ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

フランス流の男女平等や子育ての中身はというと。。。。

みなさんお久しぶりです。

ブログをはてなダイアリーからはてなブログにして、かなりカウンターの周りも減り

ちょっと寂しいことろです。


ここ3ヶ月ほどフランス語の語学学校に行って、また最近フランスに対しての理解を深めました。




想像以上の男女差別があったという事を学校の教科書から知りました。

 

なので、女性が自分の権利を持つために本当に頑張ってきたのだなあと。


実はその名残も最近まで残っていて、法律で(誰も守っていませんでしたが)


女性がズボンを履くのは2013年まで禁止だったそうです。えっっ??て感じです。

下の記事は2012年発行なので、まだその法律が有効だった時ですね。

ovninavi.com

 

それから、それから1965年まで、女性が銀行口座を作るのは許されていなかった。

shigeko-hirakawa.org

 

女性に給料を渡すなんていう習慣はヨーロッパにはないので、相当家庭内での肩身は狭かったでしょうね。

まあ現代でも、同じ仕事や地位であっても女性の給料は約3割減(私は2割減だと聞いたのですが)だそうです。


68年という年はフランスでは革命と言われているくらい社会が変わったと耳にはしていたのですが、

いや〜、イメージと現実は本当に違いますね!





まあ、現代は以前も書きましたが、女性が本当に頑張って一生懸命仕事をして経済的自立を得たのですが、腑に落ちない点も多々ありますね。


女性が子供を産み出産するその重みをあまり考慮されていない気がします。

これを書くと、皆さんはええええええ!っと驚くかもしれませんがね。

 

まず、男女同じように働く。それで給料は約3割減。

家庭の中は平等に折半で割り勘で支払い。

衣食住すべて、割り勘です。

子供ができて3ヶ月で会社復帰。

 

赤ちゃんにはいくら平等といっても、母親しか出来ないことが沢山ありますね。




男女平等を歌ってはいても、男性がやはり有利な社会であるのは間違い無いです。

日本は男女平等ではないですが、役割が別のものとして、女性として謳歌できるような気がするのですが、ね。まあそれは個人、家庭毎に違うでしょうね。



かかあ天下、あまりフランスでは耳にしませんが、どうなんでしょう。





私の彼のコルシカ島の 義理の母夫婦はこうです。



まず、義理の母(彼の実の母)と義理の父(彼にとっても義父です)

年金額は 母 1800ユーロ 父900ユーロ

すべて折半で払っています。もちろん父の900では月々の支払いは足りません。

母が多く払っています。特に、ローンの返済が月900ユーロ、ソーラーパネルが月200ユーロ、税金を毎月二人分500ユーロ,自動車のローンガソリン代、保険なども払っているため、食費を引くと手元に残るのは僅からしいです。。。。

リタイアした夫婦の収入が2700ユーロ、それも田舎で、あまり貯金ができないと言うのは。。。。

そして、食事はというと100%義理の母が作ります。

義理の母がパリに5日間やってきたとき、その間の食事を作って、冷凍室で冷凍してから来たそうです。


それから孫の世話もします。娘(彼の妹)の3人の子供の面倒は ほとんど義理の母です。 普通の学校にしか行かせていないため。ベビーシッターや時間外保育はなしです。


義理の父は 血が繋がっていないという理由で、一切感知していません。。。。。。


家事、8割が義理の母。。。。。。

父はお皿を食洗機に入れたり、食洗機が終わったら棚へ戻す。それから庭の木を切ったり、洗濯物を干したり。。。。。




いや〜〜〜〜〜、日本の夫婦と同じですが、違いは


お金のは義理の母の方が稼いで、定年後も義理の母の方が倍もらい支払いをしているという。。。。。。。。。


現在義理の母69歳、義理の父64歳。義理の母は離婚を考えない日はないそうです。。。。。



 

 

若い人は


同じような境遇でも、男性がもう少し家事を手伝ってくれるそうです。




それからフランス全体の40%以上が家庭内で女性の方の給料が良いそうですよ。

 




フランス女性からの不満もかなりあって、パリの離婚率は7割だそうです。
これは家庭環境を扱った主に子供の心理学を研究し、カウンセラーとして働くフランス人女性から直接聞いたので、かなり正確な数字だと思います。実際に結婚までしていない家庭もあるので、パクスを含み、子供がいる家庭限定かもしれませんがね。






 

 

そのフランス女性は、私によく日本流の子育てや家庭環境のことを聞いてきますよ。

まあそれを見習って、生まれてから1歳ちょっとまでは自分で、自分の子供の面倒は見て、(1歳までというのが働かないでいるギリギリのところらしいです。)

夜一人ぼっちで、夜泣きをさせないように気をつけているみたいです。
(現在赤ちゃんと夫婦の寝室は別ですが)


ヨーロッパでは夜、赤ちゃんが夜泣きしても一人個室でギャンギャン泣かせて大人しくなるまで待つことが多いのですが、実はこれは新しいヨーロッパの子供の心理学では全く

 

    ダメだそうです。

 

 

(あるフランスの赤ちゃんは夜泣きしないという本があるそうですが、夜泣きしてもほって置くというのが正確です。世界共通同じ赤ちゃんですからね〜。)


なので

心理学者のフランス人の彼女は日本流を見習って、
1歳ぐらいまで布団のようにベットを解体して、マットレスを床に置き、子供と一緒に寝ていました。

たまに土曜にその友人夫婦の家に遊びに行き、夜よくゲームをして遊んでいました。子供が夜泣きを始めると、みんなひっそり黙って、だいたい2分ぐらい沈黙します。それで、泣き止む時はそのまま、でも泣き止まないときは、母親か父親が交代交代で添い寝をして寝かしつけに行って、ゲームを中断します。


 

 

 

 

 

彼女は特に子供の心理学者ですし、まあスペイン人男性もフランス人よりは保守的だし

彼女の意見を受け入れやすかったのでしょう。

でも彼女のフランス人の母親には、それではダメだとダメ出しをしょっちゅうされたそうです。

 

その母親からは、自立するために夜は別に寝て、泣かせておかないといけないと口を酸っぱくして言われていたそうです。

 

 

そういう時は彼女は私に相談するのですが、私はそういう赤ちゃんを一人個室で泣かす風潮は
世界で現代の欧米人だけの風習で、日本やアジアは昔から絶対違うし、他の国も違う、



多分昔の貧乏だったヨーロッパでそんな一人一人赤ちゃんに個室があったわけじゃないと言うと、彼女はホッとして、そうだよね〜。でも母はわかってくれない〜。と言っていました。

 

 

ドイツでも10年以上前にすでに同じ事を聞きましたよ。
心に闇の様なものがいつでも付きまとい、多分それは赤ちゃんの時に真っ暗闇で一人で寂しく泣いていた経験が、物凄く影響しているらしく、子供を一人で泣かせないようにしている人も増えてきているって。

ドイツ人男性と何人か付き合って、なんでこんなにみんな心理的不安定感があるのかなあと思っていましたから、その時は納得していました。




欧米人は自分の見せ方は上手いけどね〜。

 

 

 

 

 

話はちょっと代わり、男女平等を変に主張するフランス人男性の家庭では。。。。 

 

 

 

フランス人男性と結婚したスペイン人女性の事は、前も書きましたね、

 

子育て中に、彼女の分の生活費も旦那に負担して欲しいと頼んだら、それは

 

男女平等では無いと拒否され、二人揃ってカウンセラーに行き、ようやく3ヶ月だけ負担してくれる事になったらしいですからね〜。

 

それにそのスペイン人女性が5ヶ月になるまで子供と一緒の部屋に寝たいというのも旦那から拒否されたようです。

まあ、スペイン人女性はヨガの先生だし、旦那はめっちゃスポーツマンなので
夜の夫婦生活は円満らしいけど、そっち系の愚痴は聞いたことがないなあ。。。でも 

 

いつも彼女は旦那の愚痴がものすごいです。内容も日本人的には考えられないのでいつも目が点。。。

 

 

 

日本だと、旦那の稼ぎが悪くて。。。。とか、何も家事をしてくれない。。。そういうのとは全く違っていて、

旦那は高給取りなのに、(元社長)彼は自分の物だけ買って、高級バイク(BMV)とか高級車(ジェームスボンドと同じオープンカーで二人乗り、家族じゃ乗れない)とか。。。私の生活費、彼の子供子供を産んで、スペインからフランスに来て面倒見ているのに、払ってくれない。私はスペインの国からもらうお金と母親からもらうお金とスペインで稼いだ貯金で食べてフランスにいる。。。一緒に住んでいるのに。

極め付けは、子供がいても奥さんがいても、

一人で船の旅に友人と行ってしまう事!自分は仕事でストレスがあるから

そうやって発散しないといけないらしい。

 

 

 

 

 

が〜〜〜〜ん、それで彼はそれをフランスの男女平等だと主張している!

 

夫婦が家賃や食費や子供の養育費を割り勘で折半するのがフランス流!だと!

 

自分で稼いだものは自分のものだと!

 

 

 

 

いや〜二人でカウンセラーに通った意味がわかりますよ。。。

 

 

 





こんな男女平等、要りませんね!


日本は日本流の、現代の男女にあった、家庭環境があると思います。


決して、日本に居て、フランスの現実も知らず、フランス流、さすが〜〜〜と言ったり、書いたりしている人たちに騙されないように!






フランス人男性とスペイン人女性の例はかなり極端だけど、



ドイツにいた時もね、奥さんが子供を産んで、子供の面倒をみて働かないのに
イラついて、別れたいとおもった(生後4ヶ月ぐらいの時)という

発言も聞いているので、なかなかヨーロッパの男女平等問題

深い闇があります。