ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

コルシカの家族の原発健康被害

皆さんお久しぶりです。

12月に入ってからEU出国の為に又モロッコに1週間。
その後クリスマスの帰郷の為彼の実家のコルシカ島へ1ヶ月行ってきました。


最近パリに戻ってきましたよ。

コルシカに行ってね又衝撃の事実を知ってね。心苦しいけど、事実なので書こうとおもいます。

去年の今頃もね、コルシカについての記事を書いています。良かったら読んで下さいね。


コルシカ島は、ヨーロッパ屈指の夏のリゾート地で、EU拡大後からどんどん人口が増えて、この10数年で人口が倍になった島。現在30万人強が住む。大体千葉県と埼玉県を足したぐらいの大きさです。

チェルノブイリの時の汚染が酷く4000~40000 ベクレル/平方メートル

で関東地方の汚染と似ている。

みんな本当に普通に暮らしているよ、でもねその普通に過ごしている笑顔の裏に
大変な思いが隠されているんだなってね。




去年行った時、お母さんとちゃんと意思疎通が出来てなくて、知り合いに甲状腺をを患った人が何人かいるって書いたんだけど、

それはお母さんも含むでした。。。

彼のお母さんは現在62歳当時は36歳。

北部の比較的汚染度が比較的低かった北部4000〜10000ベクレルに住んでいたんだけど、
チェルノブイリが起きてから、10年後 甲状腺がちゃんと機能しなくなり
甲状腺手術はしていないものの、甲状腺機能を補う薬を毎日、2回10年以上飲んでいます。

お母さんは毎日薬を飲めば普通の生活ができるから、大丈夫って明るい顔して言っていたけど、毎日薬を一生って本当に大変な事だと思う。


それから彼氏の妹35歳(当時9歳)は子宮摘出手術を今年二人目が産まれたので、行う予定。私が島に着いく少し前に2人目の赤ちゃんが生まれて、元気な女の子。
ほんと生まれたての子は、どんどん変化していく。可愛かった〜。


その妹はチェルノブイリ事故が原因で子宮に問題があってね。大変な思いをして過ごしている。

毎月来る生理痛が気を失うぐらい痛くて、二人子供を産めたので、もう摘出するらしい。
実は数年前にも手術を受けていて、その手術の後遺症があって排便も大変なんだそう。
一人目の子供のときは超早産で帝王切開。3ヶ月ぐらい早く産まれて大変だったそうだ。
でもその子は今は5歳で元気です。



その妹の同級生は、一人子供生んだ後数年前に子宮の摘出手術をしました。

20年以上経っても爪痕は深いんだなって感じます。

でもね、フランスも原発推進の国なので、どれだけ人々が苦しんでいるか国は調査しないんだ。


それで、26年経った今、地元で大掛かりな健康追跡調査が行われて、
今年の夏にその結果がでるらしい。でも国がやっている訳じゃなくてね。

その代わりというか、フランスは医療費がタダなので、コルシカの医療も
すごく充実している。

毎週その妹の家にかかりつけの医者がくるし、
通いの医者が充実している。





セシウムは子宮に溜まりやすい。内部被曝の結果がこういう子宮摘出手術にまで追い込んでいるだとおもいます。



だから、みなさんやっぱり基準値以下の食品だっていっても0ではないわけで、

出来るだけ、西日本から食材を手に入れられるものは手に入れて
輸入品とかいろいろ使って、

東日本の人は出来るだけ食べ物に気を付けて欲しい。



例えば毎日食べるお米を汚染の無い県のものを手に入れるとか
お味噌を生味噌にして西日本のものにするでも大分違うと思う。


原発の事って本当に精神的に疲れると思う。でもやっぱりこういう事実を知って気をつけたほうが良いって思います。






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