海外で出会った面白い職業。
1、サーカス団
サーカスって言っても、動物を使ったり、アクロバットな技術を使うのではない。
もちろんDJとかライブバンドもいるんだけど、
お客さんに自分たちの技術を教える
ワークショップがメイン。
ファイヤーダンスとか、簡単なアクロバット用の
背の高い鉄棒とかもあったり。ジャグリングとかフラフープとか。
誰でも参加できるようかなり敷居が低く設定されている。
スペインのあるアーティストヒッピー集団の村の人々がトラック4台くらいで、
サーカスとしてフェスティバル巡りをしている。
トラック一台は荷台を横からカパッと開けると舞台になっていてねー。
舞台をいちいち作る必要はない。
それでもう一台にいろんな舞台用荷物やワークショップ用荷物が入っていて、
残り2台が団員用。
なんでも、このサーカス団の所属するアーティスト村では100人ぐらいが住んでいて自給自足をしているらしい。そして100人もいるのでその中には子供たちも居て、普通の学校には行っておらず、その村で寺子屋のようなものを作り、子供たちに勉強を教えているらしいぞ。
シュタイナー教育みたいなやつね。
数学や算数、理科、国語得意な分野をみんなで手分けして子供たちに教えているんだそう。
まあ100人もいれば、小さな村として成立しているんでしょうね。
人も流動的に出る人も居れば、新しく入ってくる人もいるらしい。
この時のサーカス団は子供8名ほど含め、20人いるか居ないか、そのなかで目を見張ったのは60歳ぐらいの初老の女性も居たってこと。
なかなかオシャレでね。昔デザイナーだったんだって、それで舞台の衣装をほとんど作っているって言っていたよ。
このサーカスと出会ったのは2006年ぐらいだったから、その時の60代って60年代、70年代のフラワームーブメントが青春時代だったのかもね。
それでフェスティバル巡りをして、お酒を売ったりして
現金を稼いでいるんだってさ。
それでその現金は車などの経費やお金が必要な時にとっておくらしい。
生活は本当に自給自足。
暖かいスペインだからできる技だね。だから日本でだってできると思うよこういう暮らし方。
まあ、ヨーロッパは大陸でつながっているから、野外フェスが夏の間はゴマントあってさ、行くところがたっくさんある。
そういう地理的有利さってあるね。