ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

3番目のドイツ人彼氏の事

昨日ベルリンでフリーマガジンを作っている友達が

国際恋愛成功例としての意見を聞きたいと言った。

はて、今の彼氏とは現在うまく行っていはいるが、まだ半年しか付き合ってないので
果たして成功例になるとは解らない。あと一ヶ月後に終わっている可能性だってあるんだから。

いやーこのトピックは、皆さん興味があるとは思うが、なかなか難しくて書けないでいました。
ん〜。


私たちに必要だった事は、話し合い。

思い違いや誤解が消えるまで二人してとことん話し会っている。言葉はかなり重要なツールだ。3カ国語すべて使って
(私と彼の母国語、ドイツ語日本語でなるべく話し、意味が通じない場合、英語で話す)

お互いが理解できるよう話している。それは考え方が違う人間で、国籍も違うので、相手の考えがまるで読めない
為に起こっているようだ。6ヶ月かかってようやく何と無く相手の思考回路がわかってきた。

最初は相手がどんな人間であるか探り合ってるので、本当にこんなに話さなきゃいけないのかというぐらい
喧嘩をするたびに話し合いをした。自分の気持ちもなるべく簡潔に言うように努力いたしました。
結構疲れましたわ、これには。




二人の性格が合う。国は違うが価値観がかなり近い。

今まで付き合った相手はお互いに頑固同士でにっちもさっちも行かなくなった事もあったし、
私の考え方が間違ってるなんて、思いっきり言われ続けた事もあった。
相手の余りの性格の暗さについていけなかったり・・・。

私は大体のヨーロッパ人の男性の共通する行動や考え方をある程度知っているし、
彼も同じように日本人のそれを知っている。
その点も話し合いをするにあたって役立っている。


基本的に日本人同士の付き合いとと変わらないところが多い。でも、国の違いって細かいところで、落とし穴を作っている。それを細かくうめていう作業が重要です。

たぶんそれが私たちに取って、話し合いに当たる。

他のカップルには違う作業が必要なんだろう。


いつも感謝するのは、喧嘩中私が頭にきて、逃げ出しても彼はひたすら追いかけてくれる。

まあそれも、結構最初のつきあいの段階で私は嫌になって逃げてしまうけど、それは本意では無い
からそばにいてくれと頼んだ事もあるし、
喧嘩した後、我慢づよくいてくれてありがとうと素直に相手に伝えることもある。


まあ、なにが良くて何が悪いかなんて付き合っているときは本当に解らない。

だって私は今までと同じでうまく行く男と行かない男がいるんだから。


この話は長くなりそうなので、その1とする。


今日の写真は

彼氏のアパートの屋上に上って撮った日の出、
暗いベルリンの空に、建物の壁に80年代っぽい絵がド〜ンと描いてあるのが
なんともベルリンらしい


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付け足し2012年3月12日

この相手とは、実は本当に大変な付き合いだった。
この話し合いの例でもわかるように、話し合いをとことんする。が、じつはお互いを主張するばかりで、お互い話しても話しても相手を理解できず、平行線になって、決着がつかない。こんなにわからないのかと思うくらいわからない。酷いときは取っ組み合いのけんかになった事もある。
そんなになるには、お互いに引けない性格が原因、国は関係ない。

もちろん、日記のように価値観が合い、お互いある意味似た者同士な部分が多々あるからこそ、お互い後に引けない。それで結局お別れしました。


この人に言わせれば、私とのこの衝突の経験が、今の日本人の彼女に生かされているという。
(現在も友達なので)

国際恋愛
はじめはお互いに国同士の文化の違いを学ばなければいけない。そして流せる所は流す。
強く出る所は出る。
言葉だろうが、そうでなかろうが、なにかやはりお互いを理解できずとも許容できなければならない。
それは日本人同士でも同じ、なにか感覚のようなもの。

やはりその感覚があうかあわないか、長い時間の蓄積と、お互いの相性なんだと思う。