ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

あなたは男性を養えますか?

ドイツって国は結構女の人が男っぽい。外見だけじゃ〜無い。

というのも、ドイツは基本的に男女平等の元で子供を育てるので
男の子も積極的にママゴトであそんだりしているらしい。


共稼ぎとか、片親が働いているとか、シングルマザーとかファーザーで
子供が受ける影響は変わるのだが。
結構女っぽい男とか、男っぽい女とか中世的な人が日本に比べて多い。

ベルリンは特にそういうことに先進的な街なのでなおさらだ。

お仕事のところで書いたようにベルリンは失業率が高いし、
女性が男性を養うっていう事もそんなに珍しいことでは無い。


はっきり言ってそんな男は日本でヒモと呼ばれ、ろくでなしに思われるが
ここではそこまで、肩身はせまくない。

というのも男が主夫として、きちんと働いているからだ。
男性が一人で乳母車を押している光景を一日数回はみる。

う〜んあたしは共働きはいいけど、男は養えないな〜。

こういう生まれ育った価値観って実は根がすごく深くて、ちょっとやそっとじゃ変わらない。
そういったところで私の男女平等はあくまでも日本的かしらと思った。




私のドイツ人の元ルームメイトが外国人の男を養っていた。
彼女は全く男っぽいとか全然無く、どっちかといえばすごく女性らしい、フェミニンな感じ。

彼女は結婚前から男を養い、ブラジル育ちのその男は以前はろくに家事をしたことが無かったので
同棲当初はヒモ状態だった。家事も仕事もしないろくでなし。はっきり言って同じルームメートとして
いつまで続くのかしら〜と思っていた。

でも彼女の強いところは決してそれを惚れた弱みで甘やかすことなく、
料理を教え、幾度とない話し合いの末、家事をまかせるまでした。

そして、彼がドイツ語をもっと話せて仕事が見つかるまで待ってあげているのだ。
もちろんこんな状態をあと数年も続ける事はしたくないと言っていたが

私に言わせれば、もう十分だよ〜そんな男やめなよ〜という感じだったが、
彼らは幸せそうなので、そんな男女の形もあるな〜と

男女平等について考えた。