ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

ちょっと一息、ベルリンの話でもしようかな


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ずっと原発の事を書いているのですこし、休憩。
ベルリンに行きたいな〜という人に読まれている傾向があるので、



ドイツ人について書こうかな。

(Berlinに住むドイツ人の友人、または知人、ルームメイトなど。)


全体を振り返ってみると、なんだかんだ言っても、

ドイツで私が一番大変だと思ったのが、ドイツ人を理解する事だったような気がする。






ドイツのサービスは酷いし、

全裸で日光浴とか、両性具有の人が全裸でパレードとか
ドイツ人の行動もけっこう??と言う事もあったし

ドイツ人の彼氏なんか持って????だらけで話し合いばっかりだったし。

ルームシェアで一緒に住んだ体験とかね。


もちろん個人それぞれっていうのはもちろんだけど、やっぱり国ごとに背負って来た文化
が違うから、行動も変わってくる。


でも、長くベルリンに通って、最終的にドイツ人は好きだよ。裏表が少ないし、人助けが好きな優しい人にも沢山会った。

ドイツの街は整然としていて、きちんとしているから、生活するのに楽だしね。

ドイツ人だってもちろんやさしい。人の優しさなんか国なんか関係ない。
優しい人は優しいし、優しくない人は優しくない。


私はドイツ人の優しさが好きだ。裏表が少ない。
ドイツ人に優しくされるのは、相手が本気で優しくしようと思っているときだけ。


それに、行動派な人が結構多いと思う。
安請け合いでOKをだして、そのあと
何も無かったなんて事は無い。自分で出来る事しかOKしないし、それをちゃんと
してくれる。

頼りになる。




でも、相手の気持ちを感じるという事は絶対にドイツ人に求めたらだめだなって事。


一番日本人とドイツ人がかけ離れている点は、相手を察するという事。

これには相当に文化の違いを感じたよ。


私はいままで結構な数のヨーロッパ人と交流を持ったが、ドイツ人が一番
相手を察するという事が出来ない。驚くぐらいできない。

今まで交流が深かった。アイルランド人だって、イタリア人だって、
フランス人だって、スペイン人だってある程度相手の気持ちを察する事が出来る。





でも、この察する事が出来ない、優しいドイツ人の本領を発揮されたのは
震災直後だ。
4月10日の本帰国前の1ヶ月、実は私のフライトは3月15日だった飛行機は
成田まで飛ばないし、いろんな人に危ないと言われ、帰国をのばす。

その間、


数人のドイツ人から、思いがけない”えっ?”という言葉を何度か聞いた。


太極拳の師匠で、すごく良い関係を築いてきたドイツ人。
気分を入れ替える為に練習に行った。その月の月謝は払っていなかったんだけど、練習に代金はいらないと言われ、やさしいなとおもったが。

練習途中にその師匠から
「東京圏は30年この先住めなくなるだろう」とか。
言われ、わたしはショックを受けた。こんな時、面と向かって、それも練習途中に私によく言えるな〜〜〜。




日本のアンティークのお店をもっている子なんかは、お客からこれ
放射能かかってんじゃないの?とか言われるし。。。。


唖然。



仲が良かったルームメイトに引き払ったアパートの保証金を返してもらおうと思ったら、
「震災と原発本当に大変だね、家族は福島から結構近いんでしょ?帰国が決まるまでいつでも家に泊まりにきてね。」といわれつつ、「hallooはトイレの電気が消し忘れている事が良くあった。電気代が高くなるかもしれない」と愚痴を言われる。

こっちはそれどころじゃないんだけどね。



ドイツ人の友人から電話が、「今日本当にさよならパーティやるの?」
こんな時パーティの話か。



ドイツ人と結婚している友人宅に行くと、旦那が一人で怒鳴って怒っている。
ニュースを見るたびに日本政府は駄目だ。全然なってない!それを日本人の奥さんに怒鳴っている感じに聞こえる。
奥さんはもううるさくて、しょうがないから、日本人の家に2日間泊まりに行ってきたよ。って。

あたしは、その旦那に向かって、「なんで〇〇ちゃんにそんな口調になって怒ってんの?日本人のあたしたちが一番大変な思いしてんでしょうが!
あんたがこの時期、奥さんを支えなきゃいけないんでしょう?」

と言って、相手は目が点になり、そうか、と納得。奥さんからは言ってくれてありがとうと言われる。旦那自身が奥さんにストレス作ってる事に気がつかなかったらしい。



相手の気持ちとか、状態とか関係なく、自分の言いたい事を言うんだな〜〜〜てね。


ほんと、震災直後最初にドイツ人にそんな目にあったから、


友人のイタリア人とかフランス人が私の気持ちを察して行動してくれているのが
わかって、繊細な文化の人間はやはり違うな〜〜。と思う。





それで、現在フランス人と同棲しているのだが、あまり???という行動が少なく、比較的理解しやすい事に驚きを感じる。


もちろん相手によるというのがあるが、

いくら私がドイツの生活に慣れて、ある程度問題をピンポイントで説明することに慣れて来たと言っても、相手がわかってくれないと、はあ〜〜〜、わからない人なんだとガッカリくる。


それが、今の人には無い。それで凄く一緒に生活しやすい、楽だ。
イチイチ、説明しなくて良い。ほんとに楽。



いろいろすったもんだもあったけど、

こうして今震災直後の事を思い出して、あんな事を口走ってしまったドイツ人に

どうこう思う事はもう無い。


だって、ただの思った事を隠さず”正直”に言っちゃっただけだし、


実際の相手の”行動”はというと、

しっかり心がこもって、行動に移してくれる事が多かったから。


やっぱり、なんだかんだ言っても、

口より、相手の行動だと思う。








それで海外暮らしで、文化の違いに遭遇して”が〜〜ん”と思った時ね、それを嫌だと跳ね退けるのと
そっか、そんなものかと受け入れるには生活をする上で雲底の差があって、

住むからには自分を変えなくても良いから、違いを受け入れなきゃいけない。



何でも気軽にスルーできる人はそれが良いんだ。


嫌な面も良い面も紙一重で繋がりがあるって事。嫌な面を見たらそれに付随する良い面を探したら、受け入れられるんじゃないかな。

この思った事をストレートに言っちゃう事だって、
表裏が少ないって事だしさ。

私のドイツ人に対して一番好きな面が、一番苦手な面になってんだな〜〜ってね。



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