今日明治神宮の春の大祭に行った。流石だな〜〜。日本のトップが演じる能と狂言と薩摩琵琶。
キラキラひかる緑と風の音、あの明治神宮の社に包まれた空間で最高の日本芸能を見た。満足満足。
途中時間があって展示会で明治神宮がどう建てられたかのエピソードや写真などが展示されていたので行ってみた。
なんと明治神宮は全てが計画された森で、しかもドイツスタイルだと書いてある。
その当時、ドイツに留学へ行った造園家が、当時最先端のドイツの造園技術を明治神宮に使ったそうだ。
その当時日本庭園に使われる木は杉や松なんだけど、代々木周辺の気候に合わせて広葉樹林を選んだそうだ。
ついでに言うと日本中からの国民からの贈り物だそうだ。木も労働力もね。
私はてっきりあの辺はもともと雑木林で、明治神宮は自然の森をそのまま使ったものだと思っていた。
そんなわけないか、その当時の天皇崇拝を考えると、やっぱり全て日本の技術の全てをつぎ込んだ建設だったのね。
裏庭も日本庭園というよりは西洋風というかベルリンにある公園に、そう近い感じがする。
首都圏に住んでいると自然・その土地にもともとある本物の自然というものに触れることはほとんど無い。
この間埼玉から土佐まで車で旅行に出かけたのだが、よそ者が地元の自然に出会える場所といったら神社仏閣ぐらいしかないことに気がついた。
私は自然を求めて田舎に行ったのだが、山の道路を走ってもその山の中に入れるわけじゃない。
入ったところでタダの植林の杉林だし。おもしろくもなんとも無い。
その地を良く知っている地元の人間じゃないと、なかなか自然の中には踏み込めないように日本はなっていた。
そのことにガッカリした。
だから神社仏閣を周りまくって、自然を満喫した。もちろん神社仏閣も趣があって好きなんだけど、
あたしはもっと神社仏閣だけじゃなくて、植林の杉林の中じゃなくて、もともとその土地の木々に囲まれて
の〜〜んびり自然の中で時間を過ごしたいのよ。
70217