ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

シェルパ族日本に出稼ぎ


人気ブログランキングへ


今日こんな興味深い記事を読んだ。

シェルパ、北ア立山で活躍 ネパールから100人以上、出稼ぎ」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130820/trd13082010340002-n1.htm
以下コピペ
ヒマラヤの登山ガイドなどで知られるネパールの少数民族シェルパの男たちが北アルプス立山連峰の登山道や山小屋の修復工事で活躍している。富山県からネパールに進出した建設会社が窓口となり、延べ100人以上が出稼ぎや研修に来ている。受け入れている同県立山町の丸新志鷹建設は約20年前からネパールに進出。日本国内でも山岳地域での工事を手掛けているが、高地での作業に熟達した働き手が相次いで引退。約10年前からシェルパたちの出稼ぎが始まった。

 「日本人が喜んでくれるなら私たちも誇らしい」と話すのは5月に来日したパサンさん(31)とダー・ツィリさん(32)。剣岳(2999メートル)の約2450メートル地点にある剣沢の山小屋付近で斜面の崩落防止の土木工事に従事している。

 急斜面が眼下に広がる危険な場所でも「私たちの村の道と同じ」。身長ほどの長さの木材を担ぎ危なげない様子で作業を進める。ともに冬には帰国するが「また何度でも来たい」。人懐っこい笑顔を浮かべた。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

シェルパ族とは500年ほど前にチベットから渡って来た
チベット仏教を信仰するネパールの山岳地帯に住む少数民族です。


3年以上前、ヒマラヤをトレッキングした。もちろんシェルパの助けを借りて。
http://d.hatena.ne.jp/halloo/20100115


私が行ったエベレスト街道のシェルバ族は大体3000メートルぐらいの所に住んでいて、
一番大きな町が3500メートルの所にあります。



あんな空気の薄い所で人間が50キロ〜100キロの荷物を下界から運んでくる。私なんか何も持たずに歩くだけでヒーヒー言っていましたよ。

人間と動物しか通れない山道、建築仕材だって人間の力で運んでくる。
下を覗くだけでクラクラくる〜〜〜。



当時18歳の(160センチほど)シェルパは「僕はまだ若すぎて、体が出来上がってないから、50キロしか運べない。」という
(え〜50キロしかって。。。十分ですよ。)

写真一番右の男の子、一見華奢に見えるけど、凄い。



当時35歳のシェルパは「エベレストに登山家の荷物を運ぶため7度も頂上まで登った事があるし、チベットまでの山越えも荷物をもって歩いて何度も往復したことがある。今回はガイドをしながらなので、荷物は30キロしか持てません」という。



二人分の荷物を軽々と。


想像を超える強靭な体力
そんな人たちが日本にまで来て、山岳地帯の工事を手伝っている。


山の仕事は少ない。現金収入はツーリズムと荷物運びだけだって言っていたな。
みんな日本でガッツり稼いで、家族と美味しいもの食べてね。

299107