ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

成功する海外生活への考察2 仕事編

仕事を見つける。これは海外に住みたいと思う人たちには死活問題であって、ハードルはいくらでも高くなる。

きちんと海外で仕事を見つけて、そしてこなして、海外で稼いだ金のみで生活をまわしてゆくまで、時間がかかります。
山あり谷ありです。

私が見、聞きした日本人の仕事をラインナップ。

だいたい私が出会った人たちは日本で教育を受けた人たちです。

日本語教師
洋服、アンティーク、小物バイヤー
ウエイター、ウエイトレス
皿洗い
DJ
ミュージシャン(お金を作れている人に会ったことは無い)
ダンサー
アーティスト(お金をつくれる人は少ないので奨学金を貰っている人など)
カフェオーナー
ベビーシッター
掃除係
現地フリーマガジンライター(広告費用が収入)
日本のマガジンライター
パーティーオーガナイザー
デザイナー兼ショップオーナー
フェスティバルでショップ出店
観光案内
日系駐在員
HP製作
レストランオーナー
すし職人
語学学校受付
ホステル受付
建築家
ヘアーメイクアーティスト
洋服ショップアシスタント
通訳

こういろいろ出してみると皆自分で仕事を作っているものが多い。
雇われる側は職種が結構限定されている。

そして掛け持ちで2,3個異なる仕事をやっている人もたくさん居る。
たとえば
日本語教師、フェス出店、ウエイトレス
マガジンライター、ウエイトレス、ベビーシッター
バイヤー &パーティーオーガナイザー
アーティスト&ウエイター
DJ&ウエイトレス
日本語教師、観光案内、ウエイトレス
などなど

こう見ると、ウエイターとしてで定期的な収入を確保し、自分の好きな仕事で補足を得るというパターン
は結構多いかな。



日本で作った学歴はあまり役には立たないのではないかと思う。
理系の専門職は除き。
現地の大学出ただけというのでは現地での就職は難しいと聞く。
現地で現地の会社に就職したいという希望であれば、大学院レベルは必須なのではないか。

日本でシステムエンジニアだったり、建築家として経験があったり、日本語教師として経験豊富な人など
こちらで就職した人がいるのを聞いたことがある。ヘアーメイクなども、日本での下積みが生かせる仕事だ。
いわゆる手に職系ですな。

そして、本当に現地に長く10年、20年という単位で現地で、仕事をしている人たちは
2,3個仕事を掛け持ちしている人たちでは無く、1つの仕事に特化して収入がある場合が多い。
(もちろんそうでない人も居る)

長く居ると、おのずと仕事が1つに絞られてゆくか、仕事を掛け持ちしている人たち(特化できない人)が日本に帰るのか、それはどちらも理由であると思う。

まず、専門のスキルも無く、やることも見定まらなく、なんと無く海外に住みたいというのは、すごく多い理由であるがほとんどの人が帰国する中で、残っている人たちは、時間をかけ自分なりの仕事を作ってゆく。
そうだ、あるものを探し出すのではなくて、自分たちで仕事を作る。

こう話すと、かなり高い壁のような気はするが

何もプランも無く来るのも悪くは無いと思う。自分の経験はすべて自分を形成するための血や肉になるのだから。

そして、見えてくるものが絶対ある。