ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

一時的でも良いから福島からの移動を求めるも。。。声は届かぬ


私の知り合いに福島市在住、1歳の子供を持つお母さんが居る。

大学時代の部の後輩だ。

福島第一原発から約50キロメートル

爆発直後、ドイツから電話で連絡し、宮崎に住む福島避難を受け入れをしている

ドイツ人友人の家に行くように説得するも、私の声は届かなかった。




その後、ドイツからの帰国前後、連絡しせめて私の埼玉の実家に休憩に来てくれといったがそれもかなわず。

会津若松から春日部まで一本で来れる。


旦那が福島市で働き、家も買ったという。両親も
近くに住み、病院で入院しているおじいちゃんもいるという。


ショックを受けさせない程度の
情報を与え何度か連絡を試み説得した。

彼女は子供の為に福島に残る決断をつけた。

本当に絶句した。

日本の政府や報道を怨んだ。彼女は子供はほとんど家から出さないから大丈夫だと言っている。


もちろん、家の支払いがある。旦那を支えなきゃいけないのも解かる。





生まれたばかりの子供と避難して、旦那から避難の同意を得られず、仕送りも送られず両親からの仕送りで生活する女性に沖縄で何人か会った。


彼女たちは子供を守ることに全力を尽くすがその旦那たちは。。。。。。

避難の途中で大型車を購入して、いままでほとんど車運転なんてしたことがないのに子供を乗せて沖縄まで来た女性。


あれから半年、関東に戻った人も沖縄に残った人もいる。

そしてもう一度その知人に連絡を入れた。

福島の汚染が奇跡的に少ないとされる南会津のある森の中のイベント
子供を外に出してあげてほしいと思った。
http://www.daienkai.org/


でも行かないらしい。

このビデヲを見せて、もう一度彼女を説得すべきか。説得しても移動はしないだろう。コレをみた彼女を不安材料を増やし、不安を煽るだけだ。


悩む。




沖縄には現在積極的に受け入れをしている。
以下の文はベルリン時代の知人 藤田 央 氏からの情報

‎9/6現在の沖縄県の被災者受入れ人数は、128世帯339人 4割 那覇市内、名護、その他宮古、石垣、本部等。
被災者受入れ体制6月からは、以下のようになっています。
受け入れの条件は、福島県民は全員、それ以外(青森、岩手、宮城、茨城、栃木、千葉)は、半壊以上、一年以上の滞在を考えている方が対象

  1. 航空運賃往復
  2. 被災者家族が、部屋探しをする間、一ヶ月分のホテルでの宿泊料+毎日三食付。

... +被災者に民間の住宅を探してもらい最大毎月6万円(3-4人家族)、5万円(2人家族)、4万5千(一人)、共益費 (現在のところ二年、昭和56年以降の建築物、福島の状況により延長)

  1. 家電 テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコン(赤十字が寄付)
  2. Kirai Card と Kanai Card(モノレール無料、バス回数券半額、定期券3割引、買い物5%off

さらに詳しい資料は沖縄県支援対策本部 被災者受け入れの対策チ-ム窓口
090-3794-0530 090-3794-3168

他県に比べてもとても好条件だと思います。
知人、友人で被災者がいる方、ぜひ沖縄の移住を薦めて下さい。拡散を希望します。