ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

飛行機の中で出会って身の上をたっぷり語ってくれたイケメンイギリス&フランスのハーフの男性。

本日、日本に再び帰国いたしました。

辛い、辛い、KLMアムス経由で何てったって12時間の連続拘束はね、寝れないとホント大変なんだよ〜〜。
いくらいろんな映画を見れたって、機内食が良くなったって言っても
辛いものは辛い。

フィンランドフィンエアーというのがヘルシンキから8時間近くで成田まで来るんですが、
今回は高かったので却下。



まあ愚痴はここまで。

暇つぶしのため、何と無く隣の人と雑談し始めた。
隣の人も相当暇だったんだと思う。

話をし始めると、どんどん自分の話を、本当に根掘り葉掘りどんどんして行く。


4年間日本で働いている27歳外資系イギリス人イケメン。


なんか日本では相当モテそうな、そしてそれを自分でも自覚しているっぽい感じ。


でも、まあそれでも話してみると、そんなに嫌な感じはなくいたって紳士だった。

でもあれは絶対自分の事かっこいいって思っているよ!



こういうシチュエーションって、全然知らない者同士が話始めると、
自分が何やっているかっていう
のに話に流れていく事がよくある。私の今までの経験ね。



まあ何と無く他人がどうやって生きてるかってお互いに興味があるのかな。

かんたんな彼の経歴はというと・・・。

イギリス人とフランス人のハーフの彼は


イギリス−フランス間を4歳から飛行機に一人に乗ったことがあり、旅行は生活の一部だと言う。


なるほど、なるほど。ハーフの人はどこの国でも結構複雑だったりするんだよね。色んな事がさ。


日本に来る前は、名前も聞いたことの無いアフリカの島に住んでいたらしい。

それがどうして日本に来たのかと聞くと、まず言葉。


英語フランス語のバイリンガルの彼にとって他のヨーロッパの言語は簡単だし、
ヨーロッパ語を3言語ぐらい操る人はそんなに珍しくない。

日本語を話せる人は少ないし、
難しい言語にチャレンジする為に日本に来た。

ただそれだけだったらしい。

そういえば私の彼氏の日本語を勉強し始めた理由も同じだよ。



2年間を英語教師としてすごし、就職活動の末、IT外資系の人事ヘッドハンターを現在している。

27歳でヘッドハンティングをするって凄いのかもね。人を見る目があるって事でしょ?若いのに。



私が過去出会った15人ぐらいの日本の英語教師は
1人を除いて英語教師はもうやりたくないと言っていたなあ。

だって日本ではすっごい簡単に英語教師の仕事って見つかるんだよ。
モチベーションなんてあるわけない。
(そんな教師だらけのの学校NO●Aでやって身につくわけない)

この人はその英語教師で収まる事はなく、実力で他の仕事を探した。

こういう人は実はそんなに多くは無い、
日本で住むのは難しいといって帰ってゆくし、だいたい2,3年外国暮しすると
経験的には十分だって思うみたい。

他の仕事だって簡単には見つからないしね。
それは日本にいる外国人だけに限らないよ。


それにどうして日本にそんなに長くいるのかと彼に聞くと
まず生活しやすい。給料がいい。日本からいろんなアジアの国々に旅行が出来る。

自分はいつまでたっても外国人だから、日本人のように他人からいろんな行動を
制限されない。もちろんイギリスに帰ったら、イギリスのルールに沿わなきゃいけないし、

そういう点で自分らしくいられると彼は言った。
超同感。わたしもベルリンでは自分らしくいられるなー。

うんうん。


生活しやすい???日本が生活しやすいと言う外国人はそんなに多くはない。

最初の2年間は静岡の田舎で過ごして、それが彼を日本の文化を理解するのに
とても役立ち、もう田舎には戻りたくないけど、無くてはならない時間だったらしい。


いや、これは結構的を突いている。

私が知る日本にわりと愛着がある外国人って、田舎に住んだことがある人たちかもな〜と思った。


それに逆説的に
私はドイツに何度も来てはいるが
実際問題、ドイツそのものに全く興味が無い。
興味があるのはベルリンだけ。ドイツとコミットメントする事ってあまり考えられない。


そうか、じゃあ短絡的だけど、

外国人の彼氏・彼女が出来たら、日本で田舎暮らしを二人でしてみれば??
まあそんな簡単なモンじゃないが


上の写真は信じられないベルリンのアパートです。

昔シュタージ(東ドイツ秘密警察)
の事務所で

現在私とNAMOSHのビデオクリップを作っている
アーティストのアパート居間でござりまする。