ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

定番、ドイツでビザを取る


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長くなったので2つに分けますね。
これから書く、
フリーランサービザとアーティストビザいうのがドイツ移住のキーポイントだと思うんだ。


開かれた門って感じがするよ。



それから、ドイツの良い所は、永住ビザをくれる可能性が開かれている事。

納税期間というのがあって、正式なビザで5年連続納税すれば、永住ビザがもらえるんだ。
これには語学学生ビザは含まれない。大学学生ビザは半分換算される。

この5年というのがミソなんだけど、もらえるときに外国人局のほうから、あなたに永住ビザ今回あげられますよって
言われるの。私の知っている例では大体、7、8年居るともらえる感じ。アーティストビザの場合、納税額も少なくても良いみたい。
たぶん、労働ビザとかドイツで会社に勤めている人なんかは5年でいいんじゃないかな。

でもね、この7、8年だってすごい良いと思うよ。私が居たときはこの7、8年月々の収入ほとんどなくて、納税もほとんどない人でも、永住ビザもらっていたからね。

あなた、もうドイツ長いね〜〜、じゃああげましょうかって感じで。本当にそう言われたんだって。



話を戻して、
フリーランサービザ(自営業ビザ)。

フリーランサービザ(Freiberufliche tätigkeit)っていうのは、ドイツ語の言葉を直接日本語で訳すと「自営業ビザ」 なんだ。


フリーランサーには大まかに2種類あって、自分で仕事を作りますって言うのと、
日本の企業から給料をもらって、ドイツに居ますっていうのがあるんだ。この後者は、実際の例をだすと、雑誌なんかの写真家だったり、コラムニストだったり、本を書いていたりする。
まあとにかく日本の会社から給料もらえますっていう書類が必要。

これは結構すぐとれるみたい。だって日本企業からもらった給料を、ドイツ滞在でドイツに払うし、ドイツ人の仕事も取らないからね。








前者はドイツで自営する旨をいろいろ考えて、フリーランサービザ(自営業ビザ)をもらう。



この自営業って言うのが、そんなにたいそうな事じゃなくても良いんだよ。



自分のビジネスプランをいろいろ考えてファイルとか、紙に書いて外国人局の人に話して渡す。



私もフリーランサービザ取った。日本語教師でね。
個人で生徒を集めて日本語家庭教師で働きますっていうのもオッケーだった。そんなんでも自営業。
わたしは、英語で紙二枚分に、たらたらと、
ドイツが好きでドイツ語や文化を学びたくて、その経験がこれからの私の日本語教師の職業にどんな良い利益をもたらすか、
お金は日本から持って来たものがあるから、地道に少しずつ生徒を自分で開拓していって、最終的にドイツと日本の架け橋の一端に
なれればいい。みたいな事を書いて提出した。

そんなんで良かったのね。

だからこれが一番万人に道が開けたビザ取得方法かもしれないって思うよ。



ビジネスプランはなんでも良いんだよ。たぶんポイントはドイツの為になるか、ドイツ人の為に成るかというのを強調してウンチクを考えて、文章にすれば良いんだと思う。
ドイツ人の仕事を取らないで、自分で仕事を作り(きちんとドイツに納税する気がある)ますっていうのを暗に言う感じに書くの。

例えば、ドイツのものを買って日本に売り込むために、ドイツに居る必要がありますって言うのでも良いんだ。




もし、そのビジネスがそのとうりに成らなくたって、ビザを一回もらえば良いんだよ、また次に繋がるからね。



とにかく、外国人局での面接で自分が日本人であるメリットとか、いかにそのビジネスがドイツの為に成るかっていうのを、ちゃんと外国人局の担当の人に熱っぽく話せなきゃいけない。
最低でも英語でね。ハッキリ言うけど、日本語しか出来ないって人は無理なんだよね。


このビザのネックは、ドイツ年金が含まれた高い保険を払わなきゃい。それが合わせて月250ユーロ。
最近は350ユーロにするかもっていう法案も出ているらしいくて、将来もっと出費がかさむ可能性がある。


この金額は普通のドイツ人のフリーランサーの人も同じように払っていて、外国人もこのビザを受け取るからは、ちゃんと
義務として払えって感じになった。けっこう厳しいね。

でも、最低限ね日本とドイツは年金の相互互換制度があるから、全くの無駄になる事はないよ。



それから、大事な事は、銀行の預貯金は沢山あればあるほど、フリーランサービザを長くもらえる可能性があるってこと。
銀行預金1年100万円っていう目安があって、上手く行けば、貯金が300万以上あったら3年分のフリーランサービザをもらえる可能性がある。


仕事が軌道に乗るまで大変だけど、納税していければ、正式納税期間5年で永住ビザがもらえる。



それから、行動力ある人で、このフリーランサービザをドイツ入国してすぐ申請した人がいる。弁護士を立てて、
ビザついでに移民用のタダで語学学校に行ける権利をもらった人が居たよ。
フリーランスビザ取得にはできれば簡単なドイツ語が出来た方が良いんだ。最近はドイツ語が出来るか面接でチェックされるんだけど、(どれほど厳しいのかは人それぞれだと思う、実際ドイツ語出来ない人でももらっているから)
それを弁護士をたてて、まだドイツ語出来ないから移民プログラムのタダで学校入れる権利くださいって頼んだんって。

そうしたら、1年か半年か忘れたけど、普通の私立の語学学校にタダで入れる権利を移民局からもらったってさ。
なかなか凄いなって思った。普通この語学学校タダで行ける権利は配偶者とか家族ビザで入った人に与えられるモンだからね〜。

ドイツ語厳しくなった移民法を逆手にとって、タダで勉強しちゃうんだからね〜〜。あっぱれ。







それからそれから、いちばんこのHPが検索されているアーティストビザ。
わたしの周りでは、一番アーティストビザが次の更新を含めとりやすい気がするんだけど。。。


アーティストビザは、敷居が少しづつ高くなっているらしいから申請してみなきゃ実際の所解らないけどね。
すべて、外国人局の担当者の采配なんだよ。担当者一人一人、決める権利をもっているから、人によって違うみたい。


ベルリンにはなんちゃってアーティストもたくさんいるから、自分がなにかかじったものでも良いんだよ。イラスト書くのとか。
陶芸やるとかさ。
ヨーロッパはなぜかアーティストを優遇する制度があってね、年々審査も厳しくなっているいらしいんだけど、
現実には趣味で絵を描いてる程度の人が、この作品ファイルを入念に作って、このアーティストビザもらっていた人が何人かいる。


一枚でもインディーズでCD出した経験とかあったら、もうそれは絶対アーティストビザでOKって思うよ!

これもやっぱり住民票と銀行残高と、保険に入るのは基本で。いままでアーティストとして活動した記録(自分の絵とか、作品の写真とか、ギャラリーで展示をしたとか、ライブを定期的に日本でやっていたとか解るような)を入念に作ってファイルにして外国人局の人に見せる。


このアーティストビザもね、やっぱり月250ユーロ程度の年金付き保険に加入しなきゃいけないんだよね〜。厳しいね。






アーティストは、収入が低くて、納税額が低くてももまあ、アーティストは貧乏が当たり前なので、もうすこし仕事なさいよ、頑張りなさいよとか言われるらしけど。結局はビザは更新されていく。


それでね、私はフリーランサービザをもらって、人の元では働けなかった。例えばレストランとかね。あくまでも自営業しなさいって感じ。

でもこのアーティストビザはアルバイト可能。これもフリーランサービザの一部なんだけど、
なぜか知らないけど、このビザでアート以外の仕事している人多かったよ。

やっぱりヨーロッパはアーティストは優遇されているんだよね〜っておもう。

ここでも、そんなに上手じゃなくてもちゃんと面接官と意思疎通をしなきゃいけないから、ドイツ語か英語を少しでも話さないと
難しいよね。









ついでに、
語学学生ビザと大学生ビザは、保険は学生用で安いから、月々の出費は少なくて住む。
語学学生ビザは、まったく納税期間にカウントされない。
大学生でもバイトの納税で、その期間は納税期間半分にカウントされる。



いろいろ書いたけど、だいたいこんな感じで、私の知っている人はベルリンに住んでいるかな〜。


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