じゃなくても学生用保険が使えた。私は3年間ずっと月30ユーロの保険に加入していたよ)
それが月200ユーロ〜300ユーロの保険の加入が必要になったらしい!今ユーロが安いけど、2万7000円から4万円保険に!有り得ない。
まあ働いているドイツ人は普通にそれくらい月々払っているのだが・・・。
それから、ビザ保持者全員にSteuernummer(シュトイヤヌマー税金番号)なるものが発行され、
(働けなくなってしまった語学学生は多分無いと思うが・・・。詳しく聞かなかった・・・。)
収入の管理体制が強化されるらしい。これは、以前も確か正規にアルバイトする人は全員持っていたはずだが。。。。
シュワルツ(黒)という、税金納めずに働いている人もたくさん居たので、少しでもその対策が出来ればということか。アーティストビザはアート活動以外の収入は認められてなかったりするしね、結構厳しくなるかも。
う〜〜んかなりの変化だな。でも、ビザ問題は実際に動いてみないと解からない部分が多い。それだけは確か。
シュトイヤヌマー一人一人発行されたって、何処まで一人一人チェックできるのか疑問。
実際私の友達はあと一年はビザ持っている人が多いから、本当に経験者から聞いた話でもないし、
はっきりしたことはやはり当事者で申請してその都度みないとわからないと思う。
ビザは本当に人それぞれということがあるからね〜。
私だって、フリーランサービザは大変だよ〜って皆から言われていて、準備も半年ぐらい前からしておいたらとアドバイスもらったけど、所要期間3週間程度で3年簡単に取ったしね。余りに簡単でええ??って
その前後も、最近フリーランサービザ取得するのが難しくなっているらしいって言う人や
簡単になっているって言う人や、結構人それぞれに、ビザに掛かった体感を話しているだけで、
本当に当事者しかわからないといった。闇の中なのだ。
ある一人の女の子ははじめアーティストビザを取るのに、弁護士をつけて、一年間、ビザ取得に費やした。
ほんとコレはクレージー。だって、ビザ申請中に仮ビザを3ヶ月くれるんだけど、コレを4回延長したことになるからね。それでくれたビザはたった1年。
それで、そのビザがさっさと終わり、次又アーティストビザを申請したとき、弁護士も何も付けず、すぐ申請してすぐ次の回外国人局に行ったときに2年もらったと言っていた。
同じ子なんだよ〜〜。本当に信じられない。
それでね、外国には本当にビザを取得するのが難しい国籍の人たちがどうにかこうにか
同じ国の人同士協力しあって、海外へ出て働いているわけですよ。
だから、道はあると思うんですね。だから、ビザ取得が厳しくなっても、あきらめることはさらさら無いと思います。
どうしてこんなに厳しくなってきたのでしょうかね。少し経緯を。。。。
数年前から、ドイツに住む外国人社会がこのままでいいのかと問題なっていました。
というのも、ベルリンのある地区ではトルコ人を中心とした外国人がほとんどで、
ドイツ語できちんと授業が出来ない。
それから、2年前に学級崩壊が激しくて、学校自体が成り立っていかないといった大問題が、新聞一面や世間を騒がした。
帰ってもらうつもりで、ドイツ人はトルコ人を精神的、社会的に受け入れてこなかったんだ。
でもそのトルコ人たちは子供を生み、孫を産み、3世代ドイツに住む。もう子供や孫たちは祖国であったトルコを知らない。
ドイツ社会に受け入れないというネガティブな部分と、ドイツ人の良い意味で他人を無視しできて、相手を尊重するといったことが、
どんどん、どんどん進み、ドイツの中でトルコ人の社会が形成されていく。
そんな状況をず〜〜〜と放って置いて、もう無視できない状況まで問題が膨らんでしまった。
それで、ドイツに移住する場合、基本的なドイツ語の学習が必須ということになった。
いままで居たトルコを中心とした移民の間では、結構問題になっていた。
まあ外国人に優しいドイツは、それでもドイツ語の学費免除という措置を取っていたので、
良い制度だな〜〜と思っていたが。それが義務になるとやっぱり難しいこともある。
ドイツに住むトルコ人は大体トルコから嫁をもらうので、ドイツ語はもとより英語など外国語を勉強した事のない女性が嫁入りにドイツにやってくる。結構ドイツ語のハードルは高い。ドイツ語はほんと難しいよ〜〜。
それがビザ取得の条件になるんだったら、大変だよね。
う〜〜ん。ドイツはヨーロッパの中でも移民にある意味やさしい国だった。でもそれが裏目に出て、外国人でも手厚い保障が受けられ、仕事もしないで、ドイツから失業保険や、年金が支払われるために、ドイツに住む外国人が多かった。
外国人でも一度ドイツに入って、ビザをもらって、
税金や年金もろもろのものをきちんと払えば、外国人にも平等の権利がある。
それで、ドイツ人の保障だけでも大変なのに国庫が火の車になったんだ。
だから、その外国人にも平等の権利をという理想はそのまま、その前段階、ビザをもらって、正規に働くという
ハードルを高くしたのか・・・。
以前書いたディーラーをしていたモロッコ人のおじさんも。
(20年近くドイツで働いたので、その後失業しても、ドイツ人並みに国から安アパートを提供され、失業保険をもらって十年以上生活していた)
トルコに旅行したとき、出合ったトルコ人のおじさんの母親は、長年ベルリンに住んでいる。子供が成長しみんなトルコに帰っても、
ドイツで年金が支払われる為に、ベルリンに残って一人暮らししていた。
それで、それを元にトルコにとてもいいアパートを購入していた。
まあそのおばあちゃんは20年以上ももドイツで働いていたから、年金を受け取る資格がもちろんある。が、それを目当てにドイツに来る人も後を絶たない。
今は息子夫婦と一緒に住む、おばあちゃんの家。トルコでこの家はかなり豪勢。中は広く多分200平米近ぐらいはあったと思う。おばあちゃんはたまにこの家に帰ってくる。トルコのコンヤという街。
まあそんな極端な話が、無実な日本人にも煽りを食らって、ビザ問題が今厳しいらしい。
大体日本人は貯金して来たり、親からの仕送りで生活しているひとが多いから、ドイツからしたら大金を落とすお客さんなんだけどね〜〜。
だってざっと見積もって、1年で最低一人100万使うとしたら、1000人で10億だからね。
ドイツ全体に日本人は2万人以上。ほんと日本人にビザ取得を厳しくするなんて馬鹿だよね〜〜。
でもね、こんな政府の政策なんて数年すれば変る可能性もある。日本がそうでした。その昔、留学生10万人計画
なるものがあり、どんどんビザを発給したら、外国人の犯罪が増えた。その後計画が達成したのを期に、ビザの出し惜しみをし、
5年ほど前は日本語学校がバタバタとつぶれた。その後、また政府が外国人誘致に乗り出し、今、日本語学校がどんどん拡大している。
ほんと悲しいかな、政策で庶民の生活が変ってしまったりするわけ。
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またまた全く関係ないけど、最近ライブを見たアーティスト。山川冬樹。めちゃめちゃ凄かった。