読者の皆さんお久しぶりです。
2ヶ月の遅い夏休みを取らせていただいて、昨日戻ってきました。
毎回ながら、私の彼(パクスなのでフランスでは旦那、日本では彼)の仕事の合間 一つの仕事が終わり新しい仕事に移行する中間期にどかっと大きい夏休みを取らせてもらいました。
私の生徒とは言うと、バカンスにとても寛大なフランス人の皆さんのおかげで、生徒さんは待ってくれています。
今現在私の住んでいる
多民族の複雑な国フランス。
やはり外国に行くと、自分の住んでいる国の理解への気づきや学びが増える。私が長期の旅を皆さんに勧める一因です。今回の旅も中々色々な学びがありました。
今回の旅は、彼のたっての願いのアイランドでのバカンス。またまたまたパンガン島、それからマレーシアへ一度出国ペナン島へ。そしてこれも彼の達ての願いの北のチェンマイ、それからパーイでした。
チェンマイとパーイは2001年のバックパッカーの旅以来で、懐かし〜思い出がぶり返す!
チェンマイはタイ全土のお土産物がここで製作されているのか、今まで訪れたタイの街でみたお土産ものが集結!格安で買えてショッピング&お土産には最適の場所でしたね。
特にチェンマイ北部にあるちょっと離れているモン族の村や、チェンマイ市内にあるモン族マーケットがかなりオススメです。
それからチェンマイの北車で3時間バックパッカの街パーイには温泉が!パーイの温泉最高です。昔は5時間半の悪路でしたが約20年の時の流れの中、やはり道は綺麗になっていました。
今まで日本以外の露天風呂で印象的だったのは、ペルーのマチュピチュの近郊にあるcocalomayo温泉。昔の旅日記を紹介
このパーイにもいくつか温泉の源泉があって、今回は4箇所の露天風呂に浸かりに行きました。その中のターパイ温泉とても興味深かったです。
メーホンソンのパーイからバイクですぐです。
実はこのパーイ日本軍ゆかりの地で。
実はチェンマイからパーイまで行く悪路、いろは坂を優に超える数百のカーブを曲がる山道なんだけど、メーホンソンの先にあるミャンマー、当時ビルマへの侵攻の為に作られた道だったのです。(地元民のゲストハウスのオーナー談、彼のおばあちゃんから聞いた話らしいです。)
このターパイ温泉は、地元の人はその昔から既に知っていて利用していたらしいんだけど、源泉は物凄く熱い80度以上ある。そこを温泉地にして、日本軍の戦時中の駐屯地としていた。
その説明の看板も奥〜の源泉が吹き出ている所にあってね、ほとんど色褪せて中々読めない感じだったんだけど。ここで日本軍がキャンプをしていましたと書いてあった。
この温泉に入った瞬間、これは日本人が作った温泉なんだなあってすぐ分かったよ。
源泉の温度は80度から100度なんだよね。でも横には湧き水もあり、砂利を敷いて、温泉を流して、温度を冷ましてその湧き水がいい具合に合流するようになっていて、
私が入った2段目の風呂は45度〜43度くらいになるように自然の造形を利用してあった!!
その直ぐに上の一段目の風呂は湧き水が中心になっている水風呂で、
3段目の風呂は40度ぐらいの浅い風呂、そして
段々になって、6個ぐらいの温泉がある。多分雨季と乾季、季節によって湧き水の水量とかが違うから
3段目の風呂が45度くらいになることもあるだろうね。
いやあ、ミャンマー戦は激戦で特に悪名高いインパール作戦で本当にたくさんの人が亡くなり、(NHKの特集で見たけど、かなり酷い)
メーホンソン地区のメーホンソン村では、地元の人が日本軍ゆかりの遺品を集めて
資料館を作っているらしい。これは行かなかったんだけど。旅人の資料
カンチャナブリの方は、日本軍がたった18ヶ月の鉄道建設でタイーミャンマー間の400キロ以上の長い鉄道を作り、連合軍捕虜とミャンマー人、タイ人が合わせて何万人の人が亡くなってしまって、本当に日本軍は悪名高いんだけど。デスレイルウェイとして有名。
このパーイ、メーホンソンは
そのミャンマーから破れた日本軍が休憩していた場所らしく、地元の人たちに囲まれて農作業を手伝ったりして、地元の人と交流を持ちながら、(敬虔深い仏教徒なので手厚く持てなされたのかも)最後の時を迎えた人が多かったので、その資料館が出来たらしい。
敬虔な仏教徒のタイ人はね。最後本当に苦しんでいる人に暖かく、今現在も無一文になってしまった日本人男性が、タイ各地の田舎でタイの近所の人に面倒を見てもらって実は亡くなっているって話を聞いたことがあるよ。(タイには沢山の日本人男性が色んな理由で渡航している)
多分この日本軍の遺品をずっと持っていたタイ人も優しい敬虔な仏教徒だったんだろうなあと思う。日本軍だって敵では無い相手にはもちろん紳士的に最後の時を安らかに送ったのかもしれないね。
2001年に行った時は、また旅の始まりだったし、カンチャナブリ もパーイもチェンマイも数日の滞在だったので本当に表面しか知らなかった。
今回のこの温泉のお陰で、色んな資料をネットで読んでまた学びが増えました。
それからまたパーイの温泉の話に戻って、
4つ浸かりに行ったと書いたけど、その中で1番のお気に入りは
ちょっとぬる目なんだけど、ジャングルの中での〜んびり自然浴
そして、パーイの街
こういう大自然と田舎ののどかな感じと、都会生活が混ざった
バックパッカーの街いいね。2001年の時はすでにパッカーの中では有名だったけど、田舎の畑の道にちょっと食堂があるだけだった。カフェとか言ってネスカフェのインスタントコーヒーがあの時は主流だったし。朝ごはんもコンチネンタルとブリティシュの二つとタイ飯があるだけだっったなあ。
中々おしゃれなカフェが村のあちこちに出来て、楽しかったなあ。
1番のオススメはここのメインストリートのお茶屋
それから2番目は
この本格的カフェ
The House Cafe' Pai Thailand - Restaurant Reviews, Photos & Phone Number - TripAdvisor
自然を見ながら、のんびりとご飯を食べて美味しいカフェを飲む
タイのカフェ文化が特にこのパーイで花開いている感じ。
今世界的にタイの山岳地帯で作られている
コーヒーに注目が集められている
私の彼も数年前からタイでコーヒーに好きに拍車がかかり、タイで本当に幾つもの本格カフェを探し求めて、今回も沢山お土産にコーヒー豆を買っていましたよ。
1パック250gなんと400(1300円)バーツもするものもあり、最後の最後、すっからか〜んになってしまった。