ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

外国に住む日本人の生活

ベルリンで皆さんどのように生活していっているのでしょうか?

こっちも読んでね
http://d.hatena.ne.jp/halloo/20080517

1 日本で稼いで貯金し、それを使う。

2 親から仕送りをもらう

3 自分が稼いで生活する。

4 奨学金をもらう。

5 主婦になる。

6 現地で子供を作って国から生活保護を受ける。


マズ皆さん1からはじめますね。それからシフトチェンジして行く
1だけの生活が一番長かった人は5年以上。全く働かずにです!
彼女は一番ユーロが安かった1ユーロ100円以下の時代に全財産をユーロに変えていたと言っていましたね。それにしても5年はすごいですね

海外生活が長い人でも、自分自身ピンで働いて全ての生活資金を稼ぐ人は意外に少ない。


圧倒的に多いのは1と3の組み合わせです。
2と3の組み合わせとても多いです。
4と何かの組み合わせはアーティストがメインです。
3と6の組み合わせのシングルマザーもいました。


以外とかなり少ない5、ベルリンだけでなく、私は今まで足掛け7年間ヨーロッパ15カ国行って、何故かお会いした方が2人しかおりません!
私は普通の主婦と知り合う事がほぼ皆無なので、これも極端な例かもしれませんね。
(駐在員にもあった事は無いし。だんなが生活保護を受けていて、それで2人で暮らしている人には会いました)
又友達の友達に一人いますが、おそらく私がヨーロッパで会ってお話を聞いた日本人推定200人ぐらい(今まで見た事最低1度あり、何をやっているか話をした人)の中でたったこれだけです。
後、ビザの為に結婚したカップルも2組合いましたが、夫婦というよりか、カップルっていう感じでしたかね。


日本では3以外で生活していると、やはりひとり立ちしていないと思われますね。


他から何かサポートを受けてしか生活できないと、長い目で見て大変です。それは日本でも海外でも同じですね。


数年滞在後、3、一つに絞りきれない人は皆、帰国の道をたどります。10年以上ここで生活して、本当に生活が窮々のときに親から仕送りをもらっている人もおりますが、精神的にはとても辛そうです。



特にベルリンは仕事がとても少なくて、天気が悪いと有名な所なので、帰る人たちはここに居る事自体が辛くなり、日本に帰りたいと自主的に思って帰る人がほとんどですので、あまり未練は無いみたいです。

イギリスから帰国の人は未練が有る人が多いですね。何故か。生活費がべらぼうに高いので、居たい居たく無いにかかわらずお金が無くなったら
本当にさっさと帰らなきゃいけないのでしょう。

他のヨーロッパ諸国はいろいろ皆さんなるべくお金を使わないように、なんとかやり繰りしながら滞在を伸ばしています。


海外移住本当にしたい方は、仕事探し又は仕事作りに最初から本格的に取り組まなければいけない。実はそんなものでもなく、もちろんそうに越した事はありませんが、数年ぷらぷら、お金がなくなっては日本に帰り出稼ぎをしながら、最終的にこの地で生活の糸口を見つける方もおります。

あせらず、じっくり型、多いですね〜。


でもその間に重要な事は現地語の習得を怠らない事。少しづづでもUPしていく事。
そして、自分がやりたいことはお金にならなくてもやり続けていく事です。


お金にならなくてもやり続けることで、人と出会えます。なにか仕事を見つける糸口になるかもしれません。

でもやはり怠慢になると坂道階段を下るスパイラルに入り込んでしまいますね。
海外であんた何してるの?と注意してくれる親も誰も居ません。自分が自分に対して怠慢になったらそのまま下るだけ。


日本に比べて生活費もろもろが安い国がほとんどですから、お金余り使わないから大丈夫と思ってだらだらしてしまうのも、坂道を下る原因かも知れません。



そう言えば、誰か映画監督のインタビューで、どうしたら映画監督に成れますか?と質問したところ、
その監督は 「寝ない事」といっていました(笑)寝る暇も惜しむほど働けと。



海外移住では、「怠慢にならない事」ですかね。(定年退職者を除き)
そして本物の情報はネットでは見つからない事(語学学校、日本食レストランの従業員応募を除き)
自分で人と繋がり、行動し、足で探してから本当の必要な情報は得られます。




ベルリンでの自分の稼ぎだけで生活が出来ている人の職業の紹介。
(私の知る範囲のみ、仕事をしていないと人ばかり会う説有り)



建築家        男1人 (在独10年ほど)
バイヤー       男女 各1人 (在独3年〜8年ほど)
旅行会社勤務     女1人 (在独5年ほど)
レストランの店員、  男女数十名(アーティスト含む 在独数ヶ月〜10年ほど )
すし職人       男2人(?)
ブランドショップ店員 男女 各1人 (在独2年〜8年ほど)
ドイツ会社事務員   女1人(在独7年ほど)
ウェブ製作会社勤務  女1人 (在独3年ほど)
囲碁の先生      男1人(在独7年ほど)
レストラン経営者   男女 各3人づつ (在独3年〜ウン十年)
ショップ経営者    男女 各1人(?)
大使館勤務      男1人(?) 
ライター       女1人(在独5年ほど)
デザイナー      男1人(在独10年ほど)
美容師        女2人(?)

私が実際、最低一度はお会いし、話した事のあるベルリンに住む推定日本人150名前後のうち
(150名というのも余り多いとはデータを取るのには多い数とはいえませんが。。)
これだけです。少ないですね〜。私はもともと会社員などあう機会が無い。



特筆すべき点は大体仕事で生計と立てている男女の数が半々という事。




各人のいきさつ

建築家
35歳前後(男)日本で建築事務所で働いた後、渡独。ひょんなことから設計事務所の人と飲み屋で話が盛り上がり、その事務所のインターン無給からはじめ正社員の座を取る。


バイヤー 
37歳前後(男)もともと日本で外資系の社員。長期旅行後ベルリン在を決め、日本とドイツを往復しながら、日本にある大型インポートショップにコネクションを開拓。     


ブランドショップ店員 
25歳、35歳前後 口コミで獲得


ドイツ会社事務員  
42歳前後(女) 35歳で会社をやめ日本を離れる。現在大学生、通訳の卵をしながら、口コミで仕事獲得。



囲碁の先生     
28歳 (男)全くの一人から生徒を自分で獲得していった。自宅で教える自営業。彼自身画家でもある。


レストラン経営 
最年少28歳、(女)ドイツ人の彼氏と共同経営、ベルリンに来てすぐにお店探しを始める。



ショップ経営  
40歳前後(男)日本では名が知れたデザイナー&イラストレーターだったらしい。ベルリンに店を作るために渡独



ライター    
38歳前後(女) 日本でもともと雑誌編集者であった。渡独後、日本の雑誌社からの依頼が中心。