ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

タイへの旅3。タイに住む日本人の不安。。。

今回は大分シリアスな話で、原発にも関係がある話。


まず、タイに住む日本人の人口は原発事故後右肩上がりで一気に上がりました。


タイには原発は無く、当時自主避難の人たちは一部タイにも渡ったと記事で読んだ事があります。


私は実は子供を持つお母さんの自主避難者の会に九州で出席した事があり、かなり沢山の方が自分の判断で、お母さんと子供だけで旦那さんや家族の反対を押し切り、避難していた方が沢山いました。



九州、沖縄では母子のみの避難でしたが、
バンコクには日本人用の現地採用の仕事があるので、家族での自主避難も可能ですね。

お父さんも合意した人たちは
タイにも渡ったんだろうと想像できます。





私はたまたま2度だけなんですが、日本人がよく来る日本食系のレストランで小耳にした話、隣のテーブルで大きな声で、話し相手に話している。多分周りに聞かれても良いと思ってたのかな。

多分、原発から8年が過ぎ、一通り気持ちの整理がつき、思っていることが素直に言葉に出て来る時期が来たのかなあと思います。


その日本人二人共、この先日本が原発事故のおかげで、もう日本には人が居なくなって、国として成り立たなくなっていくという内容。かなり内容が悲劇的な感じなのでここでは細かいことは書きませんが。



私は、それを聴いて、ああこれは多分、外国に自主避難に来ている人々に同じ思いの人が少なからずいるのだろう。

将来の不安と、日本に対する愛慕の念と愛憎、特にネット上で極端な記事を読んでいるんだろうなあと。私は思いました。






私はヨーロッパに住むようになって、色んな地域のチェルノブイリ事故の汚染にあった人から直接話を聞く事がありました。そしてその地域に偶然足を運ぶことになって、本人から直接話を聞く事もありました。

そしてチェルノブイリに汚染され、(国は絶対に認めませんが)プラス原発の少なからず汚染水を絶えず河川に流しているフランスに住んでいて。


日本がそこまで酷くなる事はありません。

ただ医療費が膨大になる事は確かだと思います。



フランスと日本の原発を取り巻く状況はとても似ています。

 

 

 

フランスのチェルノブイリ汚染での最初のインパクト(フランス政府は認めません)とプラス日頃の50機以上ある原発から超低汚染水がダラダラ川(日本は海ですが、フランスは何と川なんです。もちろん汚染除去装置を通した後の超低汚染水ですが100%綺麗になるという事は有りません)に流されている状況が続いていると言う点では、


福島の事故がまだ収束していない日本とフランスの状況がとても似ていると思います。






日本の福島の原発事故のレベルはこの先、東日本に持病を持つ人が増えることは確かだと思います。持病というのはいろんなレベルで、自分では病気とも思わない事もある。
例えば耳鳴りとか、筋肉の痙攣とか、アレルギー体質に変化するとか。アレルギーで食べられないものが出て来るとか。
そして妊娠しづらい人が増える可能性があるという事は言えると思いますが、

 

発達した医療のおかげで、いろいろな最悪の状況は防げます。




福島の事故だけで、この先日本がおかしてくなっていくという事は無いと思います。

もちろん、何十年も前から言われている少子化で、日本の人口は少なくなって行く事は確かですが。。。。。



実際に、コルシカ島や北イタリア、トランスシルバニアなどルーマニアで自然の循環ので低汚染されたものを定期的に食べ、長い時間をかけて、ガンなどの病気になっている一部の人は居ます。
なので、私は福島の人たちに山の季節の食材は決っつしって食べないでいて欲しいと願っていますが。





が、それでもみんな頑張って生きています。全体的に見ると様々な病気にかかっている人でも子供は出来ているし、手術する事になって体が元に戻る事はなくても、医療のおかげでというのと本人の頑張りで今まで以上に活き活きと生きている。

 

子宮周辺の手術を3度もした私の彼の妹は三人の子宝に恵まれました。

 

一人目だけが、超早産でかなり小さい状況で長い間カプセルの中に入っていましたが、二人目からは普通出産でした。出産というのは一番強力なデトックスらしいです。

そして、コルシカよりも汚染の酷いルーマニアトランシルバニアに住む彼のいとこのお嫁さんは、かなり体が弱く、事故の時は3歳ぐらいで、20歳頃から急に深刻に体が弱くなってしまったのですが、一人目は中々出来なく妊娠しても育たなかったりで、かなり絶望的な感じでしたが、私が訪れた時は、そういう悲しい話ばかりでしたが。。でもまだ結婚したのが早かったのが幸いして、3年半前30過ぎで、不妊治療の末待望の一人目が生まれ、去年は二人目が生まれました。

本当に、発病してしまった人にこんなことを言うのはなんですが、医療のおかげで、苦しみながらも皆んな頑張って普通以上の日常生活を送っています。

 

 

病気になって、何か力のようなものが湧いて来ると言う感じでしょうか。人間は逆境に強いです。実際に持病を持つ人々は、精力的に動いている人が多いです。私が直接知る比較的病状がはっきりしているコルシカの人、フランスの田舎からパリに来た人、ルーマニアの人、それから北イタリアの人全てです。
なんと無く病気なのかな不安程度の人は、残念ながらその不安の中に生きていますが。。。


数年前、日本でも今までほとんど保険が下りなかった不妊治療に保険が下りるようになりましたね。


この先、
医療費が膨大になる事は確かですが、(歳を取った人々にかかる分と、原発事故のせいです)


現代医療のおかげで、日本はその福島事故のせいで傾いていくという事は無いです。


フランスの首相が事故後日本に首脳に会いに何回か来ていますよね。



あれは、フランスの原発の対策を日本に教えるためにやってきたと思います。


フランスは国としては絶対に認めませんが、チェルノブイリ汚染や原発導入後どの地域で病気が増えていったか、今までのデータの蓄積があると思いますよ。





少子化に拍車がかかっている事はもう何十年も前から同じですが、ようやく重い腰を起こし、

ようやく莫大な価格の不妊治療に保険が下りると言う決定を下したのはフランスの影響だと思います。


フランスには体外授精で出来た子供たちが物凄く沢山います。

お母さんの負担はものすごい高いので、躊躇する人もいますが、


自分が子供が出来にくいと思ったら、35歳ぐらいだったら本気で治療を始めて、40近くになっても出来なかったら体外受精までも視野に考えた方がいいですよ。

もちろん、30代で医療に抵抗がある場合には運動をしたり、漢方とか、固定種や在来種の自然農の野菜を食べるなどの自然な方法もいいと思いますが。男性も含めてね。最近は男女の不妊の原因はほぼ半々と言われています。

それからついでですが、子供が欲しいと思っている人は30代で何とか相手を見つけてくださいね!