ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

パリで日本人で得したと思う事

昨日はご近所というか同じアパルトマンの同じ階に住む一家にお邪魔。

それぞれパリ管弦楽団と、オペラ座のオーケストラ所属という豪華夫婦に誘われてアペロ(アペリティフ食前酒)
をしたんです。


アペロと誘われて結局、平日に8時半から夜中の12時過ぎまでいた。apéro dinatoireというらしい。二人とも音楽家なので、活動が遅い時間なのね。。



まあウチもいつも夜中2時くらいまで起きているので、良いんですけど。


そんな凄い夫婦だなんて、同じ階に住む、可愛い奥さんと娘ぐらいにしか認識していなかった。。。。


何度かエレベーターで挨拶して、ある家族団欒の時エスカレーターの中、旦那さんが日本にはよく行くんだよ〜という話から、

→どうして日本に行ったのか?というたわいも無い流れになり

→実はパリ管弦楽団に所属して、よく日本は行くとの事。日本のマネージングの仕事は素晴らしいとかそういう内容。



→ええ〜〜実は私の友達の新しい彼女がパリ管弦楽団の人がいて!ついこの間このアパルトマンに来たんだよ〜という。。。
(以前、スペックが高い男性から日本人女性を紹介してと頼まれて、紹介したんだけど、結局ちゃんとした人自分で見つけていて実は
パリ管弦楽団の女性だった!)


→え〜〜〜それは奇遇!?という。。。まあエレベーターなのでそれまでで。。。。


去年の年末に、また奥さんとエレベーターで出会って、私から今度家にご飯食べに来ませんか?多分来年になると思いますけど。。


でもウチは狭いから、とかなんとか言っていたら、じゃあウチでアペロでもしよう!なんて話になり


別に待ってるわけじゃなくて、タイミングが昨日になりお邪魔した。


バカンスはどこに行くのか?とか仕事は何をしているの?というたわいも無い話に花がさく。




実はオーケストラは本物見たのは一度だけ、パリ管弦楽の彼女にチケットもらって一度見ただけなんです。

でも旅は好きで、2年一人旅をしたことがあるとかなんとか、

って感じで、

私の彼はアニメーターで、今日本の事務所と提携してアニメ作っているとかそんな話になり。
アンティルミッタンドスペクタクル(芸術家用失業保険制度)は、企業に良いように使われていると言う私たちの愚痴だったり。
ミュージシャンもアンティルミッタンで良いように使われているよ。。。。という



本当〜〜にたわいも無い話で夜が更けていった。


最後には日本のウイスキーの話になり、最後はウイスキー談義。


旦那さんも年代物の日本のウイスキーを何本か所有していてね。味見させてもらった。








私が日本人で、同じアパルトマンに住んでいると言うだけで。

なんかパリに来てからと言うもの、なんとなく日本人というだけで何か得なことが良くあるなあ。


ベルリンでは、日本人だから得するということはまず無い。
まあ大二次世界大戦の同盟国だからまあ昔は仲間だった程度の認識で、よく言われるのは日本は変なファッションが流行っているんだよねーとか、日本についての大した話題は無かった。実験音楽系の音楽家には、日本は凄いという認識があるようだったけど。

旅の間は、お金持っているアジア人ぐらいの認識で、カモにされるだけ。


旅の間、2001年ぐらいから、フランス人に会うとすでに日本文化を知っていた。大体三島由紀夫村上春樹の名前が出て来ていたし、
フランス人の日本に対する認識は他の国をはるかに凌駕する。














実はこのご近所さんお奥さん、兄(弟?)もクラッシックの音楽家でその妻(義理のの妹又は姉)もクラッシックの音楽家でみんなプロ。



と言う、クラッシック畑のすごい一家だったんだ。



今度誘って家でたこ焼きでもしたら、喜んでくれるだろうなあ。




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