前回紹介したTV5monde
のフランス語学習サイト、なかなか良い。語学だけじゃなくて、文化や世界の時事問題も勉強できる。
うちではテレビを見ない生活をしているので、フランスの時事問題など、やはりネットが主。
フランス語の勉強しながら、フランスの文化や世界の時事問題自体も学べるのは一石三鳥。本当におすすめ。
特に映画を題材にしたものが面白い。私は10代の頃よくフランス映画をわざと選んで見ていたんだけど、それ以降サッパリ離れてしまったんだと思い出す。
このブログを読んでいる人もわかると思うけど、若い頃は、流行っているものがとにかく嫌だったんだよね。
それで他の人と違うもの、何か自分を満たしてくれるものを探す。
焦燥感を埋めてくれるものを探すんだよね。でも、探したってどこにも存在してなくて、自分で作り上げるしかない。
が、若い時はそんな事誰も気がつかないし、教えてくれる人もいなかった。
なので中学、高校の頃は同年代の人が見ないような大人のフランス映画を選んで、でもその後は、
映画にハマるなら、映画を作ることまで行くべき、という事で、
授業料が安いという理由だけで、
20歳ぐらいからイメージフォーラムというかなりマイナーで有名な映画学校に半年程行って、8ミリ映画の取り方を学んで、
どっぷり実験映画にハマってね。ロシア映画とか東ヨーロッパ映画なんかを好んで見ていて。東ヨーロッパ映画だったら、まあ中には面白いものもあってね、でもロシアの実験映画なんて全然わからない。(当時)
とにかく人と違うものがいいからいかにアンダーグランドを深く追求しなきゃだめという感じでね。イメージフォーラムの学校が見せてくれる映画なんてすごいよ。トップ オブ アンダーグラウンド(笑)
それで、ショートフィルムの実験映像をその学校で2つばかり作って終わってしまった。。。
それで結果、映画全体がつまらなく感じちゃって、(単なる好奇心だけだったのね)
次は音楽にはまって、バンドにハマって、まあ、やはり
いかにアンダーグランドを目指す訳だから、サウンドアートやノイズ音楽にはまって。
ノイズ音楽を作って。
社会人になって、音楽は続けていくも、今度は旅。
まあ旅のことはここに書いてあるので、わざわざ書く必要ないけど、あの若い頃の焦燥感ってなんなんだろうね。
それで、バンドはその焦燥感をある程度埋めてくれたし、旅も初めのうちはそうだった。
大抵の人は子供を作ったら、そんな気持ちを埋めてくれるのかなあと、今では思う。
本物のアーティストなら、その焦燥感を作品に詰め込んで突き詰めて行くんだと思う。
今まで、何人かの本物のアーティストに出会ったけど、人生の一部として、自分の日常として作品を作って行く姿は、やはり特別な人々なんだよね。
平凡な人が焦燥感を埋めていくのは、やはり好きなものを見つけて打ち込む。
それから人間の本能である子供を育てて行く事なんだと思うよ。
そこまで好きなことが無いし、打ち込む時間がないよーという場合どうしましょうか。
でもそれを恋人なんかに向けるのは間違っているんだよなあー。結局は他人だからね。
そしたら、何か自分の得意分野で、感謝される事を無償でしてみるのはいかがでしょうか?
自分の為にやるのだから、見返りは求めない。
なんとなく、自分の人生のループを上に向かわせてくれるキッカケになるかもな。
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