ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

選挙結果を見て

ヨーロッパに来てから知った。民主主義というモノは自分たちで、懸命に権力(時の国を操る人)と戦って得るものだったんだって。フランスは革命で、多大な血を流したのは有名だけど、革命後も長〜い長〜い道のりだった。



 ドイツも世界大戦の2度の大敗+ヒットラー、東西分裂で、国民は本当につい最近まで血のにじむ苦難があった。なので、現在も政府VS国民で戦いは続いている。
政治の世界って汚いのはどの国も同じ。ヨーロッパだってアジアだって、政治の世界は汚い。(北欧はちょっと別、その話は置いておく)



それをどれだけ国民が監視して、選挙を含めた市民運動や個人の動きが大切で、庶民がどれだけ活発に動き続けるかで、民意が政治の世界にいくらか通るか決まる。なので、この数十年庶民が頑張っているドイツは結構民意が【まあまあ】政治の世界に組み込まれている。

最近のフランスは元気が無い気がする。デモはまだ活発だけど、市民運動などの実際の動きが少ないと私はパリで感じる。
なので、今のフランスはエリートに国を牛耳られているんだろうな。日本ほどじゃないけどね、デモはフランス人特有の愚痴ってことなのかな。






民主主義にの戦いは終わりの無い戦いなのね。




沖縄は、今まで続く長年の苦渋の侵略の歴史があり、今回自民党は全滅した。
国の方針は変わらないが、どんな形でも自分たちで何かを止めないと、誰も何もしてくれないというを身をもって知っている県だ。





日本は権力に逆らう事をギリギリまでしない。。が、時の権力ががどうしようもなくなるまで続くと、何かがはちきれ(外部からも壊され)、ど〜んと変化する。
これから20年も経つと、どうしようもない問題に一人一人が直面するだろう。
多分、そしてこれじゃあもうどうしようもないとなった時に、また何かが日本に
起こるんだろうな〜と、今回の選挙の結果を見て思った。