ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

国際結婚の数は日本人男性の方が圧倒的に上

国際結婚
イメージ的には日本女性と外国人男性のほうが多いような気がするが

最近は3倍以上日本人男性と外国人女性との国際結婚が多い。

この資料をみてください(ホントここのHPはいろんなデータがあって興味深い)

http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1190.htmlhonkawa2.sakura.ne.jp



だいたいアジア圏から日本に嫁入りするわけだ。

まあ、いろいろ背後には思惑があるのだけれども、

日本の古い結婚のスタイルを考えると似ているのかなと思う。

だってお見合いで、たいして相手の事を知らずに当たり前のように結婚していた時代があって

女性はよりよい条件(お金、家柄)を持つ男性に嫁ぐことが幸せであった。
そういう価値観のもとで、
昔の女性も疑問も無く結婚していたわけだから、

そういう昔の日本のスタイルが違った形で現在行なわれている。
というか日本だけでは無く世界的にそういうのは、普通にある話。

アジアの女性にとって日本の男性に嫁ぐのはよりよい条件(お金)に当てはまるのだから
まあグローバル化で少し嫁ぎ先は遠くなったけど、やっていることは同じなわけだ。

じゃあ、日本人男性が外国人女性とそんなにたくさん結婚したら、
日本人女性はどうなるのかな?


日本人女性と結婚したいアジア系男性やアフリカ系男性はゴマンといる。
本当に、私はアジア系男性から ”ぼくは日本人と結婚したい” と何度も実際耳にした。
タイやカンボジア、マレーシア、インドネシア、トルコ
すべての私が訪ねたアジアの国で。


現実は、日本人男性*アジア女性にくらべると、アジア男性*日本人女性のほうが数が少ない、というのも女の人のほうが経済力が上というのは
古い価値観とは全く反対なわけだ。


日本では男性が女性の経済的な面倒を全て引き受けるという結婚の方式は少しずつ必然的に減少方向
にある。そしてお見合い結婚もかなり低い。


現在30代の男女の未婚率がかなり高いらしい40%ほど結婚したいのに出来ない・しない人たち。

何が言いたいかって、
その理由にはいろんなことがあるが

男女の結婚に対する考え方が、現実とは裏腹に古い気がする。


”都合のいい部分だけ古くて、都合の良い部分だけ新しい”と言った方が良い。

私もその一人かもな〜〜〜。だって、私は経済的に男性を支えるつもりが無い。。。。。ハッと気ずく。

そして
仕事は片手間ぐらいはしたいけれど、結婚したら、仕事しなくても済むから楽になるというような考をもった女性たちの話はいまだ根強い。



社会はどんどん変わっていくのに、人の考え方の変化はとてもゆっくりだ。

社会的には男性の経済力で相手のよしあしが決まるお見合い制度はほとんど無くなって、自由結婚に
なったのに、女性たちはまだ男性の経済力を図る古い結婚の考えを依然持っている。


そして、この日本人男性の右肩あがりな国際結婚率の高さも
男性自身も古い考えを持っている証拠にもなる。外国人女性が日本人男性を経済力をよりよい結婚の条件
としているのは誰の目を見ても明らかな場合が多い。それを受け入れている。


だから結婚と恋愛とは別であるようだ。


フィンランドの友達をたずねたとき、彼女の定年間近のお父さんとお母さんは
共稼ぎで、家事も50−50だと言っていたのを思い出す。

はて、アジアの国々にこういう思想が根付くまでにあと何十年必要なのか
それとも、やってこないのかな?




なかなか社会の変化と人々の思いはなかなかかみ合わないようです。