ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

頭が開く様な感覚

世界には面白い事をしている人はたくさんいる。

それで、その面白い事をきちんと自分と周りの人が食べて、それ単独で生活していくレベルまで昇華するのは

めっちゃ難しい。


なんでも、このホースキャラバンは

今まで10何年以上も500人以上の旅人を受け入れてきた。





こういう旅の経験をすると、パカッっと頭が開くのだろうな〜〜と思う。

(頭がパカっと開くって、まあ「気づき」とか「悟り」と書けば、良いかもしれないけど、悟りって、まだそのずっと先の道だと思うし、気づきよりももう少し先の事。偽物のようなものを見抜く力とか、何かのキッカケから、それまで、解らなかった様な事が理解出来るようになったり、頭の中でいろんなパズルが整理される感じで、こう感覚的な言葉の方が伝わりやすいかなと思って、使います。)





そういう頭がパカッっと開くキッカケを作ってあげるのって、素晴らしいと思う。一緒に働く人の生活も支える。

う〜ん、凄いことだね。


私が日本に帰って、避難生活&旅をした西日本の旅。で、何となく今振り返ると、あの時、私の頭を開く最後の後押しを

作ってくれた気がした。日本の田舎には素晴らしい人たちがたくさん住んでいます。





それで、私は【何か】になりたくて、いろいろしてみたんだけど、
やっぱり普通の人だって言う事にようやく気がついて、でも何か昔より、いろんな事が解るようになってきた気がして、心が落ち着いたんだよね。

まあ、その【何か】になりたいというのは、大体若い頃は誰でも持っているものって思う。


それを、追求するか、しないか。その追求の仕方は、人それぞれ。
ある人には仕事かもしれないし、ある人には音楽かもしれない、ある人には旅かもしれなくて、ある人には子供を育てる事かもしれない。



その追求している間に、ふっと出会いが有る。その出会いにちゃんと心が呼応して



この人に出会って良かった〜〜〜〜って言うね。それは一人かも知れないし、複数かもしれないし。


やはり人間は社会的な動物なので、パカッと頭を開くキッカケを作ってくれるものもやはり人間なのかもねって思う。




それで、そういう人に出会うにはやはり追求しないと、そこら辺に居ても全く気がつかない。


あるパーティーでそういう人に出会いました。お話をしました。ほ〜〜、凄いね〜、そんな事をしているんだこの人は。

でも、それじゃあね。自分が変わるくらいのキッカケにはならないんだよね。(私)





そういう同じ様なカテゴリーに居て、自分がいろいろ既に経験して、それがどれだけのものなのかが解る人にならないと、その凄さには気がつかないと思う。




例えば、三島由紀夫、あの人の文体は素晴らしいって良く聞く。私は二十歳の時に仮面の告白を読んで、でもよく解らなかった。

何が凄いのかもよくわからなかった。本屋に売っている本は全てプロの作家に依るもので、ある一定のレベル。なので
その他の作家と、三島由紀夫の差が全くわからない。



でも、ある人には衝撃的。多分才能の有る人には若くても、ちゃんとキャッチできて衝撃になるのかもね。




そんな様な事。



私は普通の人なので、自分で経験を積まないと、それがどれだけのものか解らない。



なので、やはり自分の好きな事を何でも良いから、追求してみることって、凄くよくて、その先の他の事にも影響を与えるって

事だね。


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