ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

スラップ訴訟、 恫喝訴訟、威圧訴訟、原発周辺で起こること

耳慣れない言葉ですが、日本には人権という点で、想像できない落とし穴があり、

犯罪者に仕立て上げられる裁判があります。

デモや市民活動に詳しいドイツの友人(週一回市民メディアニュース番組を制作http://www.uniwut.de.vu/

ドイツでは、昔そういう裁判が原発建設関係であったらしいが、今はもう無いといっていました。

ではこの裁判はどういう事なのでしょうか。
簡単に言うと、
国や企業など資金潤沢な団体が、反対する目障りな個人を裁判にかけることです。

http://slapp.jp/index.html

に詳しい事が書いてあります。


私が初めて知ったのは、3、11の後、原発の問題についてもっと知りたいと思い

訪れた島。祝島です。

この島のおじいさん、おばあさん達は30年間、電力会社と戦っています。

自分たちの代で海を汚してはいけない。ご先祖さんから受け継いだ海、それから未来の子孫の為に
海を守ろうと、原発の建設を反対してきました。



私が知っている限り、その祝島の人たちを支援しようと全国から集まったカヤック
(手漕ぎカヤックを使って、原発建設の大型クレーンを積んだ船を制する。)の数人が
裁判にかけられ、500万円の賠償命令を出されています。

でもこれらの行動から、いままで、なかなか原発建設が進まなく、

そして先の3.11から上関原発建設(仮)凍結へ、住民達の長年の粘りが実を結びました。

でもこの賠償命令が却下された訳ではありません。





それから今回は米軍基地がある沖縄やんばるの森にある高江村の住民達が被害にあっています。

高江に新しい米軍基地を作る事は地元の同意はありません。
それから全国的にもあまり知られていません。

ここの高江村の住人達はその新しい米軍基地建設に反対して、ず〜〜と基地予定地の門の前で座り込み活動をしています。
もう5年以上もです。少ない人数で入れ替わり立ち代わり。

もうこういう地元の人の現地での現場での活動しか建設阻止する余地が残っていないのです。

http://nohelipadtakae.org/takaebreau/VoTadd-info2012july.pdf


http://takae.ti-da.net/



219933