ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

いままで、いろいろ、いろいろ異文化問題で頭の中で考えていたことを整理してここで書いていこうと思う。

マズ、はじめに、ここで異文化問題を簡単に取り上げるが、私自身最近異文化ってなんなんだろうと
実はあまり人が考えるより本当はあまり無いんじゃないかなと思い始めてきた。


最近 日本人論という本を読んだ。これがなかなかすばらしい本で、生涯、日本人類学を研究していた作者が80歳を超えたとき、今まで読んできた数々の本のなかから選りすぐり500冊、歴史的背景を
踏まえながら、日本人論を客観的に書いている。

これを読むと、いままで私が感じていた異文化問題よりも、日本人でもジェネレーションギャップのほうが大きいのでないか?と思わせた。そして明治以降、政府によって、教育によって日本人像が作られてきた!という私でもびっくりする内容も盛り込まれている。

小さいときに受ける教育って本当に身にしみているのね。子供時代は本当に大切だよ!って
痛切に思います。


それでは始まり始まり〜。


私がマズはじめに異文化と接触したと感じたのは、日本で外人ハウスと呼ばれるものに住んでいるときでした。
その時、の私の友達は、韓国人2人20才前後  スイス人宣教師35歳前後、オーストラリア人アーティスト23歳程度の人たち。


まず!スイス人宣教師。(彼は若者とはいえないが、ヨーロッパで35歳ぐらいはまだ若者の部類だ。)

が、強烈なキリスト教信者で、私に良くジーザスの話をしては自分で目に涙を
浮かべていました。(そんな人はヨーロッパでも会ったこと無い)
彼は本当に良い人だったんだけど、私にいつもキリスト教のことばかり話すのでうんざりした。

彼は23歳まで、バイセクシャルで彼氏などもいたそうだが、ゲイの友達が死んだのをきっかけに
キリスト教信者になり、結婚するまではやらないと40になる最近まで17年間ものあいだ
性交渉を止めていた。そして、反ホモセクシャルヘテロになった。極端だな〜。もちろんいろいろな経緯は
あるだろうけど、今まで会ったヨーロッパ人の中で彼ほど敬虔なクリスチャンはいない。
というか若い人ではそこまでストイックに生きている人はかなり珍しい。


彼の行動でヨーロッパ的だな〜と思わせるのは40を超えてようやく結婚しようかなという気になったというところ。
彼が38歳ぐらいのとき、10歳年下の28歳の中国人女性と2年ほど付き合い、ビザの件などで結婚話が浮上したが、それでも彼は結婚のプレッシャーに躊躇していた。
彼女は中国へ帰国、その後、見合いの相手と結婚した。


彼はその中国女性のことを未練たらたら〜。私も彼女に会ったけど小奇麗なかわいい素敵な人でした。

からしたらええ?お前もう38なのにまだ独身貴族でいたかったのかい?それで未練たらたらなんて
カッコ悪〜。と思いましたが、彼だけではなく
最近のヨーロッパ人は、恋人同士で子供がいて事実婚状態でも、結婚に踏み切らない
人が多い。
これは文化の違いかな〜。でも最近の傾向ですから、現在50代の人には考えられないそうです。



つづく

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