ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

将来独立する為に力をつける教育ってないよね

ベルリンは現在でも起業する人が多いし、フリーで働く人も多い。それからブラック(未申請)なども

含めて、自分一人で何か食いブチを見つけるという人たちが多い。何か雑誌で起業率が高いベルリンっていう特集を読んだ記憶がある。
まあそういう人達がドイツ全土から集まって来ていたっるってことでもあるけど。


私は日本から出て初めてちゃんと住んだ海外の街がベルリンだったので、ヨーロッパは凄いなあと思っていたんだよ。

パリに来たら、日本とその辺の価値観は同じで、あれっ??てね。


結構ガッカリした。



ドイツ人曰く、ドイツ語には”己は己自身のリーダーであれ”っていう言い回しがあって、


独立心が高いというのを聞いていた。他の都市はどうなのかと思うけど、ベルリンには当てはまるなあと思うよ。


私自身、住んでいた当時は、失敗しても手厚い失業保険と、生活保護があるから冒険できるでしょぐらいにしか思っていなかったんだけど、
今思うと、凄い街だったんだなあと。

フランスにも同じ制度はあるけど、状況は違う。





あるパリに長年住んでいる日本人から、結局フランス人は大きな力には逆らわない傾向がある、ということを聞く。

結局根底はそうかもね〜、何か大きな力には従わなければいけないという、日本人と同じような感覚がある。


ニュースでパリのデモとか激しく放送されていたりすると思うけど、

ベルリンのデモなんか10倍以上ぐらい凄かった記憶があるよ。確か2004年ぐらいは全ドイツから警察がベルリンに動員されて、

メーデーのデモを鎮圧するために物凄い対策して、街中凄いことになっていたし。





ドイツ人の方が政府に対する抵抗はずっと激しかった。(過去形)

最近は景気が良いので、落ち着いているが。まあそんなもんか。


こういう事を彼に話すと、フランス人を馬鹿にしているようでもの凄い議論になるんだけど、
結局はベルリンはそういう思想の人たちが歴史的に集まっていて、物価も全然違うし、失業率もすごかったからだよというと、まあ納得してくれる。それは理解できるらしい。






自然環境や歴史的背景も国民性を作るよね。

フランスは長い間、一つの王国としてまとまって支配されていて、

ドイツはずっと長い間、小さい小国に別れて、地方地方で独立していた。

ドイツの方が自然もずっと厳しいので勤勉だし。

日本でも雪国の人の方が基本働き者でしょ。同じ感覚。





日本は農家が江戸時代は5人組という5家族が収める年貢を収める制度があっって、ひと家族の収穫が低いと他の家族が補わないといけなかった。
だから仲間内は必死になって一生懸命助け合っていたとかね。

地震が多い国だからこそ、いざとなった時の協力体制はすごいとか。


まあ、いろいろ分析はしても、社会が変わるわけじゃあ無し、


世界全体的に、独立の流れがね、うねりになってぐうっと動いてくれないかなあと、希望的観測です。







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