ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

自主避難の旅は完全に終了 これから正式にここに滞在

とうとうパックスを結びました。

連帯市民協約パックス。これを結んだ1年後、私のフランス生活でのもろもろの権利が発生します。

結んだ直後から、彼氏の所得税なるものが安くなるらしい。

http://mediasabor.jp/2008/02/pacs.html  


日本で私は未婚扱いだし、私の状況はまだ変わらないので実感は無いが、すこし前進したのでホッとする。

ヨーロッパは結婚離婚じたいの手続きがいろいろ面倒らしく、私はパックスで十分。





ドイツで結婚離婚の法的な大変さを聞いているので、フランスにこういう制度があってよかったな〜〜っと心底思う。



そのパックスの結び方ですが いたって簡単。


(私はまだ正式な滞在ビザを持っていません。ただの旅行者扱いです。(去年ビザの申請却下された、とほほ)しかも何度も出入国を繰り返しているのでシェンゲンには思いっきりひっかかっていますが
フランス入国管理で、ちゃんとスタンプをもらっているので、違法滞在ではありません。
皆さんにはお勧めしませんが、パックス結ぶ為に正式なビザが必要なのかといった質問を読んだ事があるので、
結ぶのには必要ない様ですね。
たぶん一年後の正式な配偶者ビザをもらう為にはそれまでに正式なビザが必要かもしれませんね。
これはまた自分がもらったときに書きたいと思います。)


1、日本から家族含む戸籍謄本を送ってもらう。

http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/taizai/pacs.html

ここに書いてあるアポスティーユは私の行った裁判所では必要ありませんでした。






2、パリ在住の裁判所公認の日本人フランス語翻訳者を役所で紹介してもらい、訳を頼む。
これが大体150ユーロぐらいだった。


いちいち事務所まで足を運んで、住所の読み方や名前の読み方などを伝えた。私の本籍が鹿児島なので、この辺に行った事あるんだよ〜っと一瞬話が盛り上がりそうになるが、実は住んだ事が無いと言うと話は終わってしまった。。。

この人がね、パリに何十年と住んでいる感じの70代ぐらいの男性で、街の中心にあるアパルトマンにあるひっそりとした
小さい屋根裏部屋が事務所。おもしろい所だった。下の階まで大理石の螺旋階段がつづく豪華なアパルトマンなんだけど、

この人の部屋は屋根裏部屋なので一気に雰囲気が変わる。8畳ぐらいの部屋にぎっしり本やら資料やらが積んであって
ここでずーともくもくと何十年って仕事しているんだな〜といった職人さんの部屋みたいな感じだった。







3 もらった書類と訳した戸籍謄本をもって家庭裁判所に行き、パックスを結ぶ日取りを決める。





4、予約した日取りにパスポートを持って家庭裁判所に行く。ちょっと良い作りの大きなテーブルが置いてある一室で職員の女の人がが神父さんのように、あなたは〜〜とパックスを結ぶ事に合意しますか?
→ はい

と口頭で約束を取り決め、簡単にパックスを解消するにはどうすると説明を受け、
書類にサインをしてスタンプをもらう。で終わり。

このサインした紙相当重要な書類らしくて、自分できちんと保管しなきゃいけないんだけど、ただのわら半紙のような
再生紙です。

ちなみにこのパックスの書類を働いている会社に持っていけば、ハネムーン休暇がもらえる権利があるとも
説明を受けました。

彼の身分はフリーランサーなので関係ないが。。



今年中は一度、日本にもどって去年落とされたビジタービザ一年を再度申請しなければとは思っています。

http://minetteenfrance.blog77.fc2.com/blog-entry-3.html
パックス&ビジタービザ取得のこんなHPを見つけ、みんなビザ取得は大変なのね〜っ。はふ〜。










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