ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

 女性の方がはるかに危険に敏感

女性は危険に敏感です。

それは子供を守るという本能。


私は、原発爆発後ベルリンから日本に帰ったときに、

各地で、自主避難をする子供連れのお母さん達にたくさん会いました。


男性は女性の10分の1以下でした。夫婦で移動して来た人、家族を守る為に移住先を探している男性。
もちろん、男性は仕事があるから、そんな簡単には避難出来ないそれはありますが、

その女性達は、家族や夫からも、非難を浴びて、反対を押し切って移動してきたのです。





中には、それまでペーパードライバーだったのに、子供3人分、宿代と移動代が重さむので、途中で中古の大型バンを買って
必死に運転して沖縄まで来たという女性も居ました。

お母さんとしての本能の強さが、彼女を行動させた。


また中には、彼女自身の母さんから資金を得て長期避難している人も居ました。お父さんや旦那さんは理解不能で、援助はなし
だったそうです。


この2年、日本のニュースを読む中で、彼女たちの行動は正しかったと、証明されたと思うのですが、
そう思わない人も多いかもしれません。



日本のメディアが操作しているのは、現在でも明らか。それもニュースだけじゃなく、いろんな手をつくす。


今日産経新聞のコラムの相談欄で、ある男性が自分の彼女が放射能汚染を恐がり、食品を西日本や九州から取り寄せている。
それが、エスカレートして転居まで考えている。自分は彼女の事をどう扱っていいのか、困っています。というのを読みました。
相談相手は著名なお坊さん。その女性はカルト宗教にはまっているのと同じですよ。というとんでもない答え。



私としては彼女の行動は全うなのですがね。それをカルト呼ばわり。




情報操作の一環なんでしょうね。そうやって、あらゆる方法で、行動する人達を孤独に追いやるっていう。
たぶんそのお坊さんも名前だけ貸しているだけなのでしょうね。




今日、トリチウム数十兆ベクレル、海洋投棄というニュースを読みました。



もし、あたなが、あまりもう周りに相談する人も居なく、心の中で恐怖を感じているのなら、
孤独に耐えなければいけないかというと、そうじゃない。



やっぱり人間は関係性が大切です。今たくさんの人も気づいています。

そして、行動しているひとも多いです。

もし出来たら、そういう行動している人がいる所を訪ねてみて下さい。



私も、一人で九州に避難して、そして大分でたくさんの避難している人に出会い、福岡の九州電力前でテントを張っている人たち
の会い。

祝島原発を30年以上反対して来た力強い、海を守る島の人々。
中部電力から送られる原発受入料10億円にも手を付けずに、
何度も送り返す、海はお金には変えられないという誇り高い島の人々。


そしてそれをサポートする山口県の人々に出会って、本当に力をもらいました。


それと同時に、本当に何が原発建設周辺で起きているかも知りました。


私が、こうやってパリで脱原発で活動出来るのも、ほそぼそとネットで情報発信を続けるのも、

そういう力強い人に出会ったおかげです。




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