最近、彼が仕事に燃えている。
基本はずっとアニメーターなんだけど、仕事内容がちょっと変わって、アニメのコマ割りをひたすら書く人になった。
画面の動き、人の動きを決めながら、大量の画面設定の大元の絵をがんがん書いていくので、結構大変な仕事らしい。
日本のアニメ映画とか監督が直々に、コマ割り書いているんだよね。なので、すごく重要な役所なんだよ。
凄く自分のスキルアップになるんだって。
今も夜12時過ぎているけど、家に仕事持ち帰ってひたすら書いています。いままで、こんな事したことなかったけど、
何でも今月一週間休みたいからだって。
そんな事できる会社って良いね〜。
彼の書いているときの集中力が凄い、職人気質なのね。
彼の会社いい人が多いよ。やる気あふれている感じだし、世間の会社のストレスとは違うストレスで清々しい感じ。
大人のいやらしさが無い感じなのね。
皆さんプロなので絵が本当に上手い。会社に足を運んだとき、見せてもらった。アニメの設定の絵ってね凄いよ。これが子供向けのマジカルガールかってくらい、
絵のレベルが高くて、背景なんて、写実絵画のよう。
セル画は外注に出して、今はマレーシアの会社が分担しているんだって。まあそれで、やっぱり質は落ちちゃうんだけど、予算があるのでしょうがない。
彼は厳しいプロの世界に残っているので、凄くタフな面とアーティストによくありがちな精神的にもろい面と両方備えている。
好きなものをとことん突き進んでいるので、内面は擦れていない。子供っぽい感じも凄くある。
私も子供っぽい面をかなり持っているので、それが合うみたい。
絵を書きながら、普通の社会人のように給料もらって、国から支援があって、結構アニメーターは、アーティストの中では恵まれている方って思う。
でももちろん競争率も激しくて、やはり会社は若い人が多い。新しい感覚を取り入れないといけないからね、
その中にほんの一握り、50代ぐらいの人がいる。そう言う人たちはその人にしかできないスキルを持っている。
彼には、この一握りに入ってもらいたいね。
絵を書く人って、繊細だし、何かいろいろ頭の中でぐるぐる巡っているみたいで、
精神的な支えが必要みたい。
特にお母さんから私に会う前と会った後と表情と生活が変わって、良くなったって、恩人扱いされる(笑)
この人は私が本当に必要なんだな〜というのは日々感じるので、私って結構古い日本の女の部分を持っていたのねって発見する。
オタクって敬遠させるけど、本物のクリエーター、または職人まで昇り詰めた人たちは、凄く人間的にいい感じの人が多いんじゃないかな。
実際、凄く大切にされている感を感じます。
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