ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

私の原点


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最近良く思うんだけど、ベルリンに住んでいなかったら、今の私は無かった。


それぐらい、影響力があったベルリン。



私が居た2001年〜2008年、まだ、昔の名残のあるベルリンは、すごく不思議の国のようだったよ。


その辺の事はベルリンの近代史というのをこのブログに書いてあるので、
興味のある方は読んでみてね。


ベルリンとパリ




パリの方が外国人がめちゃくちゃ多くて、国際色豊で、ビジネスもナイトライフもショッピングも充実している大人の街だけど、東京を良く知る私には、いたって普通の都会と思う。
(美術館や博物館は特別だけど。。)



何がそんなにベルリンが違うか、もちろん、私が若くて、いろんな出会いがあったって言うのもあるけど、

ベルリン自体特殊な都会だった。皆の手で作り上げていく都会。

ビジネスの為に作るんじゃなくて、
なにをもって豊かというのか?って疑問をもちながら、自分たちの手で作り上げていく。そんな人がたくさん居た。






そして、大体普通の感じの女の子でも、凄く世界情勢に興味があって、
知識も豊富な人が多かった。


それに、旅人も多くて、自分の目で世界を見て感じている人も多かった。

タダ、美味しいもの食べて、買い物して、楽しいねってそういうんじゃあない、旅。かわいい子には旅をさせよっていう言葉があるじゃない。
そして「遊学」ということば、この遊は普段使う「あそぶ」っていうんじゃなくてあちこちめぐりめぐって、いろんな事を学ぶということ。
そんな感じの旅をしている人が多かった。




だから、いままでの自分が暮らした国や生活の中の知恵や教育、プラスアルファーで自分の考えを何かしら持っている。そういう人に出会う確率が多くてね。


そして、自分の生活に「何か」を取り入れている人が多くて、

面白かった。

もちろん、全てを手に入れる事は出来ないので、何かを犠牲にしなければならない事もある。
なので、中には、ちょっと。。。。やばいね。この人の将来大丈夫だろうか?

という感じの人もいっぱい居たし、私、このままで良いの?っていう不安をかられるような事もあったけど、
若いんだから、何でも経験で、良いのだと思う。





それから、日本の田舎!

大切な私の旅。


原発の爆発が起こった後、西日本へ避難した際、そのときに、初めていろんな日本の田舎に足を踏み入れ、地元の人たちに触れた。


本当に意識の高い人々。



そんな人々に出会って、日本人って素晴らしいって思ったんだよ。



日本の田舎にはレベルの高い、深い人がたくさん居ます。



それで、ただ世界に対しての意識の高さは、別に外国に行くだけじゃない。

自分を深く、深く掘り下げていくと、自ずと、その意識は世界がどういう風に廻っているのか、理解出来るようになるのだな〜と思った。





尊敬する。





今は、この日本の田舎で、出会った人たちのように、自分の中を掘り下げて行く様な

生き方って言うのが、素敵だなって思う。




いつも何か、外に向いて、探していると、満たされない思いを、何か満たしてくれるものを探すって感じになるのね。


それを、いったん探すのを辞めて、自分の中で膨らましていくと、

いろいろな事がまた、一歩、一歩進んでいく感じがする。



そうなっていきたいなって思う。



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