ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

移動型民族の性質を濃く受け継いでいるのかなあ〜〜?

遊牧民(ゆうぼくみん)あるいは遊牧民族(ゆうぼくみんぞく)は、人類の生活類型の二大区分である移動型と定住型のうちの移動型の牧畜(遊牧)を生業とする人々や民族を指す。。。。。。。(ウィキペディア

http://ja.wikipedia.org/wiki/遊牧

この記事を読んで、なぜかホッとした。




そっか〜、人類の生活類型の二大区分、定住型と移動型、そうだよね〜。

もともと移動型は少数民族ではないんだよね。


現在は定住型が世界のスタンダードなので、遊牧民は住みにくいが、

もしかしたら、遠い将来、移動型生活者の時代が再来するかもしれないし??




私はこの過去10年、いやいや高校を卒業してから、かなりいろんな所を点々とした。
予備校時代は知人の宅を渡り歩き始め、大学時代や会社員時代も引っ越しをたくさんした。たぶん7回ぐらい。。。

放浪の旅を始めた11年前からいままでも。移動距離はすごいし。







なんかこのままじゃ良くないのかな〜〜と思って悩む事もあった。最近も葛藤があった。もう少し一カ所に落ち着いてじっくり物事に取り組まないと私の人生おかしくなるかもとかね。

友達との別れも結構辛かったしさ。


いままでの自分の生き方に後悔は無い。一カ所に落ち着いて、東京で仕事をしたとき、なんで私はあんなにフラフラしていたんだろう?もしかしたら時間の無駄だった?自分のしたことが否定的に思えた時があって生きづらくなった。



移動型民族の性質を濃く受け継ぎ、でも生まれてからずっと定住型生活の教育を受けて来た訳で、なかなか周りに順応できないのもしょうがない事だ。

先人達が残した哲学的な書物なども、定住型がベースまたは、定住型が当たり前である上で書かれているものも多く、
移動型生活者は肩身がせまいね。






移動をしても、戻る場所がある程度、固定できれば、友人にも会える。今のこの私にとっての日本のようにね。


は〜〜〜、なんか最近またモヤモヤしていたんだけど、たったこんな一文が私をホッとさせてくれた。





一昨年行った、ルーマニアでもジプシーを定住型に固定して
国が管理する方向に向かっているという事実を目の当たりにしたんだ。

ゴーストタウンのようになっていた街にジプシーを住まわせ、住所を与え、管理する。
EUに加盟したルーマニア、ジプシーはヨーロッパ各国へ正式に
入国する権利も与えられることになる。


それを聞いたときにね、いままで長年、伝統的に生きて来た生き方が否定されるのって凄く、生きづらそうだなって思ったんだ。

でも、一人一人の魂は国家に管理される事は
ないからね、やっぱり。


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