ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

面倒くさい病

今日ふと朝起きたとき、現代社会、モダンな社会、便利な社会になればなるほど、果ては、楽で苦労のない人生になればなるほど、人生がつまらなくなるのかなあとふと思った。


ベルリンのあの極寒の中、暖炉に石炭をくべていた時の事や、(それが楽しかった)

 

ロッコのシフシャウエンという町の裏山に住む家に滞在させてもらった時、暖をとるために薪を山から集めるお母さんの姿や、(近所の奥さんがたと歌を歌いながら、断崖絶壁の岩山を撒きを担いで降りてくる姿は生き生きしていて楽しそうに見えた)

 

 

パリの生活が大っ嫌いでベルリンに移住していたフランス人と出会った事、彼のベルリンのアパートで、プロジェクターで壁に大画面になったゲームを一緒にしようよ〜と誘われて、本当〜につまらなかった時の事などが走馬灯のように思い出された。


2000年初頭、東京の便利な社会からヨーロッパの地方都市を旅して回っている時、

とりあえず、なるべくお金を使わないように、お金で解決するんじゃなくて、人づてで解決していく、行動力で解決していく事がどれだけ楽しかったか。

 

 




あれは別にヨーロッパの地方都市じゃなくても、日本の田舎に行けば出来たのかもなあ

私の第二の人生で、いろんな事を教えてくれたヨーロッパの旅は


別にヨーロッパじゃなくても、日本の田舎でも出来たはずだろうなあ。と


思いを巡らせた。



パリの生活は東京の生活に近い(これには異論がある人が沢山いると思うが、私の経験上ではかなり近い部類に入る。)



最近、仕事が楽しいせいか、冬になり、体の新陳代謝が低下しているのか、あまり他の事にエネルギーを使う事をつい止めてしまう。





これではイカンと思う。冬だからこそ色々面倒くさいと思う事をわざとやらねば。