ヨーロッパ〜日本往復日記

2001年から2003年まで二年の世界放浪の旅へ、それからどんどん価値観が変化していく様子をブログに書いています。

男女問題って自分の国でも大変なのに、外国だとマジ大変過ぎ!

日本に帰ってきて、ベルリン生活を真に振り返る事が出来る。




ベルリンの冬は本当に辛かった。辛い事が何倍になって感じる気がするベルリンの冬・・・。
太陽があまり照らない長〜いベルリンの冬・・・。

気候が違うって体にもかなりのストレスで、しょっちゅう体調壊していたしな。


あたしは今日本、なんでベルリンであんなに辛い気持ちになったのか本当に不思議である。多分あれは暗くて長い冬の所為だけではない。もちろん、恋愛で問題が起こったのも関係していると思うがそれだけではない。
仕事もあまりやる気が起きず、本当に辛かった。


ベルリンには結構辛い気持ちで暮らしている女性が結構いますよ。本当に。

いや女性だけではない、そしてベルリンだけではない、海外に一人で住む人たち、全て同じような共有できる辛い思いをしているのではないか。

浮き沈みの幅が広い気がするし、沈んだときは結構外国ではしんどい。

そして、そのつらくなったときどうすれば良いか、辛くならないように 事前に出来る事は無いかと。
これは自分に言い聞かせる為にも書いています☆



日本人の私たちが日本に居ると、支えてくれるもの。言葉は悪いが依存させてくれるものが多い。
役所に行ったら丁寧に知りたい事教えてくれるし、就職したいと思ったら斡旋してくれるところもある。

もちろん自分が日本人であるから、日本という国に支えられている。



家族に、友達に、支えられ、そして会社に、学校に、地域に
大して信仰心は無いが、たまたたまに行く神社やお寺にお参りに行くだけでも、
なにか大きな力で支えられている気がする。

いたるところに、心の支えになってくれるものがある。それが、自分の生まれ、育ってきた場所だ。

いやいや俺は完全に自立しているなんて思っていますか?

人はもともと人に支えられ、相互に依存しながら 生活をしている。
誰一人として、一人では生きていない。絶対に。

日本に居ると自然とその依存の先がかなり広範囲に分配される。だから、一つ一つに頼り過ぎないので、
依存的では無いと見える。自立的に見える。

専業主婦で、その依存先が、家庭内だけに活動の場が集中している人は、依存的で辛い思いをしているかも知れない




では、海外ではどうだろう。


日本よりはるかに少ないのはあきらか。

支えてくれる地域だって、国だって、家族だっていない。

元気なときは良い。その支えてくれる、事が少なくても進んでいける。
が、何か悪い事が起こったときはどうだろう。

一気に辛く感じる。それも、日本にいる時よりも倍以上につらく感じる場合も多くある。


それはやっぱり、なにか全体的に自分が支えられていないからかも知れない。
自分が自分一人の力だけで支えるにも限界があると言う事だ。



友達がいっぱいいるから、大丈夫か。というのも何か違う気がする。たとえばそれが同じ日本人ばかりのときは・・。


人間は大地に、その土地に支えられる事も必要だと思う。



地域に根ざした活動をすると、その地域の人を支え、支えあう。
なにか習い事をすると、その習い事のグループにも所属することができる。
バイト先をみつけ、そこで友人を作ることだって良い。
学校だって良い。
庭を作って、家庭菜園だってよいと思う。もういろんな事がある。


日本では一匹狼のふりして生きても問題ないが、海外ではそれは止めた方が良い。




できるだけ広範囲に相互に依存し、助け合い、もちつもたれつを実行できる場所を分散させる。

そうすると、おのずと活動範囲が広がり、人との交流も広がる。特にその国の人やその地域の人と交流するのは
大切です。


根を下ろす。地に足が着く。やっぱりマインドと土地の繋がりは言葉にも現れている。



いろいろ分析はしたが、ただ単に日本に住んでいた頃よりも活動を意識的に地域に根ざすこと。