ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

どうしてここまで原発に反対するのか

最近、新規で訪れる方が多いみたいですね。


どうして、ここまで原発に反対するのか良くわからない人もいるかもしれません。


簡単に書いてみますね。

1、原発由来で、深刻な病気になる人が世界には多い事、でも原因がわからないって最終的にうやむやにされる。
原発事故だけじゃないんです。原発周辺に住んでいる人たちもそう。これはフランスに移り住んでから知りました。
まず、チェルノブイリ由来では実はヨーロッパは結構汚染された地域が多く病気になったり癌になった人が多い。そういう事は日本まであまり届かないですが。私の彼の実家のコルシカ島の汚染の実態を以前書いたのでそちらを呼んでくださると、理解出来るかもしれません。http://d.hatena.ne.jp/halloo/20140107
国や電力会社は明らかなウソをついてまで、逃げ切ります。なので、補償も全く有りません。
現在の福島の子供達の甲状腺がんの事も国は原発事故由来とは認めていませんよね。



2、原発事業は絶対信用しては行けない事。これは30年以上もの間、上関原発建設を阻止してきた祝島のおじいさん、おばあさんに
習った事。命がけで、島を守っても、電気会社や政府はあの手この手の汚い手を使ってくる。たった数十人の漁業組合に10億円なる金を振り込んできたり(祝島の漁師たちは手を付けず返金する)、不正裁判で犯罪者にされたり、ヤクザなどもつかって脅しにくる。



3、私自身が体験した事。
私はドイツで福島第一の爆発のニュースを聞きました。その後、ドイツのレスキュー隊が空路で成田へ向かいます。
そのとき日本政府は日本がどのくらい線量か隠していたのですね。ドイツのレスキュー隊が3月14日成田へ着いた瞬間、
あまりの高線量でドイツへトンボ帰り、それがドイツではニュースになっていました。
翌日の3月15日からドイツー成田間は1ヶ月近く運行停止、運行再開後、私は4月11日ルフトハンザで成田へ、それでも成田へ直では行かないんです。ソウルで一時着陸、ルフトハンザのクルー全員総入れ替えと給油をし、成田へ。成田着地後、乗客だけを降ろし、とんぼ返りですぐ韓国へという感じで、成田がどれだけ汚染されているのかを感じるドキドキの帰国劇でした。乗客も日本人が少々いるだけ。。。。日本に足を踏み入れてみると、本当に平穏で、恐ろしいくらいでしたよ。
日本のテレビでどれだけの事故か汚染か全く解らない状況というのに驚きました。



4、原子力発電所は戦争の道具である事。原発の核廃棄物から核爆弾が出来ます。核開発が出来ます。もともと第二次世界大戦A級戦犯であった読売新聞社主に依る新聞、テレビを使った大キャンペーン(米国からの依頼、A級戦犯としての実刑を免れ、米国への協力)で、50年代、原子力発電所が日本にもたらされます。当時起きた何十万人という国民の反対運動もかき消されました。
CIAの極秘文書は時効を迎えると、公開されます。この読売新聞社社主への依頼も、安倍首相の祖父も協力者として書かれています。




5、今のマスメディアの情報操作のひどさ。今のNHKのトップは安倍首相の親派で固められています。なので、原発関連ニュースは
NHKで真実が語られる事は無いでしょう。





6、原発を動かして、甘い汁を吸う内外の特権階級の人々に、日本の大地を汚して欲しく無いと強く願う。




今一番危ないと思われる浜岡原発が動かされようとしている。


浜岡原発:安全審査14日にも申請
毎日新聞 2014年02月06日 07時15分

 中部電力は、運転停止中の浜岡原発静岡県御前崎市)4号機の再稼働に向け、来週中にも原子力規制委員会に安全審査を申請する方針を固めた。14日に申請する方向で最終調整している。中部電は従来、今年3月までのできるだけ早い時期に申請すると説明してきた。地元の理解を得たうえで、安全対策工事が終了する2015年9月以降、各種手続きを進めて早期の再稼働を目指す。

 中部電は、13年7月に施行された原発の新規制基準に適合させるため、安全対策の前提となる地震の揺れや津波の高さの想定を見直し、工事の詳細計画を固めた。旧基準の下で07年に設定された「基準地震動」は最大800ガル(ガルは加速度の単位)だったが、南海トラフ巨大地震の最新の研究成果などを踏まえて、4号機周辺で最大1200ガル程度をベースに見直した。

 また、敷地付近に到達する津波の高さについては、07年に想定した8.3メートルから、南海トラフ巨大地震に関する国の検討結果や、規制委が「基準津波及び耐津波設計方針に係る審査ガイド」で例示する波源域の想定を踏まえて20メートル超に引き上げた。

 中部電は、津波に備えて海抜22メートルの防波壁の建設や、新基準が義務付けるフィルター付きベント(排気)装置の設置など総額3000億円規模の安全対策工事を進めており、4号機は15年9月、3号機は16年9月の完了を目指す。3号機の安全審査は14年度中に申請予定。【和田憲二、樋口淳也】



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